そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

日付変わっちゃった。昨日の話ね。(映画も)
ファンデーションを買わないといけないんだけど、最近美容に興味が無いせいか何を買ったらいいか判んない・・・ってことで、初めて伊勢丹のボーテコンシェルジェを使ってみました。対応はよかったです。紹介されたとこは前に使ってたブランドだったんで成程と思いつつ一通りやってもらっていい感じ。でもその通りの物を買うかといったら・・・まあその辺はちょっと考えてみます。>結局自分でいろいろ確かめないと気がすまないらしい。

働きマン#3

http://www.ntv.co.jp/hatarakiman/
途中まではそれなり面白かったのに、ラストのオチが微妙に論点違うんですけど。でも田中のあだ名「リスキー」がおかしかったからそれでいいや。
小松彩夏@セーラーVとタレコミチンピラで波岡一喜がゲストな。
だからさ、田中は仕事は出来るというか、能力は高いんだから、それに対して怒るとかいう話じゃないんだよ、最初から。デスクが「どう怒っていいか判らない」って言ってたけど、田中に言う言葉は「空気読め」だよ。あと「お前、何で給料貰ってんだ」かな。ホント、あの仕事っぷりで給料に見合うことやってんのか?そこを突っ込めよな。なんだか感情論でも有耶無耶な展開。というか、松方の方がムカつく。(それを言っちゃお終いだ)
やりたいことをやれてない新二の前で、田中の態度を悪し様に言うことの意味が判らないとはなあ。やりたいことを押し殺して目の前の仕事をすることは、本当にステキな働きマンなのか?松方のやりたいことってあんな(あえて言う)ゴシップ誌の編集なの?結局そこははっきり描写しなかったなあ。そこを描かないことには、今回の田中の話に対しての説得力ってないのに。
最後の田中の、普通の仕事をこなしつつ(だよな?)自分のやりたい企画を出し続ける・・・は正しいんだが。松方、教育係としてそれ否定して突っ込んだらマズイよ?
新人で使い物にならんのは本当に能力がない場合で、能力はあるけどやる気のないやつはやる気を出させるか、さっさと辞めて貰えばいいだけじゃんよ。まあ給料が高いと辞めないもんだけどな。*1
あと仕事しないやつには怒って当然で、怒られても堪えないのが一番困るらしいよ。どこの会社でもそうだろうけど。実際聞いた某大手出版社の編集の話では、使えない新人は本当に使えなかったらしい。話聞いてるオレでもどうしてそんな奴に給料払うんかと思うくらい。新人というか、入社年数は新人じゃないけどな。仕事以前に態度の問題というか、自分の何が悪いのか判ってないらしいな。仕事するほど被害が広がるらしいし、上司は部下の移動願いを出し続けてるらしいぞ(苦笑)

*1:どうでもいいけど、オレは「自称・仕事できます」な人のことは信用しません。本当に仕事できる人はそんなこと言わないよな。

ストレンヂア 無皇刃譚

http://www.stranja.jp/

テアトル新宿でレディスデーに。でも夕方と夜しかやってない・・・。
深夜のCMと長瀬が声をやってるってことくらいしか知らないで見に行ったんだけど*1、これはスゴイ映画だった。企画は最近よくあるなんちゃって時代劇風(といってもトンデモではない)なんだけど、脚本・演出・作画全てが素晴しかった。邦画が面白くなってきたとか新進作家が才能あってとかいっても、こういう本気のアニメ映画には適わんよな?実写ではやっぱりちょっと難しいかな。アニメだから見に行かないってのは勿体ないくらい。一般の人に見て欲しいんだけどなあ・・・そのための俳優キャスティング・・・だよね?アクション映画なんで、小難しいメッセージ性とかテーマみたいなものはないです。ないなりに娯楽に徹してるかといったら、その辺はちょっと弱いかな。
キャスティングも問題無しです。長瀬、ナレーションとかはあまり上手くないんだけど、声優は問題なかったかな。いつもよりおとなしめな気がするのはたんにキャラかな。子供キャラの仔太郎がJr.の知念侑李なのが、ちょっと出番も多いからツライってくらいで、上手い人集めてるしライバルキャラは山寺で、声優もバランスよく入ってるしさ。
ああホント、こういうのは普通の人に見て欲しいよー。作品としてすんごいよく出来てるのに。
ストーリーに関しては全く予備知識無いままだったけど、すごく判りやすいし、破綻もなかった。細かいとこも行き届いてるし。よくこの話が102分に収まったなあ。パンチが無いと言えばそうなのかも知れないけど、その辺は好き好きかな。脚本は高山文彦さん。(オレ的にはパト1と0080か)
時代劇といいながら、実は主人公の名無しは南蛮人だしも仔太郎は中国人だしライバルキャラ羅狼は金髪碧眼のヨーロッパ系?、日本にやって来た中国人たちと武士の戦いではあるけど、メインキャラは日本人じゃないんだよね。よく考えるとその辺も面白いかな。
話が判りやすいのは筋立てもあるけど演出がいいからで、それぞれのキャラは濃いわけじゃないけど作品の雰囲気自体がリアルなのでそれに添って判るキャラではあるかな。途中、仔太郎を売ったことになった祥庵が名無しを責めるとこだけちょっと浮いてるかなと思ったけど、これは名無しの過去に絡ませるための伏線なんで、無理矢理感はあるけど名無しの方の葛藤をより強くするためなので仕方無いかって感じ。


