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2kai Days - Daily Essay Written by DJ .KOTA for 2kai Productions

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2011-08-09

本質へのシフト」かぁ。〜真犯人は、「あいつ」でしょう〜 15:46

音楽以外にいつも書く話は、ちょっとあえて最近控えていて、いろいろ渦巻くメディア等の諸問題も「これは立場を明示したく無いなー」と思うものばかりだったのですが、なぜか、今日数名にその質問をされたので、そのレスポンスだけ書こうと思います


ボクが今度出すアルバムは、"HAPPINESS"というもので、決してお金消費社会を直接的にバッシングしているものではないものの、「幸せはどのように訪れるのか?」などを考え音楽表現したものになります。その一方、最近、友人知人やTwitterで交友のある方に起こる、続々の東京脱出〜地方移住。これが、単なる帰郷でなく、東京出身者が地方へ移住をするということなのが、一つポイントですね。家族事情でも、仕事の都合でもなく、彼らの意思による移住。面識無いですが、あのskmtsの平野氏は「本質へのシフト」という言葉を、この現象に用いていますねー。確かに、そうかもしれません、ボクもそういうシフトが数年続いていて、そのステイトメントとしてアルバムを出すことになっている訳で。

都市圏における非常に便利な生活によって、消費社会的な目線では色々なものが手に入るし、便利だし、一方で東京大都市にしては異常なほど治安が良い。確かに「恵まれた」場所である事は事実だ、と認めます。でも、あまりに恵まれ過ぎてると、その恵まれた事が自分や周辺の環境・生活の全てになっていってしまうというか、平野氏が言うところの「本質」を見失って行ってしまう訳ですね。「本質に還ろう」という思い、これを人々に印象づけたのは震災なのかもしれませんねー、幸か不幸か。ボクの場合は、数年前から、相変わらず消費社会のド真ん中に居つつも、なにか空虚な気持ちが同時に伴っていて、そこから「ホントの幸せって?」など考えるようになりました。しかし、それを音楽で「表現ステイトメントを出そう」という姿勢にさせたのは、やはり震災だったと思います

ボクは、東京生まれ東京育ちで、父母ともに江戸っ子の血を3〜4代引いているわけですし、その代々引き継がれて来た新宿の大きな家に住んでいて、多くのひとに羨ましがられる事もありますが、ボクは羨む彼らの住宅環境が、逆に「羨ましいよー」と思う事さえあります。この葛藤が生まれたのが、留学でしたね。ボクが住んだのも、大都市近郊ではありましたが、新宿と比べれば田舎でしたし、当時友人を訪ねて飛び回ったワシントン州インディアナポリス州の住宅街は、どちらも山奥にたたずむ家でした。ネットは普及しているものの、不必要に飛び込んで来る情報も限られているし、ビルディングの代わりに自然に溢れ、空気も美味しい、その場所は、いまも羨ましく思います。だから、ボクも、ボクの友人知人やTwitterの方々同様に、「東京脱出願望」は、明らかに持っているような気がしています。(とはいえ、ウチの家族の問題等を考慮すると、その決断は非常に困難な訳ですが。)だから、せめて心を保つ為に、最近やたら大きな公園に行く機会は増えましたね、、、御苑や代々木公園とか。まっ、「Portable Wi-Fiと小さいMIDIピアノさえあれば、どこでも仕事出来る」という発見も影響がありますが。。。 

震災が一つのきっかである、この現象。やはり、でも、真犯人は、、、「あいつ」でしょう。


一方、昨日〜一昨日と、某友人「淫」さんとのコミュニケーションで生まれた会話に、こんな件がありました。個人的に面白かったので、記録保存しておきたいと思います。この話も、結局、「真犯人はアイツなのではないか?」となっていきます。ボクがaです。

