東北の漁船が北海道に漂着

約3ヶ月たって漁船が漂着したそうです。

釧路、浜中の両町の海岸で6日、東日本大震災津波に巻き込まれた宮城県岩手県の小型漁船2隻が見つかったと、地元漁協などに相次いで通報があった。太平洋を約3か月漂流していたとみられ、地元漁協と釧路海上保安部などで、船の所有者の確認を進めている。

 釧路町で見つかったのは宮城県気仙沼市の小型漁船「友勝丸」(長さ約5メートル)。同町仙鳳趾(せんぽうし)村賤夫向(せきねっぷ)の砂浜に漂着しているのを、コンブ漁に来た人が5日朝に発見、6日に同町の昆布森漁協に通報した。釧路海保が登録番号などを同県に問い合わせ、気仙沼市で係留中に津波で流された船とわかった。船底に亀裂があり、同漁協は近くの老者舞(おしゃまっぷ)漁港に陸揚げした。

 一方、浜中町で見つかったのは岩手県の小型漁船「おりかさ(織笠)」(長さ約10メートル)で、奔幌戸(ぽんぽろと)漁港近くの砂浜に漂着。コンブ漁に来ていた人が5日朝に発見、同港に係留し、浜中漁協に連絡した。釧路総合振興局で、同県に所有者などを照会中という。

(2011年6月7日 読売新聞)