眠れる森の夢喰い人 九条桜舟の催眠カルテ （★★★☆☆）

眠れる森の夢喰い人 九条桜舟の催眠カルテ (集英社オレンジ文庫)

寝具販売店で働く砂子は他人の夢を見ることが出来る。ある日催眠療法士の桜丹から患者の治療の手助けをしてくれないかと頼まれて…というお話。
全体的にふんわりとした印象で少し物足りなかった。でもサクッと読むには調度いいかもしれない。個人的に不眠とは無縁な人間なので眠りをより良くするために様々なグッズがあるんだなと思いました。スリーピングルームで寝ながら砂子にマッサージしてもらいたい。
男性陣はキャラが個性的で続きがあるならぜひ一人一人じっくり掘り下げてほしいなと思ったり。オネエ口調の蓮司や甘え上手の雪哉も気になるけど、一番謎なのは料理上手で穏やかな銀行員の内藤さん。桜丹を手伝う理由がお金を貯めて慰謝料を払って早く離婚するためというのが引っ掛かります。