  • a:(一時のクライアントだった某学科の)言い出しっぺは、国際関係をトピックにする教授陣だったらしい。なのに、丸投げされちゃったような感じで。E学科歴史長いけど、K学科は、いろいろとcontroversialな幕開けだったから。(笑)でも、俺らのお陰か、初年度は7倍だったんだよ。
  • b:ようするに、新しい学科キャッチーで目立ったんだな。最近うちの高校のHPをみたら、「全生徒が卒業までに英検1級を目指す」と書いてあってびっくりした。確かに英語を売りにしてるが、うちの高校大半頭わるい。俺の高校時代の友人三級すらうからない。
  • a:いやー、いまは、そういうグローバリズムを謳わないと、学校に生徒を呼び込めないんだと思うのよね。「ウチの製品を使えばシワが消えます」と謳う化粧用品と同じ事なのよ。K学科も、そういう戦略ニーズが背景にある。少子化が進むほど、学校宣伝ニーズが、そうなってしまいそうで危険だ。
  • b:だがな、みのたけにあったスローガンというのがあるだろ。E学科がTOEIC800点というならまだしも、田舎の三流私立の高校がレベルとしてはその上の英検一級なんて、夢物語過ぎる。通わせる親はそれをころっと信じてしまうのだとしたら、無知とは恐ろしい。
  • a:いや、E学科生の800点も、どうなんでしょ?(笑)オレは、留学したり、自分BERLITZ通った事もあって、超えたけれど、、、 あれも、軽く夢物語のような。(笑)まぁ、どちらもとにかく、宣伝と、学生就職会社へのアピールなんでしょう。そのアピールに傾倒し過ぎて、「肝心の教えるべき事」が抜けて行き、表面的な事ばかりが前景化されちゃうのはヤバい。
  • b:やはり、大学葛藤してるんだな。教員学問を教えたい、それが大学の使命だと思ってる。でも生徒は学問をやりに来てるというよりむしろ就職予備校または、モラトリアムとして来ている。大学は、レジャーランド化してまで生徒にこびる気はないが、就職は気になる。
  • a:少子化不況ダブルパンチで、かなり葛藤は大きいようで、その副産物なんだな、あれは。提言したひとは、PR+就職重視(資本主義社会に塗れた)の印象あるし。
  • b:学問だけやってても仕方ないってことか。俺は大学時代でも学問をやってたつもりだし、学問できるのは大学時代だけだと思ってたけど、これからはみんな希望すれば大学に入れる時代だからな。変わっていくんだろうな。
  • a:なんか残念だよなー。俺も学問やってたつもりだよ。分野は、留学先では音楽になってしまって一見ブレてるかもしれないけれど、一つに繋がったし。学問を通しての人間育成、とは程遠くなるよねー。憂いたくなるね。Bなんか学者を夢見た事もあるんでしょ?
  • b:少々、と言うか結構学者になりたいと思った時はある。大学院に入ってあきらめた、ほんと天才って思える人いるんだよ。これくらいの人とポジション争うのも無理だと思ってあきらめた。学問ができるのが大学。独学でゼロから学問をやるのは凡人にはむりだから
  • a:ラッキー年代とアンラッキー年代ってのは、どんな業界にもあってね。音楽業界も、学問業界も、いまは明らかに苦境なんだよね、いろいろな時代の変化によって。一時期でも自分が夢見た職種が、崩壊の一途を辿ってる様子を見るのって、凄く悲しい事だ。俺は、諸悪の根源が、ようやく分かってきたの。
  • b:NOと言えない日本人が俺は原因だとおもう(笑)。やんは何だとおもうのさ?
  • a:真犯人は、「あいつ」なのだ!

と、こんなところでいいですかね。ちなみに、今度のアルバムに"ARE YOU HAPPY"という短いカットアップ曲を入れるのですが、その冒頭でボクの幸せに対する回答を明示しています。既に、このブログでも紹介した話かもしれませんが。これは、2月に、震災以前に辿り着いた回答です。でも、未だにその回答がベストですかね、、、今後変わる事は予想されますが。(これぞFLUX!!笑)


今月は、とうとう自分の大掛かりな新作を2年ぶりに出すという事で、まだ当分は、こういうネタは控えて、音楽等の話に戻して行く事にしますー。このレスポンスで良かったかなー。。。

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