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こまきのブログです。

9月23日の「渡辺貞夫 Nightly Yours」

渡辺貞夫さんのラジオ番組「Nightly Yours」、
先日9月23日の放送は
『初秋に聴く歌ものジャズ〜インスト編』という内容でした。


貞夫さんセレクトによるジャズ・スタンダード・ナンバー・・・
今回はインストゥルメンタル・ジャズの名曲がオンエアされました。


番組中での貞夫さんのお話が興味深いものが多かったので、
そのお話を中心にレポしていきたいと思います。

貞夫さん、上原ひろみさんを誉める!

番組冒頭では、貞夫さんがご自分の近況についてトーク
先日出演された、「東京JAZZ2006」についてお話されていました。
その中で、ピアニスト上原ひろみさんの話題が出ました。


「東京JAZZでの、上原ひろみさんという26歳の若い女性ピアニスト・・・
彼女のピアノには本当に感銘を受けました。
素晴らしいプレイヤーが日本からも出てきたな、ということで。
チック・コリアとデュオをやったのですが非常に濃密な演奏を聴かせてくれました。」


と語った貞夫さん。
このお話を聞いて、「私も上原ひろみさん、大好きなんですよぉ〜!!」と、
とっても嬉しくなった私。


・・・といっても、彼女のアルバム一枚しか持ってないし、
生のライブはまだ一度も見た事がないんですけど(^^;


Another Mind

Another Mind

数年前(二年前ぐらいだったかなぁ?)に
何かの熱病にかかったように聴き込んだこのアルバム。かっこいいですよー。
マリンバの先生にオススメしたら先生も気に入って、
ふたりで「かっこいいよね〜!!」って盛り上がりました。
いつかブログでこのアルバムの紹介書けたらいいんですけど。


アグレッシブで、革新的で、非常にテクニカル。
それと同時に、絹のような繊細なタッチも併せ持つピアノです。


一度上原ひろみさんのライブに行ってみたいんですけどねー。
彼女が関西でライブをするのは毎年たいてい12月。
そして12月というと、だいたい私的にはライブラッシュな時期なので、
「そこまで回り切らないよ〜(泣)」って感じで、いつも行けないのです。
でもいつか上原ひろみさんのピアノ、生で聴いてみたいなあ。
強いはっきりとした意志を持った彼女のピアノが、私はとても好きです。

「秋には歌が聴きたくなる」心理について

以下貞夫さんのトークです。


「“秋には歌が聴きたくなる”と番組冒頭で言いましたが、
これには多少根拠がありまして、
心理学では、季節と人の心理の関係というのが調べられていまして、
夏が過ぎて、太陽の光がだんだん弱くなって、気温が下がってくると、
それまでの陽気で活動的で開放的な気分が遠のいて、落ち着いて、
ちょっとさびしい気分になってくるというか、落ち着いてくるわけですね。
そして、郷愁やリリシズムを求めたりする傾向が強くなる、という事です。
これは気温が人のホルモンに働きかけて、感情を揺さぶる結果・・・
という事なんですかね。


そんなわけで、秋にはアグレッシブなジャズより
叙情的な歌ものが好まれる、というわけです。
これは別に心理学でなくても、僕たちは四季を日本は感じて、
季節感として秋を感じているわけで、
その中で、こんな気分というのは納得できることですよね。」



この貞夫さんお話を聞いて、心理学的な説明に関しても
うんうんわかるなあ、と納得だし・・・そして貞夫さんがおっしゃるように、
「心理学で分析されなくても」、これらの事って私たちは無意識のうちに感じて、
以前から理解していたような気がしますよね。


秋っていうのは、「何かが新しく始まる」季節というよりは・・・
「夏というひとつの大きな意味のある季節が終わった」事を
じっくりと実感していく季節なのかな。


風や空や気温や虫たちの声、あるいはそれぞれの人の中にある想い・・・
そういうものひとつひとつが、
私たちの感情に、静かに深く「揺さぶりをかける」・・・
秋はそういう時期なのかもしれませんね。

ラジオでの貞夫さんの語り口調が好き

私、ラジオでの貞夫さんの語り口調が好きなんです。
貞夫さんのお話に、じっと耳を傾けているのが好き。
ラジオでの貞夫さんのお話を聞いていると、
大好きなおじいちゃんの、昔話をそばで聞いているときみたいな気持ちになります。


