一瞬の光

一瞬の光 (角川文庫)

一瞬の光 (角川文庫)


確か大学生か社会人のはじめの頃に読んだと思うのだが、その時はなんとなくああこういう世界もあるんだなぐらいしにしか思わなくて、それは登場人物が38歳と20歳だったら20歳側だったからだろうと思う。



それが今はもう一方の視点の方が近くなって、そういう意味で新鮮な感覚だった。
あとは今の自分が完全に仕事や会社に軸足を置いてスピードを出しているところだからかもしれない。
臨場感があった。
スケールが大きい舞台かと思っていたのが、そうでもないように思えたのも自分の成長なのかもしれない。
なんて。


そんな定点観測だった。


たまたま古本屋で見つけて20円で買ったので、新幹線で読んでそのまま捨てた。