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気まぐれ読書手帖

気まぐれ読書手帖

2016-05-29

弱キャラ友崎くん Lv.1(★★★★☆)

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)

人生はクソゲー、主人公・友崎文也はその言葉を信条にして生きている。しかし学園のパーフェクトヒロイン・日南葵に出会ったことによって状況が一変して…というお話。
読メで評判が良かったので読んでみました。ゲーマーでぼっちの主人公が学園のマドンナにマンツーマンリア充になるべく特訓してもらうお話。よくありそうなネタですが、ヒロイン・葵の特訓メニューが本格的で彼女が他人の何倍も努力して学校での今の地位を築き上げたんだなと思うと感心してしまう。表情や姿勢の仕方から会話のコツまで本当に本格的。人生をゲームにたとえて徹底的に攻略しようとする文也はやっぱり根っからのゲーマーなんだなと。
今まで自分のことを卑屈に捉えがちでクラスメイトにも興味のなかった文也ですが、葵の助けにより様々なクラスメイトと関わることで他人の気持ちを察するようになったりと人間的に成長した部分も見れて良かったです。特に中村を庇った時はかっこよかったぞ。最後の文也と葵の会話が友情以上恋愛未満といった感じで甘酸っぱかった。デレた葵が見てみたい!

2016-05-28

金物屋夜見坂少年の怪しい副業 -神隠し- (★★★★☆)

シリーズ2冊目。個人的に前回より面白くなってるなと思いました。幼い外見とは裏腹に若年寄のように落ち着いた雰囲気を持つ夜見坂。さすがに「息子がいる」と発言した時には驚きましたよ。静さんとはそういう関係なのね。夜見坂の生い立ちも明かされて、彼がいくらか背伸びして大人になろうとしているのがわかりました。大事な父親代わりの人を亡くしてしまったけど、静や千尋がいるなら何とか大丈夫だよね?千尋の「もっと気楽に子供時代を楽しんでほしい」という思いに共感しました。千尋は優しい人だな−、夜見坂に思いっきり使われてますけどそれも信頼されている証拠でしょう。
「神隠し」はガッツのある少女が最終的に自分の恋を掴みとる話で読んでて清々しかったです。逆に「反魂香」は切なくてしっとりとした終わり方でした。兄の考え方は当時では異質かもしれないけど弟には理解してほしかったな。戦争という決められた道の前で最終的に弟がどういう選択をするのかまでは描かれていませんが、彼が幸せになるのなら兄の思いも報われることでしょう。

2016-05-27

薬屋のひとりごと 5(★★★★★)

5冊目にてとうとう壬氏がメインで表紙に。今回は新章突入ということで色々と嬉しい展開があって大満足の巻でした。蝗害や白娘々など今後の課題も提示されそれに対して壬氏や猫猫たちがどのように乗り越えていくのか先が楽しみです。
そしてなんといっても壬氏と猫猫の関係がようやく一歩前進したのには拍手したくなった。健気に花街に通ったり、猫猫にアーンをしてもらう為にまずい飛蝗を食べたりと壬氏は本当に頑張った!しかしせっかくキスまで漕ぎつけたのにあっさりと猫猫に仕返しされて撃沈してしまうとは壬氏らしい(笑)馬閃と里樹妃も報われてほしいけど上手くいくかな。
序話は一瞬誰の話だ?と思ったら、幼い頃の主上と阿多の話だったんですね。この二人の関係がすごく好みです。WEB版も読んでみましたが、そちらの方がより主上にとって阿多は特別な存在なんだなということが読み取れます。前から投げかけられていた布石ですが、主上はどういう判断をするんですかね。主上と阿多が会話している場面が読みたい!

2016-05-26

これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~(★★★☆☆)

森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだったが…というお話。
「風呂ソムリエ」の時と同じく舞台は天天コーポレーション。経理部に所属する主人公・森若さんの真面目でぶれない姿は同じ働く人間として尊敬します。だからこそ他人に対して厳しいこともあるけど本当は優しい人で周囲から恐れられていることを気にしている場面も。でも森若さんのそういう面をきちんと知っている人もいてなんだかんだいいつつ皆から頼りにされていて愛されてるなぁと。
いくら会社にとって重要な人とはいえその息子と遊んだ費用やたこ焼き代まで請求するのはどうよ。社員に還元してくれ。そして咲は仕事を甘く見過ぎ、たとえ良い子でも仕事とプライベートの線引きぐらいしろよ。見ててイライラしました。
最後に森若さんと太陽の恋が上手くいきますように。

2016-05-25

廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門(★★★☆☆)

廃校に住む謎多き生物学者・片倉信也のもとに持ち込まれた「廃墟の殺人鬼」の目撃情報。その殺人鬼の正体とは…というお話。
殺人鬼の正体はあっさり過ぎて帯であおり過ぎのような…。圭太の母親の自分勝手な態度に苛ついた。板挟みになって大変な圭太の気持ちも理解できるけど母親寄りの考え方しかしてないし、母親の態度が「傲慢」だってわかってるなら次郎との距離をおくとかもう少し考えれば良かったのに。まぁ、小学生にそこまで求めるのは酷なのかもしれませんが。
片倉学会から離れた理由は研究発表を素晴らしいものにするために観察対象である動物を殺したいと思ってしまったから。動物を愛する片倉だからこそ自分の中の欲求が怖くて…ということなのかもしれませんが、研究者ならそこら辺は折り合いをつけないと前に進めないので早く本復帰してほしいですね。せっかく結衣という優秀な助手も手に入れたんだし。結衣みたいなガッツのある女性は好感がもてます、サイの死体を処理できるなんてすごい。