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発達障害の教育相談by the net.

2011-06-24

子ども理解が深まれば・・

10:06

先日、小学校の先生の相談を受けました。

勉強ができ、頭は良いと思う子どもが、「片づけ」がまったくできないことに関する相談でした。

話を聞くと、ADHDやアスペルガー症候群といわれるような発達障害がありそうでした。

そこで、脳には、単独的に処理する機能と統合的に処理する機能があるという持論をもとに、問題なる言動をなぜとってしまうのかを説明しました。もちろん、一つの見方であることをことわった上でです。

すると、「片づけができない」こと以外にも、気になっていた言動がすべて当てはまり、先生は私の話に納得されていました。そして、「黒板に、スケジュール表みたいなものを書いたとき、いつもよりスムーズに動けたのは、そのようなことだったのですね。」と、発達障害がある子どもたちに有効なスキルに自ら気づかれていました。

「脳に何らかの要因による機能不全がある」と、発達障害の原因について説明されます。でも、どのような不全なのかを説明している文献等は多くありません。また、あっても、理解するためには医学的な知識等が必要になります。

どのような不全なのかという理解が深まれば、現場はもっと頑張れると思います。そのような思いを込めて、3冊の本を書きました。

2011-06-18

心の病気を考える

06:03

心の病気だろうと思われる子どものお母さんの相談を受けました。

本人も、父親も、心の病気だと思いたくないと言うことでした。

私の知っている小児心療科のドクターは、心の病気になった子どもたちのことを、「頭は良いが、いろいろと考えすぎて、心が疲れてしまった子どもたち」と表現されています。

そのことを話すと、お母さんの顔に少し明るさが戻りました。

私も、心身症等になりやすいタイプの子どもたちを、「他の子どもたちより、いろいろと考えすぎて、答えが見つかりにくい子どもたち」だと理解しています。

小児心療科のドクターの影響を受けているのでしょうが、病気や障害という概念で子どもたちを見ないようになってきました。

2011-06-14

今週書店に並ぶ新刊

20:43

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写真は今週書店に並ぶ私の新刊です。5月31日のブログでも書きましたが、教育という立場からの発信になります。

発達障害がある子どもたちに、教育現場は何ができるのか、または、何をすればよいのかを、教育の対場から提案したものです。義務教育段階で活かせる情報ですが、特に、小学校の先生方、または、小学生の保護者の方々を頭に思い描きながら、書き進めていきました。

教育現場に活かせる理論とハウツウですが、ハウツウ部分は、現職の小学校の先生方の実践をもとにまとめています。書店で見かけられたら、ぜひ手にとって中身をみてください。どうかよろしくお願いします。

2011-06-09

スクールカウンセラーとして、保護者の困り感を軽減してみました

06:44

最近、保護者からの相談を2件受けました。

困っている状況を聞き取っていると、ある程度子どもの姿(障害の有り様)が見えてきます。そして、見えてきた姿に、私の子ども理解論を当てはめ、子どもが考えていることを推察し、「○○のような子どもたちは、△△のように考え、□□のようなことをすることになります。」と説明しました。すると、□□と同じことを家庭でもしているということでした。2件ともです。そして、例えばと仮定して、さらに、いろいろな□□を説明すると、説明したいろいろな□□は、どちらの家庭でも見られるということでした。

そのようにして話を進めていくと、「△△のように考え」という私の話に説得力が増します。

そして、「△△のように考えいるとすれば、こういうときは、こうすればいいんですね」と、保護者自らが気づかれました。「そうです。それでよいと思いますよ。」と私は答えましたが、それはまさに、ある障害に対して有効とされる支援法の一部です。帰られるときの保護者の顔は、2件とも晴れやかな表情に変わっていました。

今のところ、このような感じて、保護者対応という部分のスクールカウンセラー業務を行っています。どのような困り感でも軽減してあげることができるのかは不安ですが、これが私のスタイルかなとも思っています。頑張っていきます。

2011-06-06

感謝

21:53

Kさん、一冊目はありがとうございます。

つたないブログにアクセスしていただいたことにも感謝いたします。

退職して一年間は、思うことをまとめるのに使っていましたが、今年の4月から小学校でスクールカウンセラーをはじめました。まったく健康というわけではありませんが、「一病息災」を目指して何とか無事に過ごしています。

スクールカウンセラーをしながら感じたことを書いたり(当然個人情報保護に気をつけながら)、著作への問い合わせ等に応えたりする形でブログを書き進めていくつもりですので、これからもよろしくお願いします。