気まぐれ読書手帖

2017-12-04

処刑タロット(★★★☆☆)

処刑タロット (電撃文庫)

処刑タロット (電撃文庫)

クリア率98%のVR脱出ゲームを、ただひとり“真のバッドエンド”で迎えた高校生の鳴海恭平。その腕前をゲームの制作者である片桐渚に見込まれた鳴海は、死のリスクがあるという裏の脱出ゲームサドンデス」に招待される。鳴海はある人物を探し続けていた―デスゲームに身を晒し続ける“死にたがり”のクラスメイト・梨々花。しかしゲームの中で再会を果たした彼女は、「処刑タロット」と呼ばれるカードの呪いに囚われていた!梨々花を救うためには、危険なゲームをクリアし、すべての「処刑タロット」を集めるしかない。だがゲームには、他にも様々な事情でカードを手にした少女たちが参加していて…!?
いつもの土橋さんの作風だが、痛々しい描写は抑え目のような気がする。「死」そのものを見世物として扱っていて、限られた人間だけとはいえ高校で平然とそういうことが行われているなんて恐ろしい。普通の女の子にみえるのに実は死にたがりの梨々花、それが鳴海たちとゲームをしていく内に「死にたくない」と思うようになる展開はグッド。
渚の設定はあざとすぎてなんだかなぁ。このことに関してだけ気付かない鳴海が鈍いを通り越して馬鹿にしかみえないんだが。渚の目的は勿論のこと梨々花も救えてないので続きもあるのかな…?

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