Hatena::ブログ(Diary)

恍惚都市

 

2017-08-24

コトヤマ『だがしかし』8巻

どこかへ行っていた登場人物が戻って来て、少しずつ登場人物同士の関係が変わっていく。同じ関係のまま、変わらず、戯れ続けるというのは、マンネリと戦い続けることでもあるし、難しいことである。

描かれている絵の線がとても美しく、繊細で、女の子は漏れなくかわいく描かれ、再読に耐える。うすた京介の影響を感じるのは、好ましい点である。それぞれの登場人物が本当のところは何を考えてるのか、どうあるべきか、はっきり描ているようで、しかし、その場その場で登場人物の感情を尊重して、はっきりと描かれないところも好感が持てる。本当はどう考えるべきなのか、わかっているからこそ、そこをはっきり書かないところが好ましく、それが『だがしかし』の新刊を楽しみにするひとつの理由になっている。登場人物が愛されていることが、描線から感じられる。

2017-08-23

羽生善治,NHKスペシャル取材班『人工知能の核心』

テレビ番組を新書にしたもの。羽生先生がここに書かれてある視点で人工知能について考えていたというのは、実に腑に落ちることではあるけれども、できすぎではないかと言う羨望もまたすぐに出てくる。あまり棋士の先生の手になるとされる書籍は読んだことがない。それは、できすぎていることが明白であるからだ。ただし、先崎先生の本については、近いうちに読まなければならないと考えている。先崎先生は、今年度末まで、休場予定とのことで、とても心配であるので、早く病気などを治して、元気な姿を見せていただきたいと考える。

2017-08-22

松本渚『将棋めし』2巻

主人公の可愛さで、購読におけるかなりのモチベーションを得ていると言う説は立証されていると言っても過言では無い。女流棋士ならぬ女性棋士と言う想像以上の重みのあるキャラクター性を持った峠なゆたは、その天真爛漫な性格により、フィクションとして、その重みを難なく受け止めることができているように見える。

相原コージ竹熊健太郎サルまん2.0』

購入せずにはいられない本であった。読み進めるのが本当に辛いと言う事前の予想がそこまで的中しなかった事はうれしかった。ギャグマンガとしても、あるあるマンガとしても、強度があったように思えた。時間の経過という言葉のシリアスさ、残酷さを知る一冊となった。嘘から出た真と言わざるを得ないような経緯で刊行されたというそのことの嘘臭さがとても不思議だった。

2017-08-21

佐藤秀彦『蒸気波要点ガイド』

Vaporwaveを解説した200部限定のzine。凝った装丁、bonus track付き。

2017-08-16

[]@鈴本演芸場

 
恍惚都市 菰川 @makikawa