要求仕様の変更:盤面を構成するオブジェクト群

ゲーム版には、4種類のオブジェクト群が生息しています。これらのオブジェクトは、ゲームが進行するにつれて、自分たちが占有する領地を広げていきます。


    note
black 先手の領地を表わします。
white 後手の領地を表わします。
comb 空地(やがて先手/後手の領地になる)を表わします。
null 不可侵の(先手/後手が占有できない)領地を表わします。

これらの実体は〈GoF〉Singleton パターンに準拠する、sole-instance として実現されます。つまり、ビューとしては複数の存在ですが、モデルとしては単一の存在です。忍者ものの漫画によく登場する、分身の術を想像してみてください。
盤面のすべてが、先手/後手のどらちかの領地になるまで@ゲームを続けます。ここでは「comb オブジェクトが占有する領域がなくなって、black/white オブジェクトのどちらかの領域となる」というモデルに準拠しています。comb オブジェクトは、防波堤(番兵)としての役割を果たし、ゲームの開始から終了まで存続します。
《Note》 正確には(ゲームの途中で)相手の領地がすべて自分の領地になると、そこでゲームは終了します。実力差があると、たまにそのような場面に遭遇します。□