(長坂) 旅は道連れ(九州)  その6

陶磁器に魅せられて 伊万里(いまり)
  

 写真のコーヒーカップは伊万里焼(佐賀県)で、現地「大川内山(おおかわちやま)」で購入したものである。
 単価は8800円/客だった。

赤色の絶妙な味わいが気に入った。そして、いつもの交渉となった。

(私) 非常にいいね。。是非2客 買いたい..

(店員) 気に入ってくれてありがとうございます。
(私)  しかし8800円は高い。2客(セット)買うから3割引きにしてくれませんか.
(店員) 3割は引けない。。。ちょっと待って欲しい。主に聞いてきます。
    ・・・・・
(店員)  2割なら何とかできます。
(私)   2割引きか(14000円)。。。 うーーん、困った。
(店員)  これ以上は。。。
(私)   ちょっと、他の店を当たってみます。
店員は外にでようとする私を引き止めなかったので、これ以上は引けないのだろう。その後10件ほどの店を物色したが、やはり先ほどのコーヒーカップが一番だった。

“寒い日の午前中 ドリップで入れたコーヒーを、『あのカップ』で呑めたら、どんなに幸せだろう。。。”


そんな夢を抱きながら、再度店を訪ねた。
〜写真は伊万里焼きも店が建ち並ぶ大川内山。我々熟年層には、ゆっくり買い物をしたい気分にさせる。〜

(私)  やっぱり、このカップが一番良いですね。
(店員) ありがとうございます。
(私)  しかし、2客は買えない。
(店員) じゃ、1客だけにして、また次回来てください。
(私)  名古屋なので、それは。。。
(店員) 店の住所とTELを教えますので、連絡してください。
(私)  分かりました。じゃ、1客でも2割引きで良い?
(店員) いいですよ。
 〜ちょっと厚かましいと思ったが880円安くなる。言うだけタダだし。。。〜

 
結局、上記写真の左側1客を2割引きで購入しコーヒーを飲んだ。
“美味い! 買って良かった!”


その満足感と、あの時買えなかったもう一つが欲しくなり電話をした。

(私)   先日コーヒーカップ1客購入した者ですが。。
(店員)  覚えてますよ。名古屋の方でしょ。。
(私)   やはり、色違いの1客も欲しいですが、ありますか。
(店員)  残ってます。住所を教えてください。到着払いで結構です。
(私)   それではお願いします。

こうして2客手にいれた訳だが、休みになるとコーヒーカップで飲むのが楽しいこの頃である。


〜写真は、JR九州のクルーズトレインななつ星in九州」オプショナルツアー(焼物ショッピング)のバス。聞けば週1度 立寄るらしい。偶然 出くわしたが、客は富裕層のオーラが漂っている。眺めていると、短時間に数万円の品物を買い求めている。店からすれば極上のお客様だ。
さすがだと思った。ちょっと羨ましかった。〜



(言い訳)
佐賀県朝鮮半島に近いこともあり、伊万里焼・有田焼・唐津焼など焼物が有名である。当初は陶磁器について薀蓄を書くつもりだったが、別の機会に譲ります。