気まぐれ読書手帖

2017-12-12

1パーセントの教室(★★★★☆)

1パーセントの教室 (電撃文庫)

1パーセントの教室 (電撃文庫)

「恋をしました、キミに―」平凡男子高校生の雨ケ崎誠也に突如訪れた非日常。それは、クラスの美少女からの、愛の告白だった。彼女の名前は日比野明日香。校内でも一際目立つ、超絶美少女だ。だが、彼女には、そばにいる人間を悉く不幸にする“死神”という黒い噂が―。けれど、それは完全な間違い。なぜなら、彼女は他人を不幸にするのではなく、これから破滅する人間を好きになってしまう、のだから。死の女神に見初められた雨ケ崎が破滅する可能性は、99%。絶望する雨ケ崎に、「悲劇を回避する術はある」と日比野は静かに告げてきて―絶体絶命の青春がはじまった!
死神と呼ばれる少女・日比野明日香から告白されたことをきっかけに誠也に次々と災難が降りかかる。平和そうにみえて実はどこか歪な誠也のクラスメイトたち、川越が抱いた違和感が今後の展開にどう関係してくるのだろうか。個人的には玲奈の恋を応援したいけどもう望みはなしですか。
クラスの問題を二人で解決していく内に自然と芽生えていく絆、明日香の態度は基本的にツンツンだけどそこがまた可愛い。早く明日香が誠也に本当の意味で恋をして楽しい青春を送ってほしいなと思います。そもそも明日香が呪われている原因って何なんだろうか。続きもぜひお願いします。

2017-12-11

闇にあかく点るのは、鬼の灯か君の瞳。(★★★☆☆)

「俺と出会わなければ、お前は生きていられるのに―」闇に光る緋色の双眼の持ち主・タケル。彼は人の心を自在に操る不思議な力を持ち、少年の姿のまま、いつ果てるとも知れぬ時の中を生きていた。タケルの望みはただひとつ、運命の恋人のしあわせな姿。だが恋人は、何度生まれかわっても、タケルとの出会いゆえに命を削られる宿命にあった―。切なさに心ふるえる、少年たちの別離と邂逅の物語。
表紙に惹かれて購入。何度生まれ変わっても愛する人と出会えばその人の命を削ってしまうという悲しい宿命を背負うタケル。最初はBLっぽい内容でしたが、最後の展開はそうきたか〜という感じでした。ギィの言う通り雨月と品子に関しては吊り橋効果だと思うけどな。
愛する人の幸せを一番に考えてそっと見守りながら身を引くタケルが格好いいけど切ない。そもそもタケルの存在自体が謎、タケル自身もよく分かってないのかな…。この悲しみの連鎖から抜け出してほしい。陽介とブンさんがそばにいてくれるのがせめてもの救いです。タケルが報われているところが読みたい。

2017-12-10

キラプリおじさんと幼女先輩(3)(★★★★☆)

「今日から二人で、共同生活をしてもらいます♪」プレイヤーの頂点を決める全国キラプリ大会の地区予選がいよいよ開幕!希望に胸を膨らませ博多の予選会場に臨んだ翔吾と千鶴。しかし、二人の前に九州最強の幼女先輩が立ちはだかる!翔吾と千鶴は「協力モード」―ペア枠での出場に望みをかけるが、プライドが邪魔してか噛み合わず…。そんな二人を見かねた「わくわくらんど」の店員、會田さんの導きで、アイドル養成所で同棲生活をすることに!?さらに千鶴の口から衝撃の告白が!二人は最大の試練を乗り越えることが出来るのか―?
シリーズ3冊目。千鶴に最大のライバル登場で今までで一番ストーリー展開の起伏が激しかった。綺麗にまとまっているしこれで終わりとかじゃないですよね…?第一部完、ということなのか。新キャラの林檎がソロプレイにこだわる理由が結構痛々しいですね、ゲーム離れにするのは仕方ないにしてもグッズをゴミ箱に捨てた上に約束をすっぽかすとか酷すぎる。そんな林檎に最後にライバル宣言をする千鶴がすごく成長したなと思います。店長や會田さんの大人ならではの見守り方も良かったです。
そして肝心の翔吾と千鶴の関係ですが、今回の件で二人の距離は一気に近づいたのではないかと。翔吾はロリコン街道まっしぐらです。千鶴が引っ越しのことを翔吾だけには言えなかったのがグッときました、少しずつ恋に変化していくのかな。続き読みたいです。

2017-12-09

殺人鬼探偵の捏造美学(★★★★☆)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

氷鉋清廉。天才精神科医にして、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。海岸沿いで発見された怪死体にはマスカレードに殺されたような痕跡が。新米刑事の百合は紹介された協力者と捜査を開始するが、その人物はあろうことか氷鉋だった!父親、婚約者、恋人の証言が食い違う謎めいた被害者・麗奈を、当の氷鉋と調べる百合。だが、死んだはずの麗奈の目撃証言まであらわれ…!?
正にタイトルそのまんまの作品。「恋する殺人オーディション」が個人的にイマイチだったので買おうか迷いましたが、これは面白かったです。リアルさは感じれないものの被害者である麗奈のミステリアスさが魅力的でどんどんストーリーに引き込まれていきました。いけないと分かっていてもただ愛した人と添い遂げたかった麗奈、彼女を取り巻くあいつらが異常過ぎて恐かった。
百合には氷鉋から逃げてほしいような、立ち向かってほしいような複雑な気持ち。完全に獲物としてロックオンされてしまったので続きがあるなら二人の関係性にも注目ですね。

2017-12-07

この素晴らしい世界に祝福を!13 リッチーへの挑戦状 (★★★★☆)

ストーカーが現れました!」―逃げ惑い朝帰りをかましたウィズが、バニルやカズマに相談を持ちかけてきた。相手はウィズのことなら何でも知っている!と豪語しており、会って話がしたいと手紙まで送ってくる。対して「襲撃してやる」と、珍しく盛るバニル。その言葉で気持ちに整理がついたのか、ウィズは会うことを決心するのだが…。当日、着飾り、照れくさそうに話す彼女の姿が!?ストーカーに恋?大いなる勘違いが始まる!
今回はウィズがメイン。相変わらず安定した面白さでしたが、ストーリーは特に進まず。恋する乙女モードのウィズは新鮮で可愛かった、逆にキレた後の強いウィズにもギャップ萌え。バニルとのコンビが好きなのでウィズが最終的にバニルといることを選択したことは嬉しかったです。なんか一生このままな気がする(笑)
カズマは完全にハーレム展開を楽しんでますやん。フラれても色々とアタックするダクネスが健気。めぐみんも可愛いけどダクネスも良い女だよ、変態だけど…。次はゆんゆんがもっと活躍するといいな。