下絵は一発勝負

ちょっと大袈裟だけど下絵はスポンジに
描いているようなものとお話しましたが、
素焼きに絵の具がスポンジのように染み込むからです。
一度染み込んだらやり直しはできません。
だから下絵は一発勝負なんです。
最後まで読んで下さりありがとうございます。

筆運び

呉須は素焼きに直接描くと前回
書きましたが、これがまた難しい・・・
素焼きは水分を大変吸収しやすい状態なので
筆が素焼きにひきつけられてしまいます。
筆運びが思うようにいかず
初めての方が素焼きに描こうとすると
紙に描く感覚と全く違って困惑します。
言うなればスポンジに描いている
ようなものでしょうか。
ちょっと言い過ぎですけどね。
でも上手に描くためには
それだけ熟練が必要になる
ということですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

呉須(ごす)

呉須ってご存知ですか?
呉須というのは下絵といわれる
絵付け用の絵の具のことです。
釉薬の下に描かれているので
下絵なんですね。
素焼きの生地に筆などで描き、
その上に釉薬をかぶせます。
呉須はコバルトを多く含んでいて
焼き上がると藍色に発色します。
例えば有田焼などで藍色の絵が描かれて
いるのは呉須絵の具で描かれた
ものなんです。
今日もおいでくださりありがとうございます。

オリベイズム

「オリベイズム」ってご存知ですか?
岐阜県では
岐阜県では、このD部が持っている自由奔放、
独創性などの特徴・理念を「オリベイズム」と称し、
「オリベ」を岐阜県の産業・文化のブランドとして
世界に向けて情報を発信するとともに、
「オイベイズム」を陶磁器だけでなく、アート、
デザイン、工芸、建築、ファッション、情報など
各種産業にも取り入れ、21世紀に向けて
岐阜県内の産業・文化の更なる発展をめざした
事業を展開していきます」
と声高にうたっているんですよ。
新しいことに挑戦する
古田織部の精神は岐阜県
息づいているんですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

釉薬には灰、つまり物を燃やしたときに出る
残りカスである灰が使われます。
燃えカスといっても何でも良いわけではなくて
ワラや樹木の灰です。
この灰はカルシウム、マグネシウム、鉄分など
様々な成分を含んでいて高温で化学変化を
起こし色を発色したりします。
樹木によって含まれる成分が異なるため
例えば織部をつくる際にはブナ科の植物、
楢の木などがよいと言われます。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

カオリン=カオリナイト

カオリンにはアルミニウムの酸化物である
アルミナが多く含まれています。
カオリン江西省の高嶺(カオリン)の地面に
由来していて、カオリン質の粘土が産出されます。
このカオリンを主体とする釉薬を使うと
アルミナの影響により表面がマット質の
和食器などができあがります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

長石

長石は和食器のおいて
表面のツルツルとしたガラス質の
基となる原料です。
釉薬の原料として用いられていて
昨日の分類のとおり
志野という名称の釉薬
使った和食器や透明釉にも
多く含まれています。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


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