・・・あれ?これって、失礼な表現ですかね?(汗)だったらごめんなさい。
でも大好きな貞夫さんへ、親愛の情をこめてこの表現で。



貞夫さんのお話を聞いていると、
何かの楽器のあたたかい演奏を聴いているときのような、
穏やかで落ち着いた気持ちになります。


村上春樹さんの短篇小説「品川猿」の中に、
「そこには(その声の中には)ある種の音楽性を聴き取ることさえできた」
という一文があって、私はその文章がとても好きなんですけど、
貞夫さんの声の中にも「音楽性」があるような気がするなぁ。


ちなみに梶原さんの声の中にもあるような気がします、音楽性。
・・・何を言ってるんでしょうかね私は(^^;
話がそれてますよ。

ピアニスト捜索中!

9月23日の「Nightly Yours」の後半で、
ある女性ピアニストの演奏がオンエアされました。
・・・が、この女性ピアニストの名前がわからないんです。
私、その名前をとっても知りたいんです〜。


貞夫さんが
「しばらく前にこの番組で紹介したんですが、
非常にチャーミングなピアノを弾く女性ピアニストです。」
と言って紹介したピアニストなんですけど・・・。
この時に放送された、彼女の演奏する
「イージー・トゥー・ラブ」のピアノが素敵で素敵で。


みずみずしく、チャーミングに微笑んでいるような、
甘酸っぱい雰囲気のピアノです。
野いちごの味わいのような、そんなピアノ。


番組を録音していたMDで、ここ数日、
彼女のピアノを何かに取りつかれたように
何度も何度も繰り返して聴いていました。


で、「彼女のCDが欲しい!」と思ったわけなんですが。
貞夫さんは番組の中でこの女性ピアニストの名前を
「ビージー・アリエル」と言っているように聞こえるんですが、
ネットでこの名前で検索しても全然ヒットしません。
私の聞き違いなのかなぁ。
「Nightly Yours」のホームページにも載ってないし。。


どなたかこの女性ピアニストの名前がわかる方はいらっしゃいませんでしょうか。
9月23日放送の「Nightly Yours」の後半のコーナーで、
スタン・ゲッツの次に演奏がオンエアされた女性ピアニストです。


もしご存じの方がいらしたら、教えていただけると嬉しいです。
かなり真剣に探してます〜。
彼女の演奏をCDでじっくり味わってみたいです。

次回の「渡辺貞夫 Nightly Yours」

次回、9月30日放送予定の「Nightly Yours」は、
「初秋に聞く歌ものジャズ〜ボーカル編」です。


「貞夫さんセレクトによるジャズ・スタンダード・ナンバー集。
9月30日はボーカル・ジャズの名曲をお届けします。」
との事です。


貞夫さんのゆったりしたお話と、素敵なジャズの名曲。
ご興味のある方は、ぜひ聴いてみてくださいね。


なお、このラジオ番組「Nightly Yours」の放送日、放送時間は
地域によって異なりますので、ホームページでご確認ください。



渡辺貞夫「Nightly Yours」ホームページ
http://www2.jfn.co.jp/sadao/


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明日から「渡辺貞夫グループ@東京STB」6Daysスタート!

明日から、渡辺貞夫グループの東京STB公演、6Daysがスタートします!


【出演メンバー】
渡辺貞夫(sax)
小野塚晃(pf/key)
梶原順(g)
松原秀樹(b)
石川雅春(ds)
ンジャセ・ニャン(per)
ゲスト:サラ・タヴァレス(vo)


☆東京STBホームページ
http://stb139.co.jp/139/index.html



公演のタイトルは「A NIGHT with SADAO」。
何やら大人な雰囲気のライブになるのかなぁ。いいなあ、いいなぁ。


・・・衣裳はスーツかなぁ。(私の興味はそれしかないのか/爆)



ライブに行かれる皆さん、
「秋の渡辺貞夫グループ」を満喫してきてくださいね!
梶原さん、体調に気をつけて、連続六日公演がんばってくださーい。



渡辺貞夫オフィシャルサイト
http://www.sadao.com/


梶原順オフィシャルサイト
http://www.4creator.com/JunKajiwara/