そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダーな生き方とは?

仮面ライダー響鬼アンチスレ40(http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1134524638/

皆さんこぞって引用されてるようなんで遅まきながらワタクシも。

784 :名無しより愛をこめて :2005/12/23(金) 00:10:02 id:D0HlD8Uz0
>>780
仮面ライダーは変身できれば仮面ライダーか、ということ
答えはNO
もう少しわかりやすく言えば、
「555ギアを使って変身すれば誰でも555か?」
同じく答えはNO

仮面ライダーも本郷でなければ仮面ライダーにはなれなかった
本郷だとしても仮面ライダーとしての生き方を選ばなかったのなら、ただのバッタ怪人だ
555も乾巧だったからこその555だ
変身できなくても、ウルフオルフェノクであったとしても乾巧は555だった
仮面ライダーとは生き方そのものなんだ

まさにいいこと言った!ってな感じのレス。アンチスレの人の方が冷静なのが面白いですね。


とここでそういや自分もそんなこと言ってたなあと気がついた。
12/19 仮面ライダー響鬼#44追加 http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20051219/p2

あとここ最近の展開も考えるに、鬼が職業でなく生き方なんだとすればそれこそまさに仮面ライダーの物語なのかとも思ったり…したけど、まあそこまではいかないかな、鬼は辞めることも出来るんだから。宿命じゃないもんな。

響鬼仮面ライダーなのか?ということを頭の中でつらつら考えてて、何となく書いてたらこういう結論になっちゃったんですけどね。
頭の中で考えてたのは周辺事情とかも鑑みて「仮面ライダーってなんだ?」だったんだけど、その理屈で言うと自分の中では剣が一番仮面ライダーの物語だったのかなあなんて、漠然と思ってるんですよ。
クウガ〜555までの主人公ライダーって、まず異形の自分ありきでそれからどうする?的な話です。(龍騎の場合は仮面ライダーになることをまず選択してしまってそれから悩むというケースですが、逃れられない運命であるという点では同じ)それは確かに改造人間にされちゃった本郷猛が仮面ライダーという生き方を選んだ…ということを考えると、同じパターンを踏襲してると思うのですね。正統派仮面ライダーの系譜って感じでしょうか。
しかし剣の場合、人間だった剣崎が職業として仮面ライダーをやっていながら、最後は本当の仮面ライダーとして生きていくことを選択したという、そのことこそがオレにとっては「仮面ライダーの物語」だったんだなあと思っているんですよね。*1
これは「仮面ライダー剣 DVD vol.11」のライナーカードで會川昇氏が言っていたことでもあるんですが

──テーマを自分なりに考えたときに
「(略)当初からおもしろいと思っていたのは、仮面ライダーが職業である、という設定。じゃあ、剣崎はその職業についてどう考えているのか、ということを軸に構成していきました。」
──ラスト、ある意味「画期的な結末」について
平成ライダーとしてのひとつの答えをだせたんじゃないかと感じています。(略・クウガの最終回を意識した、9.11以降に描かれるべき最終回について考えて…云々)同時に、これまでのシリーズで主人公は第1話で仮面ライダーになっていましたが、今回は一年かけて仕事から、本当の意味での仮面ライダーになるという姿を描けたと思います。

「鬼とはなにか?」「鬼は仮面ライダーなのか?」
響鬼を見終わってこれに多少なりとも答えが出れば、一年間《仮面ライダー》という冠の付いた番組を見てきた甲斐があるのではと思うのですが、どうでしょう?

補足:

あとで読み返したらクウガ〜555までは仮面ライダーの物語じゃないみたいにも取れるかな、と思ったんですが、そんなことはないですよ、と一応断っておきます。
じゃあ仮面ライダーな生き方は何か?というと、《運命と闘い続けること》なのかなあ。
自分の中では一番判りやすいんで剣崎を念頭に置いて考えた結論なんですが、もちろん五代雄介も祥一くんも真司もたっくんも(あと主役以外のライダーも)、自分の運命と闘い続けたからこそ《仮面ライダー》なんだと思います。

*1:これを書いてるだけで泣けてきてモニターが見えなくなった…そんなに剣崎が好きなのか、オレ