恋するうどん県

18日〜20日で、香川県に行って来ました。
初の四国です。
梅雨明けした香川はとても暑かったのですが、写真を撮るには青空が一番。



とても楽しい旅でした。
旅行記と写真は、フィルム現像が上がったら。
いつもの如く、ゆるゆると語らせて頂きます。



今日は、完全休養の日。
島の猫のように、ひたすら睡眠を貪りました。

溶ける

週1の更新を心掛けていましたが、怠慢していました。
スイッチが入ったので、本は読みました。

淡雪記 (集英社文庫)

淡雪記 (集英社文庫)

読み始めたら止まらなくなって、横取りして完読。
もともと、ハードボイルド系は苦手です。
興味を持ったのは、主人公が写真を撮る人だったから。
このどうしようもない結末を読み終えるまでは、落ち着かない。
そんな気分で一気に読みました。



黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

このシリーズ、好きなんです。
今回もぐいぐい引き込まれて、あっという間に完読。
主人公が聡明な美少女というのは、重要だと思います。


理屈を超えたもの

新刊を買ったも、ハードカバーを買ったのも久し振り。
何となく、ピンと来たから買ってしまいました。

女のいない男たち

女のいない男たち

村上春樹自体、読んだのは10年以上振りです。
一時期は、貪るように読んでいましたが。



6編の短編集です。
久々の村上ワールド。
悪くない心地よさでした。
特に、「イエスタデイ」と「独立器官」は面白かったです。
そう、今までモヤモヤしていた事象について、言葉にしたらこんな感じか、そういう一文があったので嬉しかったです。

出逢いと傷跡

かなり、のんびり更新となってしまいました。
大島旅行記最終日。



前日、地元の居酒屋さんで、店員さんやらお客さんやらと楽しいひとときを過ごし、朝起きたら全身「くさや」臭くて絶望しました。
「くさや」臭をぷんぷんさせながら、民宿で朝食を食べる。
隣の家族連れの視線が若干痛い。
チェックアウトを済ませ、すぐに日帰り温泉に浸かりました。



この日は、ゆっくり観光しようかと。
気になっていたリス村に行くも、受付のおじさんから衝撃的な一言。
「リス、今いないけどいい?」
そんなゆるゆるな大島、大好きです。
リスの代わりに、ウサギはたくさんいました。



それから、椿祭に行ってみました。
大島といえば、椿。
植物を撮る習慣がない私が撮った、唯一の椿写真です。


都はるみの唄に乗せて、「あんこさん」も躍る。



あっという間に帰る時間。
出航前に漁港をうろうろ。
そこには、必ず猫がいました。


帰りのジェット船に乗るときは、「あんこさん」が御見送り。



伊豆大島、とても素敵な島でした。
住民の方々が気さくで、優しくて。
雄大な自然に圧倒され、美味しい海産物や郷土料理に舌鼓。
今回は、張り切ってしまい、デジPENに福造、ブロニカと、欲張って3台もカメラを持って行ってしまいました。
でも、撮影よりもこの空気をもっと楽しみたい。
今度、島を訪れるときには、カメラ1台にしよう。



そして、忘れてはいけない事実。
この島の復興はまだ終わっていません。
車で走っていれば、ダンプカーと頻繁に擦れ違う。
端々に残る流木。
それでも、島の人々は口を揃えて言う。
「この島はとても素晴らしい」と。
私もそう思いました。
この島は、何よりも「人」が素晴らしい。

親切な心は、縛る鎖

じっくり読みました。

春駒日記 吉原花魁の日々 (朝日文庫)

春駒日記 吉原花魁の日々 (朝日文庫)

元吉原の花魁が綴る、廓での日々。
今まで、吉原や遊廓に関連する小説を読みましたが、実話には敵わない。



同じ女性として、何ともやるせない気持ちになります。
この一文に。
人間が人間と思われない事を悲しまない。苦痛だと思わない。反ってそうされる事を喜ぶ。自ら進んで奴隷を欲する。
そうした事より悲しい事が人間にあろうかしら。

吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)も読もうと思いました。