気まぐれ読書手帖

2017-12-10

キラプリおじさんと幼女先輩(3)(★★★★☆)

「今日から二人で、共同生活をしてもらいます♪」プレイヤーの頂点を決める全国キラプリ大会の地区予選がいよいよ開幕!希望に胸を膨らませ博多の予選会場に臨んだ翔吾と千鶴。しかし、二人の前に九州最強の幼女先輩が立ちはだかる!翔吾と千鶴は「協力モード」―ペア枠での出場に望みをかけるが、プライドが邪魔してか噛み合わず…。そんな二人を見かねた「わくわくらんど」の店員、會田さんの導きで、アイドル養成所で同棲生活をすることに!?さらに千鶴の口から衝撃の告白が!二人は最大の試練を乗り越えることが出来るのか―?
シリーズ3冊目。千鶴に最大のライバル登場で今までで一番ストーリー展開の起伏が激しかった。綺麗にまとまっているしこれで終わりとかじゃないですよね…?第一部完、ということなのか。新キャラの林檎がソロプレイにこだわる理由が結構痛々しいですね、ゲーム離れにするのは仕方ないにしてもグッズをゴミ箱に捨てた上に約束をすっぽかすとか酷すぎる。そんな林檎に最後にライバル宣言をする千鶴がすごく成長したなと思います。店長や會田さんの大人ならではの見守り方も良かったです。
そして肝心の翔吾と千鶴の関係ですが、今回の件で二人の距離は一気に近づいたのではないかと。翔吾はロリコン街道まっしぐらです。千鶴が引っ越しのことを翔吾だけには言えなかったのがグッときました、少しずつ恋に変化していくのかな。続き読みたいです。

2017-12-09

殺人鬼探偵の捏造美学(★★★★☆)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

氷鉋清廉。天才精神科医にして、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。海岸沿いで発見された怪死体にはマスカレードに殺されたような痕跡が。新米刑事の百合は紹介された協力者と捜査を開始するが、その人物はあろうことか氷鉋だった!父親、婚約者、恋人の証言が食い違う謎めいた被害者・麗奈を、当の氷鉋と調べる百合。だが、死んだはずの麗奈の目撃証言まであらわれ…!?
正にタイトルそのまんまの作品。「恋する殺人オーディション」が個人的にイマイチだったので買おうか迷いましたが、これは面白かったです。リアルさは感じれないものの被害者である麗奈のミステリアスさが魅力的でどんどんストーリーに引き込まれていきました。いけないと分かっていてもただ愛した人と添い遂げたかった麗奈、彼女を取り巻くあいつらが異常過ぎて恐かった。
百合には氷鉋から逃げてほしいような、立ち向かってほしいような複雑な気持ち。完全に獲物としてロックオンされてしまったので続きがあるなら二人の関係性にも注目ですね。

2017-12-07

この素晴らしい世界に祝福を!13 リッチーへの挑戦状 (★★★★☆)

ストーカーが現れました!」―逃げ惑い朝帰りをかましたウィズが、バニルやカズマに相談を持ちかけてきた。相手はウィズのことなら何でも知っている!と豪語しており、会って話がしたいと手紙まで送ってくる。対して「襲撃してやる」と、珍しく盛るバニル。その言葉で気持ちに整理がついたのか、ウィズは会うことを決心するのだが…。当日、着飾り、照れくさそうに話す彼女の姿が!?ストーカーに恋?大いなる勘違いが始まる!
今回はウィズがメイン。相変わらず安定した面白さでしたが、ストーリーは特に進まず。恋する乙女モードのウィズは新鮮で可愛かった、逆にキレた後の強いウィズにもギャップ萌え。バニルとのコンビが好きなのでウィズが最終的にバニルといることを選択したことは嬉しかったです。なんか一生このままな気がする(笑)
カズマは完全にハーレム展開を楽しんでますやん。フラれても色々とアタックするダクネスが健気。めぐみんも可愛いけどダクネスも良い女だよ、変態だけど…。次はゆんゆんがもっと活躍するといいな。

2017-12-05

14歳とイラストレーター4 (★★★★☆)

「…イラストレーターって、みんなラノベが好きなんですか?」悠斗が姉の京橋彩華と競っていた頃―。小倉まりぃの新作イラストレーターとして、ネットで人気の絵師“白砂”が抜擢される。祝福する仲間たちに、「べつに商業が初めてってわけじゃないし?ふつーでしょ」と余裕を見せていた彼女だったが、何度もボツにされて困惑する。コミケで悠斗を訊ねてきたものの…。一方、つい口を滑らせてしまったナスは、それをキッカケに悠斗へ心の内を語りはじめ。乃ノ香は学校で男子から「作業配信に映っていた」と告げられ、悠斗との関係がついに―!?希望と現実、そして欲望に振り回される、イラストレーターのガチな日常の第4弾!
シリーズ4冊目。今回はまりぃの新作の挿絵を担当することになった白砂が新キャラとして登場。あんな形で何度もやり直しさせられたらそりゃあ落ち込むわ。友達か仕事か、悠斗のきっぱりとしたアドバイスになるほどな〜と納得。悠斗の仕事に対するストイックさには感心するばかり。だからモテるんだろうね。
前回の展開からどうなるかと思いきやナスとは良い雰囲気になって終了。今はこれぐらいの距離がちょうど良いかもですね。乃ノ香は家事もコスプレもハイスペック過ぎる。最後は白砂の言葉に嫉妬したまりぃが悠斗の家に駆け込むところで終了。次はまりぃがメインなのかな、楽しみです。

2017-12-04

処刑タロット(★★★☆☆)

処刑タロット (電撃文庫)

処刑タロット (電撃文庫)

クリア率98%のVR脱出ゲームを、ただひとり“真のバッドエンド”で迎えた高校生の鳴海恭平。その腕前をゲームの制作者である片桐渚に見込まれた鳴海は、死のリスクがあるという裏の脱出ゲームサドンデス」に招待される。鳴海はある人物を探し続けていた―デスゲームに身を晒し続ける“死にたがり”のクラスメイト・梨々花。しかしゲームの中で再会を果たした彼女は、「処刑タロット」と呼ばれるカードの呪いに囚われていた!梨々花を救うためには、危険なゲームをクリアし、すべての「処刑タロット」を集めるしかない。だがゲームには、他にも様々な事情でカードを手にした少女たちが参加していて…!?
いつもの土橋さんの作風だが、痛々しい描写は抑え目のような気がする。「死」そのものを見世物として扱っていて、限られた人間だけとはいえ高校で平然とそういうことが行われているなんて恐ろしい。普通の女の子にみえるのに実は死にたがりの梨々花、それが鳴海たちとゲームをしていく内に「死にたくない」と思うようになる展開はグッド。
渚の設定はあざとすぎてなんだかなぁ。このことに関してだけ気付かない鳴海が鈍いを通り越して馬鹿にしかみえないんだが。渚の目的は勿論のこと梨々花も救えてないので続きもあるのかな…?