It Will Be Fine!

こまきのブログです。

近くを見つめて、遠くを見つめて

私は基本的には歩くときには、
自分のすぐ目の前を見ながら歩くようにしています。
あんまり遠くを見つめながら歩くと、
(特に長い坂道を上っているような時には)
「目的地はまだまだ先だなぁ。まだ歩く距離はあんなにあるのか〜。」
と思ってうんざりしてしまうので。


目の前の道と景色を見つめながら、黙々と歩く事に集中します。
「とにかく今自分の目の前にある課題を」ひとつひとつこなしていく事に集中します。


そうやって、基本的には目の前を、
自分の近くを見ながら歩いているのですが・・・


でも歩きながら時々は遠くを、
自分が「あそこまで歩くんだ」と目標にしている地点を、
ちらっと見るようにしています。


そうしないと自分がどこに向かおうとしているのかがわからなくなっちゃうから。
そして「自分が目標としている地点までの、ここまでのぶんを歩いたぞ」と
確認するのも大事な事のような気がするから。



そうやって、近くを見ながら、遠くを見ながら、
てくてくと歩いていきます。


バランスはいつだって大事で。


なんだか人生みたいだなぁ、と思います。

こころの展望台

ウォーキングコースの折り返し地点の目印にしているのが、
長い上り坂の中腹にある歩道橋です。


この歩道橋までたどり着くと、私はその上にのぼって、
街の景色を見渡してみます。




六本木ヒルズの展望台から見た景色に比べたら、
この歩道橋から見える景色は本当になんて事のない、
ぱっとしない平凡な景色だなぁと思います。


でも私はこの歩道橋から街を見渡すときに・・・
六本木ヒルズの展望台から東京の街を見渡した時の気持ちを、
思い出すようにしています。


エレベーターで地上52階まで上がった時のあの感覚を思い返してみます。
そしてヒルズの展望台から東京の街を見渡して、
自分の人生を見渡したような気持ちになったあの時の心境を、思い出してみます。
自分の気持ちを、記憶を、想像力を、総動員して。


次にヒルズの展望台に行くのは、自分のある目標が達成できた時だと決めています。
あの場所は、自分にとって「節目だ」と思える時に訪れる場所だから・・・。


それまでは、この歩道橋の上から自分の街を見渡して、
ヒルズの展望台から東京の街を見渡した
あのときの気持ちを思い出していようと思います。


自分の中でキープしていようと思います。
自分を励ますために、勇気づけるために。
自分を見失わないために。


何気ない街の何気ない歩道橋から、心だけは高い高い場所に立って。


そう、たぶん自分の、こころの展望台みたいな場所に立って。