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動物戦隊ジュウオウジャー#40「男の美学」

テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/zyuoh/ 東映http://www.toei.co.jp/tv/zyuohger/index.html
脚本:田中 仁 監督: 杉原輝昭
『拳ってのはな、守るために振るうんだ。それが…男の美学だー!』
 
子供絡みで強いやつに立ち向かう話はちょっと前の相撲の時にやったじゃん…と思っていたら、全然違うパターンだった!というか何気にええ話や。
アバンからバカで良かったんで、普通ならキルメンチとレオが殴り愛で何かいい感じに収まるのではと思っていたのに、最後までキルメンチは頭の悪いただのクソヤンキーだったよ(笑)
つーかボンタン刈りってなんだよ、宇宙のヤンキーか?そもそもボンタンは学生服だからボンタンなんであって(たぶん)レオが履いてるのはただのハーレムパンツって言うんですよ?
そんなまさかのボンタン刈りプレイヤーかよ、ボンタンはやんちゃな学生が履いてるズボン…っていう大和の説明も何となく苦しい感じ(番組コンプライアンス的に?)だと思ってたけど、そんな問題じゃなく、小学生のお小遣いをカツアゲする高校生ってどうなん?サイテーだなー(まがお)
まあとにかくレオがジュンくんを鍛えるという話だったけど、単に強くなればいいって話じゃなかったのが良かった。
不良に負けないために鍛えても、強くなるのは自分を守るためであって相手をやっつけるためじゃないのね、それが男の美学!
だけど予想外だったのは、いじめられっ子のジュンくんに修行で一時的に強いと錯覚させたせいで、他人に暴力を振るうことを肯定してしまったってことかな。ビビリだからこそそこに乗じて相手をやっつけたい、復讐したいと思う気持ちになってしまうってのもわからんでもないけど、仕返しの暴力を止めたら兄貴にはわからないと言われてキレられたと。(てか高校生のくせに小学生相手にビビるなよ、情けないよノブオw)
迂闊に子供に自信を与えたのが裏目に出る…ってまた渋い話だな−。
強くなることも自身をつけることもいいことなんだけど、それに溺れちゃいけないしどんな時でも無抵抗の相手に暴力を振るうのはいいわけないからモヤモヤすんだよな。「これを一件落着といっていいのか」というのが似たような経験を持つ操ってのもいいね。
大和はいつでも優等生的に正しいし、間違ってることが嫌いなレオといじめられっ子の気持ちがわかる操というとこではっきりしてるよな。
しかもここでダメ押しでジュンくんに武器を与えて増長させるというクバルの作戦も結果的にエグいですね。
だって小学生の子供に武器与えといて「自分が強いと勘違いしたお前のせいでそいつは死ぬんだ」と言われても。ひでえなあw
まあそこでジュンくんがちゃんとわかってくれたから良かったけど。
「相手を殴ると自分も痛てえ。だから、拳ってのは相手を傷つけるために使っちゃいけねえ!拳ってのはな、守るために振るうんだ。それが…男の美学だー!」って、まさにアホだけど正論なとこがレオ兄貴!(笑)
感想書くにしても一言で済ませられないくらいに面倒くさい話を、なんかすごく上手くまとめたなあ。そうそう、こういうクオリティの話が見たいのよ。
話はお子さんにはちょっとばかり厳しい教訓めいた話なので、敵はアホのクソヤンキーだしバトルはコミカルだった。タコタコうるせーし(笑)
しかし最後の最後にクバルとナリアがー!つーかナリア強い!クバルより強いとは。でもクバルの方が一枚上手でやられちゃったよ!アクションカッチョイイー!
とうとうクバルがやるのか?ナリアはどうなるの…ってそりゃ記憶からコピーを作るんだろうけど、クバルは裏切り者というよりはむしろ応援したい気もするし、でもジニス様の圧倒的な強さも見たいし、次週までドキドキするよ?
 
予告。
クバルの復讐は叶って欲しいけど、そもそもこれジュウオウジャーたちにはまったく関係ない話だよなあ?w