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気まぐれ読書手帖

気まぐれ読書手帖

2016-07-29

8月購入予定本

電撃文庫(10日発売)
俺を好きなのはお前だけかよ (3) 駱駝

ダッシュエックス文庫(25日発売)
クオリディア・コード (仮) 渡航(Speakeasy)

HJ文庫(1日発売)
戦うパン屋と機械じかけの看板娘5 SOW

集英社オレンジ文庫(19日発売)
時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 椹野道流

新潮文庫nex(28日発売)
幻影の手術室 —天久鷹央の事件カルテ— 知念実希人
バリ3探偵 圏内ちゃん3 (仮) 七尾与史

幻冬舎文庫(5日発売)
なくし物をお探しの方は、二番線へ 鉄道員・夏目壮太の奮闘 二宮敦人

■漫画
22日 月刊少女野崎くん
17日 明智警部の事件簿 5

2016-07-28

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし(★★★★☆)

櫻子さんシリーズもこれで10冊目、今回は正太郎と櫻子さんの関係に決定的な変化が訪れた巻でした。第壱骨の「片羽の烏」は完全なる逆恨みですやん。第弐骨の「雨降る夜の怪異」は内海さんに癒された。正太郎は本当によく食べるね。メインの「八月四日の…」はとにかく犯人が気色悪かった。放置してた父親にも問題あるけどさ…。櫻子さんの「私を抱いてごらん?」にはドキッとしてしまった…。
肝心の花房は登場せず。最後の正太郎と櫻子さんの離別は予感していたとはいえ寂しい展開です。でも正太郎が櫻子さんを責めた理由があまり理解できませんでした。なずなよりも正太郎を助けることを優先して何が悪いのでしょうか。確かに2人一緒に救出できたらベストなのかもしれないけど、櫻子さんにとっては正太郎の方が大切だっただけでしょうに。それは人間として普通の感情だと思うけど…。いったい櫻子さんたちは何処に行ってしまったのでしょうか、続きが気になります。

2016-07-27

ハナシマさん(★★★★☆)

ハナシマさん (ガガガ文庫)

ハナシマさん (ガガガ文庫)

北関東某県にある韻雅町で猟奇殺人事件が起こった。その凄惨な事件は連続的に発生するも、警察は犯人像を掴めずにいた。ほぼ時を同じくして、町の高校に作り物めいた美しさを持つ華志摩玲子という少女が転校してくる。彼女は誰とも話さず、何にも興味を示さず、孤立していくが…というお話。
ミステリ部分は弱いけど全体的に手堅い印象。辛い過去をもっているのに周囲から不気味に思われ、あげくの果てには銃で撃たれて…という華志摩さんの辛すぎる境遇が憐れ。何も悪くないのにね…、最後にきちんと復讐できたのがせめてもの救い。
いかにも胡散臭いから予想通りだけど、杜秋はやっぱり最低な奴だった。道隆に敵う相手だとは思えないけどな…、せっかくのヒーローポジションなんだからもう少し活躍してほしかった。結局行動を起こしたのは晴海と亜季の父親だし、亜季…。どうなることかと思いましたが、希望のあるラストで良かったです。

2016-07-26

バビロン 2 ―死―(★★★★☆)

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

64人の同時飛び降り自殺に続いて段々と増えていく自殺者。新域の長・齋開化による「自殺法」が宣言されたが、大多数は反対派。そこからどう盛り上げていくのか、ずっと展開に注目していましたがさすが野崎さんなだけあってきちんとどんでん返しをしてくれました。
正崎側は齋を行方をくらました捕まえる為に警視庁等と手を組んで動き出す。九字院や寅尾管理官が魅力的なキャラだっただけに本当に残念。ラストが強烈過ぎてゾッとしました。離れた点線が繋がった瞬間に曲世の狂気を一番感じました。瀬黒さん…、ただでさえ追い詰められている正崎がこのまま立ち直ってくれるのか心配でなりません。これで家族や親友にまで手を出されたらメンタル崩壊ですよね…。それにしてもなんで正崎だけ曲世と話しても大丈夫なんでしょうか。早く続きが読みたいです。

2016-07-25

魔獣調教師ツカイ・J・マクラウドの事 件録 獣の王はかく語りき(★★★★☆)

“魔獣”―その身体に“人”に酷似した部分を持つ獣が存在する世界。人々が鑑賞・性愛の目的で雌型の魔獣を嗜好、盲愛して狂気に堕ち、世間には様々な事件が充ち満ちていた。帝都最高の魔獣調教師『絢爛なる万華鏡』ゴヴァン卿。その不可解な死とともに彼の全てを継承した青年―ツカイ。とある“魔獣愛好倶楽部”でツカイの友人となった上代ウヅキは、帝都最高峰の魔獣調教師“獣の王”として名声を高めていく彼に纏わる 魔獣絡みの事件に遭遇していき…というお話。
「獣の王」と称されるツカイとその友人・ウヅキが遭遇する魔獣にまつわるダークファンタジー。著者らしい重厚な世界観、そして予想通りグロい描写が多目でしたがしっかりと堪能しました。どのお話も何かしらの形でツカイが関わっていて、さすが「獣の王」と称されるだけあって策略の完成度もピカイチ。 現実にいたら絶対に関わりたくないタイプの人間です(笑)
滅多に自分の感情を乱さないツカイですが、後半でたった一人の女性に対してだけは少なからず感情を揺れ動かす描写があります。メイドの正体については予想通り、ツカイが何度も模索して彼女の感情を取り戻そうとしている様子を考えると切ない。「運命の敵も、親愛なる友も、私にとっては同じことだ」とツカイは言っていますが、ならばツカイを倒す敵はウヅキであってほしいなと思います。彼ならば最良の形でツカイを倒してくれると信じています。続きがあるならぜひ読みたいです。