気まぐれ読書手帖

2018-02-24

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語4(★★★★☆)

常識外れの活躍を続けたせいで上級生徒ミコナからにらまれたロイド。どちらが優秀かを証明するためダンジョン調査で競いあうのだが―ロイドの存在がカギとなり楽勝な初心者ダンジョンが一変。ドラゴンが出現する超危険モードに早変わり!そんな大混乱の最中、打倒ロイドに燃えるミコナに怪しい影が告げる。コンロン村を知る男ソウが示す禁じ手が彼女を変貌させていき…勇気と出会いを力に変えるまっすぐな少年の最強ファンタジー第4弾。
シリーズ4冊目。上級生・ミナコがやたらとロイドを目の敵にする理由がまさかの百合とは…。ミナコの執念が凄まじくて少しひいてしまいましたよ。上級生に対してはいつものように余裕のロイドでしたが、さすがにヴリトラ相手では苦戦してましたね。こういうロイドは新鮮。アルカのヴリトラへの仕打ちが酷すぎて思わずヴリトラに同情してしまいました。
色々と敵の情報も明らかになっていき、ラストダンジョンの解放が目的という事実も判明。ロイドたちがコンロンの村へ行こうとするところで終了してしまいましたが、残されたアランも別の意味で心配(笑)次も楽しです。

お久しぶりです

長いことご無沙汰していてすみませんでした。
今週の火曜にやっとこさ免許センターでの学科試験に合格して免許を取得できました!社会人として働きながらの教習所通いだった為、土曜と日曜しか行けず卒業するまでに三ヶ月半もかかってしまいました。学科試験前は当然のごとく勉強の毎日だったので、大好きな読書もできずで本当に辛かったです…。やっぱり免許取得は学生でいる内にやった方が断然楽でお勧めです。免許センターでの学科試験は平日しかやっていないので普段平日働いている人は休む必要がありますし、会社から帰った後に勉強+土曜日曜は教習所というダブルパンチはきつかったです。まぁ自分で選んだ道なので仕方ないですが。
やっと解放されたのでまたぼちぼちと更新していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

2018-01-03

オール・ジョブ・ザ・ワールド(★★★★☆)

転職を繰り返すことで強くなる世界、ルードワルド。にもかかわらず、初めて転職できない最底辺の職業である“遊び人”となってしまった15歳の少年ホールデン。積み上げたステータスも急激に下がり、得たのは無意識に女の子を口説いてしまう“女殺し”という役に立たないスキルだけ。それでもなんとか就職した彼は、絶世の美少女であり王女でもある“魔術剣士”メグ、すぐに婚姻を迫ってくる巨乳裁判官ティア、イケメン“勇者”のサリーという上級職に就いたメンバーと共に、依頼を達成すべく今日も働く。何にもなれない“遊び人”こそが最強なんだぜ、って言える日のために―
お金こそが力の象徴である資本主義の世界で「遊び人」という最底辺の職業にしか就けない男の子が主人公。主人公・ホールデンが金を貯めたい理由が切実で応援したくなる。最初は役立たずかと思われたホールデンですが、「ものまね」や「探し物」などのトリッキーなスキルも修得しはじめて段々と本領発揮していく。最後はチートキャラみたいになってました、今後はどういうスキルが増えていくのか注目ですな。
メグは完全にホールデンに惚れてますやん。ティアも無自覚ながらもホールデンのことを気にかけている様子。早くティアには本気でホールデンにアタックしてほしいな。

2018-01-01

少年Nのいない世界 03(★★★★☆)

少年Nのいない世界 03 (講談社タイガ)

少年Nのいない世界 03 (講談社タイガ)

“ここではないどこか”へいきたい。和久田悦史の自分勝手な願いの巻き添えとなり、地球とはまったく違う異世界に散り散りで飛ばされてしまった少年少女。言葉も通じない過酷な漂流生活を乗り越え再会した奇跡も束の間、自分たちを誘拐しようと企む集団に狙われることに…。目的もわからず正体も不明の犯人に警戒する中、行方がわからなかったはずの和久田の関与が急浮上する!
シリーズ3冊目。遂に異世界に行くきっかけを作った和久田が登場。和久田的には自分一人が異世界へ行くつもりだったのに何でお前らまで!?、という心境の様子。それでもかつての同級生たちを捕らえる側につくのは賛同できない。特に野依には複雑な感情を抱いているようで和久田の屈折した気持ちが吐露されています。
エースに依存している二葉ですが、そもそも彼を信用していいのか。できれば最後まで味方でいてほしいですが、裏がありそう…。野依のその後の情報もちらほらと出てきました、早く皆の前に姿を見せてほしい。そしてエースの協力によりダラニエの拘束から解放された音色、ルンさんがとても優しい人で素敵。一段落着いたと思ったら最後にまさかの急展開、続きが気になります。

2017-12-31

編集長殺し(★★★☆☆)

編集長殺し (ガガガ文庫)

編集長殺し (ガガガ文庫)

私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です!カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが…「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは。干されたいの?」…ボロクソですっ!編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。こんなときは頼りになる先輩たちに相談するしかありません。「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」―って、なんでですかっ!?女子だらけのお仕事がんばりラノベ、ここに校了です!
最近流行の出版業界の裏側を描いた日常系ラノベ。編集者全員が美少女な上に編集長に至っては毒舌幼女というリアルさに欠けた設定だったもののゆる〜く楽しめた。タイトルの「編集長殺し」に不吉な雰囲気を感じたが、編集長殺したいの?あとがきによる「すみません」の連続にはウケた。あのロリ編集長もこれならOKするのでは?
この小説だけを読むならギギギ文庫がどれだけブラックな会社か分かった(笑)ロリ編集長なんて理不尽!年末年始も休みなしとか辛いわー。主人公の桃香が一生懸命な子なので余計に休んでほしいと思う。最後の皆でケーキを食べて和気藹々としている場面が一番好き、お疲れ様!

2017-12-29

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい4(★★★★☆)

龍殺しの恩賞のため、王城へと迎えられたスロウは、ドストル帝国の軍人・ルーニーがヒュージャックに出現したと聞いて驚愕する。―『シューヤ・マリオネット』第一クールの始まり。魔物が占拠する南方を足掛かりに戦争をしかけるルーニーを討伐するため、スロウは早速オークに変身!ヒュージャックへと潜入するのだが…「なんで、私こんな格好なんですか!」ピクシーに変身したシャーロットとは大喧嘩!!そして―「お礼に、この村に銅像を立てるブヒい!」訪れたオークの村では、すっかりスロウが英雄と崇められるようになり!?果たして、豚公爵は最悪のアニメ展開を阻止できるのか!?
シリーズ4冊目。シャーロットとの仲がギクシャクする中で、彼女の故郷へ潜入捜査することに。オークの村だけにいつもに増して「ブヒブヒ」が多い。スロウがどれだけシャーロットを大切に思っているか、またシャーロットもスロウのことをどれだけ慕っているかをエアリスの協力によってお互い知ることができて良かった。皆を守ろうとするひたむきなエアリスがお気にいり。
敵である帝国の軍人・ルーニーについては内面も多少掘り下げられていて、クセはあるけど魅力的なキャラでした。シューヤは行き当たりばったり過ぎてもう少し落ち着いたら?スロウが知っている展開とは確実に違う展開になってきている様子。次も楽しみです。