探鳥(聴)の日

今日は探鳥の日なんですが出発は日が変わってすぐ。「早すぎだよ〜。鳥は寝てる時間なのに〜」と思いつつ深夜こそこそ、でもなかった、集合場所へ大きいほうの車でブイ〜ンとほんの3分。この車に4名の荷物(双眼鏡、お風呂セット、防寒着、山歩きセット、何故か寝袋にテントなど。そうそうお茶セットもありました)直し0時を15分ほど過ぎたところでさあ、しゅっぱぁつっ!。車の中は運転のOさん以外は興奮気味で賑やかなこと。「道の駅みかわ」でトイレ休憩(夜中も使えるのですね。ありがたい!)したのだが今日の鳥の先生Oさんがツバメが寝てると教えてくれる。写真は巣に入れなくて梁でねているツバメ。
6日に追記中、AM11時食事の支度でちょっと休憩。

目的地近くになると山側にが石や岩がごろごろ転がり、5m先が見えないほどの霧に包まれてしまった。だがOさんが「霧は良くあるんですよ」と平気で運転をしているなので安心して後部座席でうとうとしていた。窓を開けていいかという声にはっとして目が覚めたが冷たい風と一緒に入ってきたのは遠くで吹く口笛のような「ぴ〜」とか「ぽ〜」という音。その音が近くなって車を止め他の皆さんを起こす。(深夜ですから私より若い皆さんでもやっぱり眠たかったのですね)聞こえてきたのはトラツグミ、ヨタカ、カッコウ、ジュウイチ。月明かりの夜空に染み渡ります。
ちょっと仮眠をした後はけやき平へ行きましょう。その前にEさんがたててきてくれたコーヒーをいただいてパンやらトマトやらで朝の腹ごしらえ、仕上げにお湯を沸かしてもらい抹茶を振舞っているうちに鳥達の声が賑やかになりました。コゲラヤマガラエナガなど小鳥たちを観たら片道2kmの道のりを巨木目指して歩きます。
「森の巨人たち百選」のトチノキは幹周り6m26cm、樹高約30m、樹齢約600年の巨木です。ここまで緑に包まれ鳥達の声は絶えることがなくウキウキと楽しい山歩きでした。

この樹もあり下はトンネルでここを通って道が続きます。
 帰り仕度をしていると「キロロロロ」と鳴き声が優しく聞こえます。そうです憧れのアカショウビン!。鳴き声のするほうを必死に探しましたが姿は見えません。長い時間鳴き続けてくれました。この声を聞けただけでも幸せです。
 昼食のために寄った天狗荘ではカッコウが飛び交い天狗荘の標識柱に止まってくれたり、夜も寝ずやってきた甲斐がある四国カルストの探鳥でした。オオルリは彼方此方にいるしキビタキの雄と幼鳥に出会えたのも大収穫、幸せな一日となりました。