スゴイのは作画で、すごくよく動いてるし表情の付け方も細かい。CGで表情なんか取り込まなくてもやろうと思えば本当にここまで出来るんだなあと、ちょっと感動。とはいっても、ちょっと既視感だったのは、若いメインキャラ以外がすごく安彦キャラに似てるんだけど、時々クラジョウやゴーグの安彦作画とダブるんだ。(あくまで安彦さんが原画のね)ゴメン、そんなとこだけ記憶力よくて(笑)どんなに技術が発達しても、20年以上昔から上手い人の上手さってのは変わらないのかも。絵に芝居をさせるって意味での上手さね。
そういう意味で、リアルと言ってもマッドハウス風のアダルト絵のリアルさじゃなくて、絵自体はかなりマンガチックな絵で、オレはこっちの方が好み。(どちらかというとビバップとかウルフズレインな絵柄)マンガチックだからこそ表情とかよく動いてるし、CGは使ってないと思うけど、ちゃんとメリハリある動きなんだよねー。素晴しい。
アクションシーンの演出もすごくて、見せるところと、見せないで想像させるところのバランスがすごく上手くて、こういう感じは初めて見たかも。(実写ではなくはないかも。むしろアニメだからこそそれをやるのかと)といっても、ジャパニメーション的に評価の高いイノセンスとか鉄コンとか見そこねてるんで判りませんが。
動きはもちろん文句無いんだけど、アクションを見せるにあたっての絵コンテ、カット割り、カメラワークがまた素晴しく的確で、ここまで殺陣を上手く見せるアニメもちょっと他に無いんではないかなあ。流れの見せ方は士郎正宗のマンガのアクションシーンと似てるかも。画面の流れが速いけど何をやってるかがはっきり判る演出・絵コンテはスゴイよ。そこそこオタクならついていけると思うけど、この辺は目が慣れてない一般の人はちょっとキビシイかなあ。でもこの剣劇やアクションはすごく判りやすい。何だかイイモン見たー!って感じ。拝んでもいいくらい。


オタク的講釈はこの辺にしといて(いいモノ見ると語らずにはいられないんだ)、感惣的なことでいえば、とにかく犬!犬カワイイ。売店で犬のぬいぐるみ売ってるけど、これは判る・・・な(笑)
絵柄的にBONESな川元さん系の絵柄なんだけど、(キャラデザは斎藤恒徳。ラーゼフォンとかエスカの作監らしいね)やたら表情が細かいせいか、結構萌えだった(笑)何だろ、絵に妙な色気があるんだよな。名無しなんかはちょっと薄味な気もするけど、全体のトーンとしてはちょうどいいのかなあ。山ちゃんが当てた羅狼の方が押しが強いんだけど、名無しのキャラを考えると長瀬のあのトーンの声でいいような気もするし。
最後の対決で名無しが「痛みを感じるほうがいい」って言うとこがあるんだけど、そういう痛みとか斬られた感覚が直接伝わってくるような、妙な温度が画面から感じられるんだよね。
あととにかくなんつか、全体にあっち寄りな雰囲気があって、ヒロイン的なキャラがいないのと、冗談だろうけどそういうセリフがあったりするのと、その執着が好きとか恋とかそういう方向に思えるせいで、キャラに人間味がある感じ。それも萌え方向の。
実は最初仔太郎が女の子なんじゃないかと思ったんだけどそんなこともなく、普通に風呂入ったり立ちションしたりしてるし、いろいろそいうところはアッサリめだなと思った。名無しが南蛮人だということもすごくサラッと流すし。(キャラがみんなカッコイイのは絵柄だからではなく、みんな異国人だと思えばすごく納得だしなw)

出来ればもう一回くらい見たいけど、さて。新宿では11/2まで。見られるんならみといた方が・・・な映画です。あ、演出が上手いから気にならないけど、かなり人死んでるしそういう描写は多いです。ほのぼのするところも多いけど。


監督の安藤真裕さんはアニメーター出身だけどインパクト絵よりもドラマよりな感じみたいですねー。ほぼ同世代だからか、名前が上がってる作品や人がよく判ります(笑)
アクションアニメーター上がりだからこの作品の出来、なわけね。結構細かいこと言ってて面白いです。・・・あ、やっぱそんなベタな話があったのね(笑)


パンフはこれから読むけど、何かあったら追記するかも。
追記というか2回目の感想はこちら

*1:知り合い(オタク作家)がブログで大画面で見るべしと絶賛してたんでそれに乗ってみました。