6120の修復(1)

  無事分解出来ました。動輪は海水で惨憺たる状態です。

  第1動輪にはスチーブンスン式の加減リンクとスリップエキセンが装着されています。鉄製のピンが1本腐食して断裂していました。

  腐ったピンを除去して、特性のカシメピンで修復出来ました。この機関車が当工場で修復となったことに、不思議な絆を感じます。この機関車が作られた頃、このカシメピンは無かったのですから。

  恐らく16番で稼働するスチーブンソン式弁装置を模型化した最初の作品と思います。コンの5200は未完成です。しかもTMSコンペで特選です。加減リンクの欠き取り、嵌め込み方式は、よく考えた方法と感心します。工作力もピカ一で、Dfさんともども、やはりこの二人には敵わないと感じ入りました。そして、この二人が上にいて、今のコンがあるのですね。