気まぐれ読書手帖

2018-06-09

ヴァチカン図書館の裏蔵書 聖杯伝説(★★★★☆)

聖杯伝説の暗号に迫るビブリオミステリー! ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。ダビデ像に似た美丈夫のマリク神父と友達になり、オペラ公演に出掛けることに。会場では、奇しくもヴァチカン図書館の蔵書の刻印がある本を拾い、なぜか惨殺死体まで発見してしまう。本の持ち主を突き止め、イギリスの屋敷を訪ねるのだが──聖人とマリクが、暗号化された「聖杯」の秘密を読み解き、真相に迫る!

シリーズ2冊目。今回は聖杯の秘密が主題。犯人はあっさり捕まった印象がありましたが、着地点が西洋だけではなく東洋の歴史も絡められているのには驚き。面白い解釈だなと思いました。あの人が殺されてしまったのは残念、良い人だったのにな…。聖人は良くも悪くも運を自分に寄せる能力を持っていて、斉木さんの「お前が狡いからだ」には共感。
前回は初対面ということもありぎこちなかった聖人とマリクの仲がまるで兄弟のようになっていたのが嬉しかった。ていうか聖人って27歳なんだよね…?、と思わず考えてしまうほど過保護だったような気がする。続きがあるならぜひ読みたいです。

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