ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (6)(★★★★☆)

シリーズ6冊目は表紙のセリカがメイン。最初のグエンの論文提出のくだりはいつものギャグっぽい展開だったけど、遺跡に着いてからは始終シリアスで物語が大きく動いた重要な巻だったなと。素直に遺跡に行きたい、と言えないシスティが実に面倒くさい(笑)それに比べてルミアの正妻っぷりが半端ない、リィエルは着実に成長している様子。
セリカとグレンのスキンシップが微笑ましくて思わずにやけてしまった。セリカにとってグレンと過ごした月日はかけがえのないものであり、救いだったんだなと。2人の絆の強さに乾杯!魔法がまったく使えなくなったわけではなくて良かった。
謎の少女・ナムルスの正体が気になります。ルミアを憎んでいるのは何故なのか。ピースが揃いつつあるので次巻に期待したいと思います。