銭湯と俺




行きつけの銭湯が今日で閉店を迎えた


年に100回以上通っている銭湯「松の湯」が今日で閉店となった。
年末に突然張り紙が張ってあり、内容を読んだら1月14日で閉店するとのこと。
びっくりして番頭のご主人に訊いたところ、


「老朽化が激しく、いつ何があるか分からず、維持もできなくなってきたので店をたたんで解体する」


とのこと。
東京には銭湯が数多くあるが、老朽化に伴いどんどん閉店していく。
個人的には、仕事から疲れて帰ってきて体も頭もリセットする場として非常に大事な場所だった。
誰か知り合いができたというわけでもないが、行けば顔見知りの人ばかりで、ほっとする小一時間だった。
近所にはこの山吹町松の湯以外にもいくつか銭湯がある。

山吹町松の湯
中里町金成湯
鶴巻町鶴巻湯
改代町竹の湯
西早稲田松の湯
神楽坂第三玉の湯


これだけあるが、山吹町松の湯は家から一番近く、結婚して引っ越してから一番お世話になった。
残念でならない。


銭湯が閉店すると、おそらくは更地になってしばらく駐車場になるか、そのうちマンションにでもなるのだろう。
自分の会社の仕事にもなるかもしれないが、本当は銭湯を残して街の空気感を維持していくのも自分たちの仕事ではないか、或いは、それはただのノスタルジーでしかないのではないか、などと色々考え込んでしまう。
とにかく寂しい出来事であった。


明日は神楽坂の銭湯にとりあえず行こうかなあ。