弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま(★★★★☆)

「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて―?おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!
お久しぶりの喜多みどりさん。良いメシテロ小説でした。くま弁に行きたい、お弁当もおにぎりも卵焼も全部美味しそう!千春が札幌に転勤になる経緯は可哀相過ぎて心が荒れてしまうのも仕方ないなと。そんな千春の様子にユウが気をきかせてオリジナルのお弁当を作ってあげるなんて素敵。やっぱり美味しいものを食べると癒されるよね。千春の結婚式の欠席理由がナイスでした(笑)
最後はくま弁閉店の危機でしたがなんとか収まるべきところに収まって一件落着。竜ヶ崎さん優しい人でジーンときた。千春とユウの距離も縮まったようで良かった。続きがあるなら読みたいです。