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kotaroの「こんな曲作ってます」

2014-06-02

千島桜

D

作詞:kotaro
作曲:kotaro
編曲:kotaro

この曲はさまざまな思いを織り込んだ曲です。

ぼくの父親(だいぶ前に亡くなりましたが……)は転勤族でして、おかげで転校を何度も経験しました。せっかく馴染んだ友人たちとの別れを、「転勤族の青年と地元の女性との恋愛(そして別れ)」に仮託して表現してみました(が、いい大人だったら結婚でもなんでもしてついていけばいいんじゃないの?という疑問も^_^;)。

さらには、どこかで目にした、「最近の歌(の歌詞)は自分の心情を述べるだけで物足りない」という批判的な物言いに反発し、上記の心情を千島桜に託して表現してみました。

ついでに言うと、ぼくの中でなんとなくくすぶっている「中央集権への疑問」みたいなものも歌詞に含ませています。でも、だったらなんで東京の大学に行ったんだろう?

ボーカロイドKAITOを使っています。サビの歌詞の終わりが、「咲くのです」「涙ぐむのです」「祈るのです」と韻を踏んでいますが、「すーぅ」と伸ばしても発音があんまりきれいに聞えないんですよね。そこがちょっと心残りと言えば心残り。「KAITOの声がこの曲に合っているね」という人と「ほかの人が歌ったほうがいいかもね」という人は半々くらいですかね。でも、ベースのハイノートを使ったイントロや、同じくハイノートを使ったエンディングに向かって駆け上がっていくベースの動きなどの細かい部分も含めて、自分の中での納得度は高い曲です。

【歌詞】
桜前線が北上しています」と全国ニュースで流れているけれど
ぼくらの町の踏み固められた雪が融けるまではまだずいぶんかかるよね

この木が花を咲かせるころにはきっとぼくは遠くの町へ行く
桜吹雪に彩られなくてもこの季節には別れがつきまとう

五月の終わりにようやく花をつけるこの町の千島桜
内地の人たちが梅雨の心配をしているころにひっそりと咲くのです

「お爺ちゃんの代にはあそこにいたのよ」と近くて遠い島を指差す君
「白夜はなかったようだね」と空回りのギャグを軽く流せずに君は目を伏せる

いつの間にやら訛りの抜けたぼくはできそこないのメトロポリタンだね
開拓時代に渡ってきたはずの君の家でも今ではこの町を裏切れない

この国で一番知られた花の仲間がまだつぼみすらつけていないことが
ぼくと君のこれからを表しているようで柄にもなく涙ぐむのです

五月の終わりにこの花が咲くのを君は誰と眺めることだろう
離れてしまうならせめてそれぞれの幸せをただ今は祈るのです

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