《Jython2.5》JTree〈GoF〉Composite を導入する
Java プログラマーのための Python 導入ガイド〈初級/応用編〉《Jython2.5》
JTree〈GoF〉Composite を導入する
■ 概要
フォルダー/ファイルの階層構造を「簡単に」閲覧できるツールがあると便利です。
この課題では、Swing/GUI を使って階層構造を持つ情報を提示します。〈GoF〉Composite/Iterator/Visitor/Command パターンを導入すると、if/for 文によるコードの汚染、配列の境界問題が解消されるので、要求仕様の変更にも柔軟に対処でき、簡潔で見通しの良いコードを記述できるようになります。
《Note》JPython1.1.x/Jython2.1.x 用に作成したセミナー課題を、Jython2.5 で再構成しました。
事例:モジュールを起動する
モジュールを起動すると、次のようなウィンドウが現れます。
■ 単一オブジェクト:ファイル
ファイルは、ツリーの末端(leaf)になり、「単一」オブジェクトと見なされます。
ファイル(を表わすノード)を選択すると、テキスト領域に詳細な情報が表示されます。たとえば、example.jar を選択すると、そのサイズが 993 バイトだと分かります。その他にも、さまざまな情報を確認できます。
何が問題か:〈GoF〉Composite を導入する
ツリーの各ノードは、ファイル(末端)かフォルダー(枝)になる可能性があります。そこで〈GoF〉Composite を導入して、これらの違いを意識せずに統一して扱えるようにするとともに、必要なら異なる形式(ファイル/フォルダー)で情報を提示できるようにします。
⇒ 続きはこちら 》Composite を実現する《 で
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