思想についての思想
先日久方ぶりに訪れた最寄りのブに、忘れてはいけないものがあったような気がして、夜勤明けにわざわざ遠回りして再訪。
忘れてはいけないもの、まずは MUTE BEAT の 「MARCH」であった。これで、いまCDで手に入れられるものはそろったのではあるまいか。スリーブに載っていた12inchのアナログなんてのは、もはや私なぞの手の届く盤ではとてもないだろう。それでも、未曾有の震災直後、ネットライブでこだまさんのトランペットの音に涙した者として、感慨はひとしおである。
他、NUJABESトリビュートの、
「MODAL SOUL CLASSICS Ⅱ」
KEB’MOの、これがOkehからの1st?
橋下徹選曲のブラジル音楽盤
など。
…バタヤンが安くなっていたな。1,000円切ったのではいよいよ買い時かな。
加えて以下の書物。
「美学への招待」佐々木健一
「文明は〈見えない世界〉がつくる」松井孝典
「科学の目 科学のこころ」長谷川眞理子
「〈宗教化〉する現代思想」仲正昌樹
「今こそアーレントを読み直す」仲正昌樹
偶然だが(あるいは元の持ち主の志向によるものか)どれも「メタ思想」といった趣になった。
読書メモ:『喪失と獲得』ニコラス・ハンフリー
フレーゲ「痛み、気分、願望が、それぞれ独立に、担い手なしに、世界をうろつきまわっている」と考えるのは馬鹿げている。「体験は体験者なしには不可能である。精神世界は、それが彼の精神世界であるような人物を前提としているのである。」
何が、一人の人間の各部分を一つに帰属させるのかーーもし、そういうことがあるとして、明快な答えは、各部分は、その人物の命をつくりだすという共通のプロジェクトにかかわっているかぎりにおいてのみ、一つのものに帰属する
自己はそもそもモノなどではなく、説明のためのフィクションだというのである。誰もその内部に魂に類似した主体/エージェンシーなど実際にはもっていない。私たちは、彼らの行動(そして、自分自身の場合には、自らの個人的な意識の流れ)を説明しようと試みるときに、この意識をもつ内なる「私」の存在を想像するのが実用的であることを知っているだけなのだ。実際には、自己はどちらかといえば、一連の伝記的出来事や傾向の「物語的な重心」に似たものと言っていいかもしれない。ただし、物理的な重心と同じように、実際にそういうモノ(質量や形や色をもった)は存在しない。
読書メモ:『フリーメイソンと錬金術』吉村正和
ダイモン=現象世界の背後にあるすべての見えざる力を包括的に指示する語
自然ダイモン 植物や動物の根源的な生命力、自然の構成物がそれ自身に成長する力すなわち自然の形成力 気象・季節の移り変わり
人間ダイモン 誕生・成長・結婚・死 個人の生涯を内から形成していく力
『ソクラテスの弁明』私には何か神からの知らせとか、ダイモンからの合図といったようなもの
『自省録』神々とともに生きるものとは神々に対して常に自己の分に満足している魂を示し、ダイモンの意のままになんでも行う者であるダイモンはゼウス自身の一部分であって、ゼウスが各人に主人として指導者として与えたものである。これは各人の叡智と理性にほかならない
宇宙の森羅万象にダイモンが宿るのであり、大宇宙とは肉眼によって確認されるだけの有限で現象的な宇宙全体を指すのではない。真の意味における大宇宙とは、眼に見える世界と同時に、眼には見えないダイモン世界をも含む全体宇宙と理解すべきである。
社会ダイモン 王(皇帝)のダイモン 世俗権力に対する宗教権力〈英霊〉
歴史・言語 国家あるいは民族の運命を刻む記録であり、そこにはまさにその共同体のダイモンが発現している。
キリスト教によるダイモンの排斥
ダイモンからデーモンへ
ダイモンが果たしていた役割は天使・守護聖人へ
編集者デビューが南山宏
ブ錦糸町にて
「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編①」 和月伸宏 380円
「山風短 くノ一紅騎兵①」せがわまさき 108円
「ふしぎの国のバード①」佐々大河 108円
「ワカコ酒①」「同②」新久千映 各108円
「オーパーツの謎」南山宏 108円
*ところでwikiで南山宏を検索すると、この新書が著書一覧に見当たらず(巻末案内に当書の第2弾!として紹介の本は記載されてる)、いくつかの少々な面倒な手続きを経た上で、私も晴れて編集者の末席に名を連ねることになりましたとさ。
「東京飲み歩き手帳」浜田信郎 108円
「物語イタリアの歴史 解体から統一まで」藤沢道郎 260円
*ダブりました。
「日本語の歴史」山口仲美 108円
*これなんてきっと本棚にあるとおもったがなかった。
「『七人の侍』と現代 ―黒澤明再考」四方田犬彦 260円
「コロンブスは何を『発見』したか」笈川博一 108円
「中世シチリア王国」高山博108円
「料理長が多すぎる」レックス・スタウト/平井イサク訳 108円
「火星年代記」レイ・ブラッドベリ/小笠原豊樹訳 108円
「アマテラスの誕生」筑紫申真 300円
伊仏米英マルチニック
西新井でデッドプール2を見てきた。
ジョシュブローリンはサノスよりケーブルがあってるのでは。ドミノサイコー!…ってことで、アリオのくまざわ書店で映画秘宝を買ったあとブに寄り先日買い残したものを漁ってきた。
「哲学散歩」木田元 510円
「ISLAND1959−1999 VOLUME1 1959−1964」500円
「songs of the famous carter family」LESTER FLATT & EARL SCRUGGS 280円
「Madame Foo−Foo」DAKOTA STATON featuring GROOVE HOLMES 280円
「BLUES SUR SEINE」RICHARD GALLIANO/JEAN-CHARLES CAPON 280円
「WAITING FOR THE SIRENS`CALL」NEW ORDER 108円
「JOU OUVÉ」malavoi 108円
「FLYING COWBOYS」Rickie Lee Jones 108円
「gradation∴transition compiled by Kaoru Inoue for chari chari」108円
家に帰ると楽天ブックスで注文しておいた本が郵便受けに。