傘の修理


傘の修理。
骨が二段階に折れ曲がっている。

第一段階の骨を折りは三女で、骨の折れた傘に無理をして第二段階の骨を折ってとどめを刺した長女が持ち帰った。

あまりにも折れている個所が多いので補強材で補修してはみすぼらしくなってしまう。
幸い折損している骨はないので、一本ずつ丹念に形状を元に戻すことで折れを治す。

板金に使う「ツカミ」という道具で折れや曲がりを修正した。
強風に耐える強度はないが、日常使いには十分だろう。

直すときに立ち合わせると大事に使うようになるのだが、壊した当人は親が直している間には友達と美味しいものを食べに出かけているのが現実です。



修理した傘は、やっぱり強度不足でした。
少し負荷をかけると再び折れ曲がってしまう。

本格的に修理しなおしました。
壊れた傘のストックから一回り太い骨の傘を探しだし、短く切って補強材に使います。

支点で強く曲げがかかるところは補強材をステンレスワイヤーで巻き付けて瞬間接着剤でズレ防止。
その他の折れ個所は瞬間接着剤で補強材を張りつける。

傘を差した状態だと下から見上げるので補強材はほとんど見えない。
満足できる仕上がりになりました。