そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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怪獣倶楽部〜空想特撮青春記〜#1〜4(終)

http://www.mbs.jp/kaijuclub/
監督:住田崇、青山貴洋 脚本:吹原幸太 企画・脚本協力:酒井健
 
深夜に4話だけの放送って、一体どういう事情でそういう企画が通ったんだろ…という謎の番組であった。
むしろ久しぶりに山口翔悟が出るってのでチェックしてたけど、この怪獣倶楽部のメンツはとても良いね。みんなそれっぽすぎるw
一応モデルになった人たちがいて同名の倶楽部がありましたという実話ベースのフィクションみたいだけど、基本的にこういう展開のないドラマは退屈に感じるし、そういう意味で1話めがちょっと微妙だったんで残りはまとめ見。常に主人公の隣にウルトラ怪獣がいるという絵面はシュールでよかった。
世代的にはオレの一回り上の人たちだけどまあギリギリファンジンとかこういうファンの集まりとかはわからなくはない世代なので(田舎はちょっとだけ遅れてるから)雰囲気的にはわかるけど、このメンツって結構特撮エリートだよねー。エリートのもとにはエリートが集うのかw
脳内再生とかテレビ番組を録音してるのに親の声が入ったとか、映画館で写真撮るとかオレもやったよ!傍から見たら大迷惑だな!w オレも録音ケーブルと言うものを知っていたらなら…(それを買える小遣いがあれば…)
しかしそれ以前にドラマのストーリーとしてよくわかんなかったのは、主人公のリョウタには最初から交際してる彼女がいてそれを仲間には隠しつつ、でもデートより怪獣倶楽部の集まりや原稿を取り、どちらにも不義理をしてる状況が見ててとてもイライラすんだよ。
いやよくわかんないけど、他のメンツだってもしかしたら実は彼女がいたのかもしれないけど、オレもオタクではあるけどそこで彼女のことを仲間に打ち明けられない、でも彼女よりも趣味を優先してしまう、なのに彼女は怒らないばかりか最後にはその活動を認めてくれることがどうしても理解できません。人としてデート、つまり約束をすっぽかし続けるってないだろよ。それを許すとは、なんて都合がいい彼女なんだ!なんでユリコさんはなんでリョウタと付き合ってるの?どこがいいわけ?謎。
なのでドラマ的にそんな中途半端に女を絡めるくらいなら、毎回楽しそうにファンジンを作ってる彼らの日常をもう少し掘り下げてくれてよかったのにーとしか。それぞれのキャラのメイン回があるもんだとばかり思ってたよ。
というかもちろん彼女と特撮趣味は比べるものじゃないのはわかってるんだけど、そこで二股をかけてるリョウタの人物像がさっぱりわからないので見終わってもなんだか中途半端だなあと。
あと時代背景も入れ込んでないからその辺でもやもやしたってのもある。アオイホノオみたいに今がどういう時代なのかってわかったほうが楽しいと思うけど。
そういや3話の古本屋で怪獣画報を手に入れるやつ、リョウタが聞いたときは1冊8000円2冊で1万6千円だったのがキャップとジョーが買ったときは1冊1万8千円だったのも納得いかんしリョウタも言ってやれよと思わんでもなかった。あとそんな貴重なものだとわかってても買えなかった大学生のリョウタは仕方ないとして(いや買えよ)、2冊見つけたはずのジョーはなぜ1冊しか買わなかったのか。持ち金がなかったから?謎。
まあ自分的にはもうちょっと彼らのオタク部分メインで見たかったなあってことで。ちょっと残念。他のみなさんも掘り下げて欲しかった。メンバーの分だけ話数あっても良かったのになー。