心星ひとつ みをつくし料理帖シリーズ

高柴です



待ちに待ったこの本が出ました。

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)

みをつくし料理帖第6巻「心星ひとつ」を読みました。前回小夜しぐれの感想
と同じくネタバレなしのざっくり感想→オチは明かさないけどネタバレ有りのあらすじ&簡単な感想→読んだ人限定読み終わった後の私の心の叫び(ネタバレの塊)の順で書いていきます。各自の判断で読んでいただければと思います。


ざっくり感想
裏表紙の説明文に「シリーズ史上もっとも大きな転機となる」とあったのですが、これは宣伝詐偽ではなかった…。これからもこのシリーズを読まれる方はこの巻は必読。そしてこの巻を読まれる方は前巻を読んでおいてください。
テーマは「幸せ」かなぁ。
満月を見てふきちゃんが
「あんな風にどこも欠けてない幸せがあれば良いのに」
と言うシーンがあるのですが、そんなものはないという厳しい現実に澪が直面します。
久々に澪が本気で苦しむのは見ていてつらかったですが、主役が完全に彼女に戻ってきたという印象を受けました。地味な女の子だけど、やはり澪が主役だと話に緊張感が出ますね。
今までとは雰囲気が違いますが、読者を飽きさせない良い工夫だと思います。続きが非常に気になります。


今回はレシピの他にも特別付録がありました。作者への質問コーナーみたいなものです。みをつくし料理帖は年2冊ペース。これ以上早くはできないそうです。あと、この先の展開も最終話も決まっているそうです。ドキドキ。
さて、以下あらすじネタバレ有り

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