変わったかたちの発売

まさかこの時期に出るとは思いもしなかった、キンキさんシングル!キンキコンが終わってすぐにソロ期間突入という今、これを出してくれたのは本当に嬉しいです。Kコンでの歌を思い返しながら聴くと、いっそう胸に迫りまする。


それにしても、おそらくプロモーション的なことはあまりなさそうだなとは思ってましたが、ホンマに何もないのね(笑)。いや不満とは思ってないですけど(この時期に出してくれたってだけで十分嬉しいし)、事前収録のコメントとか雑誌取材とかすらないってのが、単に時間がなかったってだけじゃないのかなとちょっと思ったり。
で、作詞作曲陣を見てみたところ、秋元さん以外もほぼお馴染みの人のお名前ばかりなんですよね。輪郭の作曲の方はスワンソングのみですけど。ということは、このシングルはもしかするとKアルの続きというか、Kアルに入れられなかった曲たちという括りなのかなあと。
Kアルには入れられない、でもお蔵入りにはしたくない。次のアルバムに回すという手もあるけど次は次で違うコンセプトにしたい。じゃあまとめてシングルとして出そう。…みたいな流れを想像してみたり。もしくは、変わったかたちの石をシングル用にとっておいたことで、合わせてKアルの流れを汲んだ形でカップリング曲を新たに依頼したのか。
勿論そんなことは全くの推測に過ぎないんですけど(笑)、そんな感じでのシングルリリースなのだとしたら、何もプロモーションがないというのは敢えてのことなのかなという気も。どうせ時間がなくてプロモーションできないなら楽曲の良さのみで勝負、とか。まあ分かりませんけどね(笑)。


曲については、シングルのタイトル曲として出すならやはり変わったかたちの石だなと思うけど、キンキファンとしてキンキさんらしさがとても出ているなと思うのはユキムシかなー。
変わったかたちの石、は初めてどヤで聴いた時に、Kアルに寄せた秋元さんのエレベーターの少年ってコメントを思い出しましたけども。先日の上映会で流れたコメントで、やはりそこを強調されてたみたいですね(笑)。んでそんなふたりをイメージした詞ということで改めて読んでみて、勿論これは普遍的な内容なのでふたりのことだけを限定して書かれてる訳ではないですけども、ふたりオタクとしてはついそこ限定で掘り下げてしまう訳で(笑)。変わったかたちの石、というのはふたりのそれぞれの心のうちにあるものですけども、その石に当たるものはお互いの存在だったりもするのかなと。「いびつでいいよと力をくれた」り、変わってしまうことが不安で「変わらぬもの近くに置いて生きて来た」り、お互いにとってそういう存在なんじゃないかなーと、そんなことを考えてしまうのでした。
PVはキンキさんがスタジオ撮りのほぼ立ちんぼでしかも全編に出てないってことでがっかりされてる人も多いようですが、私はこれはこれで好きだなーと思いました。ストーリーとか撮り方はありきたりっちゃありきたりですけど、詞に描かれていることをそのまま表現するならこういうのになるよね、と。で、この詞をストレートに映像化する場合、キンキさんて向かないなあと思うんですよね(笑)。どっちかひとり、つうかつよしさんだけならそうでもないですけど、つよしさんとこーちゃんふたり揃うと一瞬で浮世離れしてしまう。特にこーちゃんの浮世離れ感はハンパない(笑)。加えてキンキさんのスケジュールがあまり取れない、てことでああいう形に落ち着いたってのもあるだろうなと思ったり。
ほんでこれは私だけの感じ方かもですけど、セットの奥からふたりが歩いてくるカット、あれだけでものすごいテンション上がっちゃったんですよね(笑)。あそことこーちゃんが青年に石を手渡すシーン、なんかもうそれだけですごい存在感があると思って、割と満足しちゃいまして。妖精さん…!と思って萌えたってのもありますが(笑)。ふたりだけでこの曲のPV作るとすると、立ちんぼ+イメージ画像とかCGとかでもっとつまんないのになりそうな気がするので、これはこれでいいんじゃないかなーと思ったです。モチーフを使ったっていうフェデリコ作品も観たくなりました。
ちなみにTimeは曲調から未来的というかSFチックな雰囲気があるので、だからキンキさんでストーリーを作るにしてもああいうハマるものが作れたってのが大きいだろうなと。つうか今までのPVでも、素敵!と思うものはそういう非現実的なものが多い気が(笑)。もしくはふたりできゃっきゃしてるか(笑)。キンキさんって色々イメージとか掻き立てられるひとたちなんですけど、実際に今のふたりでドラマや映画って考えると結構難しいよなと。存在がなんか二次元的なのよねー(笑)。

ナミダ空に輝く、とユキムシ。この2曲は詞の内容と歌割りが非常によろしくて、ついふたりに重ねて考えてしまうんですが(笑)。特にユキムシは、ふたりそれぞれの歌うパートがそれぞれにすごい合ってて、ぐっときてしまいますな。「ゆっくりと立ち上がり〜そっと泣いた」のくだりや「いつも 君を〜待ち続ける」のくだりが、もうなんつーか色々と思い出したりなんだりで、ふおお…!てなりました(笑)。曲も美しくて、これ歌うのを生で聴きたい!と思います…。周水さん(cannaさん)もキンキさんの歌声とすごく相性のいい作家さんですよねホント。

輪郭…曲は好きなんですけど(笑)。曲は(笑)。詞は…いいなと思う部分もありますが、やっぱりこう、全体的にどーにもこーにも苦手な…。雪白の月と同じ匂いを感じるなー、好きな部分もちょこっとあるけどそこ以外は…ていう(苦笑)。いやこれ以上は言うまい…。…曲は好きです!(笑)


と、シングル聴いての感想をざっくり書きましたが。最初に書いたようにKアルの流れだなーと思ったので、Kコンにこれらの曲を組み込んでのKコン追加公演的なツアーがあればいいな!…と思ったんですが、KコンDVD&ぶるれいが夏に出るって決まってるならそれはないかなー。