初心者用プログラミング言語話を傍目に思う、『憧れ』が『好き』となり習熟していく過程について

ちょと前、id:amachangが『最もタメになる「初心者用言語」は JavaScript。 - IT戦記』という事をデブサミで話された。個人的にはプログラミング初心者には、言語の話がどーたらこーたらっていうことよりも、一つのものを一から作って完成させてみる経験の方が大切じゃないんだろうかと思う。
プログラミング言語って書いてみて動かしてみると、「オォ」感動できるから楽しくなって、どんどん好きになり、習熟していくと思うんだ。けれども、それってJavaScriptじゃないとできないかととわれればそうではなさそう。いきなり「ためになる」というスケベ心でプログラミング処女を捧げるのは危険な綱渡りに思うんだ。憧れの強い人だったら、Webを使って自分で情報を探したり、はてなに質問したりして、自分の欲しいシステムを作るためにインストールなんかえいやでやっているでしょう。で、自分の作ったものが動く過程を楽しみ、好きになっていくという。
JavaScriptは良い言語だし、ためになることは確かなんだ。けれども、自分が作りたいものがWeb1.0時代の掲示板で良いのであれば、PHPを使ったWebアプリもありだ。掲示板を作りたいと思っているのに、JavaScriptでalertを使って何かをごにょごにょするのは、好きになれずに直ぐに飽きると思うんだ。
プログラミングを学びたい人はプログラムを作ることを学ぶ事自体が目的ではない。プログラミング言語を使って、何かを作ることが目的のはず。最初に作りたい「もの」にフォーカスを当てずに「ためになる」言語で選ぶのはどうなんでしょうね。