2012/02/04
■[仕事]南極100号、それは木の洞
文書を整理していたら、2011年8月12日の「レイザーラモンRGがアイドルにひたすらネタを見せるライブ(秋葉原HDXシアター)」の書きかけのメモが残っていたので、結びだけ変えて今頃更新してみる。確か書きながら「震災後に俺は何を見てるんだろう? 何を書いてるんだろう?」と自分に嫌悪して投げ出してしまったやつだ。あれから半年経って、私は震災もろもろのことを忘れているのだろうか。
でも2011年4月6日にルミネで見た「主(あるじ)〜RGが思いついたコーナーをやらされるイベント〜」は、いまだに「震災後に俺は何を見てるんだろう? 何を書いてるんだろう?」の思いが拭えなくて、メモを更新する気にならないのがすごい。検索したらナタリーにはこのライブの細かいレポが載ってるみたいで、これもすごいですね! そういえば「Quick Japan」が100号記念で「ナタリー」とコラボするらしくて、人気深夜バラエティ番組の座談会原稿まとめました(まだ更新されてない)。100号おめでとうございます。私は今実家で川勝正幸『ポップ中毒者の手記(約10年分)』を読んでます。「QJ」関係ないけども。
2012/02/02
■[仕事]上からマリコ。揺りかごから墓場までアリコ
今出ている『プレジデント』で松江哲明監督の新刊インタビュー記事を書いて、『ケータイよしもと』でエリートヤンキーのロングインタビューしてます。『プレジデント』は短い文字量の中にいろんな要素を詰め込んで、ライターらしい仕事ができたと自負しているのでよろしければどうぞ。
ところで先日『DOCUMENTARY of AKB48』を見に映画館へ行ったら、ものの5分で落涙。涙が止まる気配がなくて焦ったので、山本彩の胸のふくらみを凝視して強引に止めた。震災とリンクさせすぎという批判も当然あるだろうけれど、私は断固支持したい。というか絶対支持する(ライブやってた陸前高田の中学校、俺も足湯の手伝いに行ったよ!)。私の斜め後に座っていた脂多め・味濃いめのとんこつ醤油系ファンは、冒頭ですすり泣き、その後の総選挙でむせび泣き、挙句の果てに指原と北原がちょけてエキストラごっこするシーンで嗚咽していた。なんでもいいんじゃねーか。でも、なんでもいいんだ。
2012/01/21
■[語らず、笑え]サタデーナイトネタライブ(5upよしもと)
仕事で大阪へ行ったついでに、強引に劇場へ立ち寄る。昨年末の『オールザッツ漫才』も未見のまま(私の知らない間にアイロンヘッドがブレイクしていないか不安だ)、一年ぶりに覗いた若手発・中堅着のライブは充実の一言で、どういうわけか特に若手は昭和テイスト満載だった。
中張又張はピンクレディーの「透明人間」に合わせて踊り、矢野号は「猪木に辛く、馬場に甘い力道山」を何の迷いもなく演じ、シンクロックのツッコミの女の子は70年代の学生運動の闘士のような雰囲気を発散させ(平成生まれらしい)、ポラロイドマガジンのラップは「和歌?」と言いたくなるほど古色蒼然としたフロウで、挙句の果て、ピン芸人・堀川絵美は「昭和な声楽の教師」というそのもののネタをやっていた。どこへ向かってるんだろう大阪の若手は。定期的に足を運ばなければ。
さてこの日一番の問題作がウーマンラッシュアワー。中川パラダイスがブリブリ病にかかるという漫才で、10分弱のネタ中、中川は延々と「ブリブリブリブリ」と唸っているだけ。私が今まで見たウーマンラッシュアワーの中でダントツに面白かったのだが、客席は週明けに降る雪を先取りしたかのように深々と音を吸収していた。どこへ向かっているのだろうウーマンラッシュアワーは。私は東京に帰ったら、「たまたま見た若手でな、名前も何も知らなかったねん、でも、あ、これ俺だったらM-1の決勝に行かすな、と思ったわ。そのコンビ、ウーマンラッシュアワー言うんやけどな」と紳助口調で語ろうと思った。その数時間後には緊急記者会見を開いて頭を下げよう。
2012/01/12
■[語らず、笑え]グランジvsラバーガール(ヨシモト∞ホール)
「グランジvs○○」とは、見た目のいかつさから東京吉本の武闘派、もしくは若手芸人界の黒社会という印象の強いグランジが、他事務所のコント芸人たちに次々と因縁を仕掛けることなく意外に柔らかい物腰で迎え入れ、結果、ツイッターでフォローしあう程度の絆を作るソーシャルネットワークバーサスなライブである。
この日のゲストはラバーガール。面白いコントやトークがいろいろあって、最後、集団コントでみんなが死んで大団円を迎えていた。確かマンガの夢オチは条例で規制されているはずだが、集団コントの全員死亡オチもそろそろ法律で縛るべきだろう。イリーガル芸人のグランジ・大が従うかどうかはともかくとして。
2012/01/11
■[語らず、笑え]Get King Live(ヨシモト∞ホール)
∞ホールの前を通ると、1000円弱の当日券で30分しか見れなかった若手のショーケースライブが1200円で1時間半に。200円弁当ですらクーポンで買い叩くクールな私はさっそく入ってみる。
ライブは20組の若手が続々ネタをかます構成で、それだけでシアターDで若い女子と肩を寄せ合うのは忍びない、でも東京吉本下流芸人の動向には目を走らせておきたいというおが屑人間は満足だったが、さらに胸を満たしてくれたのがギンナナ金成。エンディングでMCでもなんでもなく集団の後に立っているだけなのに、一瞬のスキを突いては前に出られない超若手の肩を押し、犬死必至の前線に送り込むのである。しかもそれが水面(ボケ担当が2丁目時代のジュニアの殺伐さをチルドで20年保存していた雰囲気)、らいのせらす(ボケ担当がゲーマーに汚しを入れた佇まい)、ジェリービーンズコレクション(男女コンビで、容疑者と長年匿っていた女性が出頭した時を髣髴とさせるテンション)など、負のオーラをピキピキ放つ顔ぶればかりだからたまらない。
それにしても金成の場のコントロール能力、みんなが生楽器でセッションしてるところに見たこともないデカいアンプを持ってきてベースをブンブン鳴らすような出力の違いを感じた。と言えばカッコいいが、超若手ラブの女子高生からすれば、「あんた芸歴15年でどこの舞台に立ってるのよ!?」という不合理を感じているに違いない。そんな金成の芸人さばきを眺める相方のキクチは、ヘラヘラ笑っていた。とても幸せそうに。
鈴木工。日本美女選別家協会入会(#023)を機にライターに。座右の銘は「コテで巻く日は緑のケープ」
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