そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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八重の桜#13「鉄砲と花嫁」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:末永創
 
政治の動きもあったけど、なんとなくほぼまるっと八重さんの嫁入り話だった印象。
あんなにもはっきりと尚之助さんがプロポーズしてるというのにあの娘っ子ときたら一体なぜ断る。なぜ断る!と、見ててふっはーと鼻息が荒くなるくらいストレートに何度も求婚させられる尚之助さんよ‥‥(^_^;)
でも受けてもらえてよかったよかった。むしろ父上に了解取ってるのにそれでも拒否られたら尚之助さんの立つ瀬がないよな。
山本家に8年も居候してる状況で今さら他所の藩に行ってもそれこそしょうがないだろうし、好きにしろと言われたらそりゃ結婚選ぶよな。別に本人がそうしたいっていうんだからいいじゃん八重さんよーって感じ。
それより、その八重の婚礼の話を京都で聞いた大蔵が涙目で八重を祝ってたのが印象的だったけど、脚本が上手いなーと思うのはそこから会津の山川家へと話が流れるとこだよなあ。
その直前に梶原平馬が二葉さんのために人形買った話があって大蔵の奥さんの話が出たばっかだったけど、そういや大蔵の嫁って誰だっけ、名前くらいは出てたっけと思ったくらいに記憶になかったし、大蔵からしても殆ど話さないまま京に上ってきた‥‥ってことでどんな人だっけと思ったとこなんだよな。(てかその登勢さん、魚顔(失礼)というかバレリーナみたいな顔の人だなあと思ったけど元宝塚の人なのね。なるほどー)
旦那とそれじゃ、家族とだって馴染んでないのが控えめな会津のおなごなのか。発言権もなさげで気の毒な‥‥と思ってたとこに母上の昔話の気遣いがちょっとホロリと来た。山本家のうらさんもそうだったけど、会津のみんなは思いやりがあるなあ。なにかこうやっぱり、家を守ってるのは実際には女って気がする。後方支援的にだけど。
そして八重とか二葉みたいなタイプは前に出て戦うタイプなんだろうなw
 
ところで驚いたんだけどさ、あれだけ尊皇攘夷で大騒ぎしてた長州藩は、馬関戦争でいきなり攘夷やめたの?しかも開国!?えええー? (・A・`)
その説明すら1行で終わっちゃって何が何やら。そこはそれこそ長州が主役のドラマでないと詳しくはやってくれないってことか?とにかく一体長州があれだけ暴れてたのはなんだったんだと。ポカーン。
そしてカッコイイ西郷吉之助さんがなぜにそんなにも力があるのかよくわかんないけど、あの人の決定で長州はあっという間に降伏したってことか。勝先生じゃないけどおそろしいのう。一応確認するけど生瀬さんは勝麟太郎吉田松陰じゃないし、吉田松陰はこないだお亡くなりになったよと。
象山先生が亡くなったのことは尚之助さんも大ショック。
やっと京都に行けた官兵衛さんは結局7年もくすぶってたのかー。長かったのう‥‥というか、それが今現在進行形なのが頼母と秋月か。
それよりも蛤御門の戦いで京の人たちに悪しざまに言われ、炊き出しその他でなんとかイメージアップを図ってたっぽい会津藩が、またまた蔑ろにされつつあるって、本当に一体どうなってるんだ?
御公儀から押し付けられた京都守護職を真っ当しようとしてるのにそれはそれで幕府からは疎まれて、京都じゃ邪魔者扱いされたいして感謝もされてないのに金だの兵だのは自力供給させられ藩からは倹約しても意味なしと文句を言われ、天下の長州征伐も薩摩の翻意で蔑ろにされまったくいいとこなし。何もおいしいことないよ?田中土佐もぼやきたくなるよなあ。本当に会津はなんのために戦ってるのかと思いつつ、これからどうなるのか。
そんなとこだっけ。
最後は八重の嫁入りで締め。
勝ー西郷会談が9月だったけどプロポーズはその前だったよな。それで八重の婚礼は4月ってこと?あれ桜だよね?あ、でも頼母と秋月が食ってたのは穂先筍だったから、やっぱり春か。
嫁入りでも婿取りでもなく嫁入り行列が出来ないというとこに、仲人のメッセンジャー秋月さんがひょんなことから八重さんの嫁入り行列を頼母さんちから出すと話もつけてきてくれたんで、秋月さんはやっぱりメッセンジャー
どうでもいいけど、西郷頼母さんはさ、本当にもう西田敏行のせいでおっさんとしか思えないんだけど、覚馬より2つ年下で今34なんだよな。すぐ忘れるというか、もう西田敏行の前にそんな年齢計算は無意味だと思うけどさ!(苦笑)
今回は桜の散る中でせっかくの美しい八重さんをチラッとしか見せず、話も式自体までもいかないっていう、それもなんだかストイックで美しいなー。いい脚本だ。式は次回か。
それと覚馬さんは目が見えなくなるのか?ちょっとドキドキ。
会津が京に来て2年くらいでいいんだっけ。でももう予告の、早くみんなで会津へ帰ろうよという容保の言葉が切ねええ( ´Д`)