公差とはめあい

  同人誌の原稿印刷が終わったのが午前1時半ですから、もはや工作は無理。ジョギングはちゃんとやってます。20分54秒。
  で、その同人誌の編集でコンが公差やはめあいのことをどうも勘違いしている様だ、というご指摘がありました。すきまばめ、しまりばめ、公差等は純粋に工業的な概念であり、アマチュアモデラーのコンが取りざたする筋合いではないようです。正確な認識は、Wikipediaにあります。Dさんのご意見ではWikiとしてはきわめてマトモということだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%B7%AE
  ドリルロッドはマイナス0.02くらい細くなっていますので、正確にリーマであけた孔にはヌルヌルと入る筈ですが、リーマの公差とドリルロッドの公差が食い違えば嵌らない事もあり得るわけですね。ですから、模型では公差などという高尚な言葉は使わず、誤差とかガタで良いと思います。手作りの世界ではそんなに精度は出せません。たとえばベアリングのケースは18ミクロンの寸法差で押し込むようになっているそうで、押し込む為に潤滑油が必要か、潤滑油無しで押し込めるかという区別もあるそうです。今作っているドコーが小さいからと言って、工業的なマイクロマシンとはまったくレベルが違う、アマチュアの道楽ですから、今後は誤差で表現します。これまで偉そうに「公差」等と書いた事を恥ずかしく思います。
  ライブの雑誌が届きました。平岡先生のK-27の連載が楽しみです。平岡先生は、アマチュアが工作するのであれば工業的な「はめあい」は難しいので、ゆるみばめにしてロックタイト固定を推奨されていました。動軸と動輪とのはめあいのことです。コンも動軸と輪芯のはめあいでは、ゆるすぎてローレットをきったり色々ありました。アマチュアと工業との違いといいますか、大量の製品を間違いなく生産する為の技術と、アマチュアが模型機関車を趣味で作るのとは比べられませんよね。