そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ラブシャッフル〜#10(終)

http://www.tbs.co.jp/loveshuffle/
面倒くさいから感想はいいかなぁと思ってたんだけど、一応締めなのでメモ的に。
まさかの宇佐たん政治家エンドですかー(笑)野島先生はスゴイなぁ!
えーと、これの前の回までに、宇佐たんの言うことは正論だけど軽いよなあと思ってたのと、5話かなんかでの不況と働く意欲がどうのこうのっていう演説がすごく政治家の選挙演説みたいだなーと思ってたんで、何となくその辺は納得。
詰まるところ宇佐たんの言うことって、理想論というよりは誰もが判ってるけどしょうがないと思ってるような正論を、何のてらいもなく熱血に、いかにも正しいように口にするからみんなが乗ってくるだけであって、その実彼の語ってることの中身なんかないんだよね。ただみんなその当たり前に正しいことを当然のことのように口にする人間に「よくぞ言ってくれた」っていう爽快感で同調してるというだけで。
なのになんで宇佐たんに説得力があるかって言うと、彼がその一般人と同じくらい常識人で頭と要領が悪くて、それを自覚してるけど前向きだから、かなぁ。それを何の疑問もなく言い切れるところが宇佐たんのキラキラしたカリスマ性かな。実際彼の中には中身も信念もないんだから、言ってることが軽くても当たり前というか‥‥(^_^;)
その本気で言ってるんだけど具体的な方策なんか知ったこっちゃない‥‥ってとこが宇佐たんの宇佐たんなとこなんだけど、政治家ってそういうハッタリが大切なわけだからこれはこれでものすごく納得ですよ。宇佐たんは地道に働くなんてことしないで口先だけで世の中渡っていけばいいんだよ(苦笑)
芽衣がそういう宇佐たんに見切りをつけたのは、芽衣の方が現実的に賢いから当然だよな。(だから諭吉を選んだんだろうし、そいうとこが同じタラちゃんズでも彼らが全く正反対なところで)
愛瑠の方が実際「政治家の妻」に向いてるルックスと中身だと思うし、なんかいかにもトロフィーワイフって感じでお似合いだよ。ラブシャッフルの事実が将来スキャンダルにならないことを祈ります(笑)
あーそうそう、9話の展開が、登場人物のキャラ造形とストーリー構成と展開、このドラマの安っぽさやセリフの軽妙さとかひっくるめて何もかもマッチしてて、改めて野島伸司スゲーなーと思った。スゲー面白いんだけど、何も残らないんだけどな(苦笑)心無いバカドラマに徹してるとこがスゴイ潔いよ。それなり面白かったです。