Bタンク(2)

  基本設計やら何やらで、結局工作までは辿り着けませんでした。20年前に書いたこの記事、今読んでも通用する事に、とても喜びを感じてます。形態的にはやや苦しくて、16番の宿命であるガニマタは免れませんが、自分では可愛い機関車です。エコーさんの動輪の部材を検討して驚くべき事がわかりました。
  軸箱はきっちり3.98です。つまり4.00に仕上げればヌルリと入るわけです。公差0.02~0.03は殆ど工業的レベルで、エコーモデルの凄さを思い知らされました。

  さらに驚いたのはロッドピン。構造が二段になっているのです。ロッドピンはいつも埋め込む深さが微妙で、微調整が必要な、厄介な問題でしたが、この方法ならきっちりロッドの厚さだけ、締める事が出来ます。いわば、ビスとワッシャで段付きのピンを形成したのと同じです。多分このアイデアは故Kさんだと思いますが、この方法は知っておいて損は無いと思いました。ちなみにロッドピンのネジはM1.2です。

  明日はフレームとロッド製作に入れると思います。動輪の精度が凄いので、プレッシャーになってます。