白夜街道(★★★★☆)

白夜街道 (文春文庫)

白夜街道 (文春文庫)

前回の「曙光の街」から四年後のお話。前回頼りなかった倉島がよくここまで成長したなと思いました。公安で働くことに対しての自覚がきちんと芽生えたからでしょう。ヴィクトルは相変わらず苦労性だなと、また昔の仲間に裏切られるとか災難ですね。恋ではないけどお互い大切に思い合っているヴィクトルとエレーナの関係が不思議。もう二人で結婚しちゃえば?
久しぶりのヴィクトルとの再会か?と楽しみにしてたんですが、実際に会ったのは最後にちょこっとだけというのが残念。いつかヴィクトルやエレーナと一緒に友として酒を飲みたい、という倉島の素直な気持ちが実現するといいなぁ。