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Imaginable Reality

2016-03-31

これから研究をする君へ

●考えるということについて

・普段から意識的に頭を使って考える、という練習をしてください。

・考えるという行為は運動に似ています。普段からトレーニングをしていない人にはいきなりできません。

・机に座っている時だけ考える、というのはだいぶ効率が悪いやり方です。考えるという行為は、目隠しをされ、さるぐつわをされ、耳をふさがれ、手足を縛られていてもできる行為です。寝ている時以外はだいたいできます。

・多くの場合、ヒントはその辺に転がっていますが、問題に取り組んでいる状態でなければ、それをヒントとして認識することはできません。

・研究の意義や目的を考える時、5W2H(What、Who、When、Where、Why、How、How much)をよく考えてください。これが埋められると基本的なツッコミには耐えられるようになります。この中でも特にWhy?は重要です。

・研究における新規性とは、簡単に言えば、問題・手法・結果のいずれかが新しいことです。

・手法から問題を逆に考えるのはなかなか難しいです。ある問題に対する解決手法は無数に存在し、他の手法に対して自分の手法が有利になるような問題を設定するのは容易ではないからです。

・自分がやっている内容について抽象化して考えて、提案内容としてコアになっている要素と、他のもので置き換えても問題がない要素をきちんと把握してください。

・自分が何をわかっていないのかをわかってください。


●手を動かすことについて

・試行錯誤してください。手を動かしてみてはじめてわかることは多いです。

・ネットを使う時は、とことん調べつくしてください。翻訳サイトを使ってもよいので、英語の情報から逃げないでください。

・実験や実装は一気に進めようとせず、段階的に進めてください。

・要素A、要素B、要素Cが個別にうまくいっても、A+BやA+B+Cでこけることがあります。常にそういった問題が起こる可能性を予期しつつ、プロジェクトを安全に進めることが大事です。

・うまくいった時もうまくいかない時も記録を残しておくととても役に立ちます。また、「○○をやった」「○○を使うことにした」という情報に加えて「なぜそうしたのか」という情報も付記しておくと、あとあと絶大な効果を発揮します。


コミュニケーションについて

・人に自分の考えを説明し、議論することはとても大切です。

・先に要点を説明し、その後で細部を説明する、ということができるようになると、あなたのメンター(先輩や先生)をイライラさせずに済むようになります。

・先生に「指示をもらう」のではなく、「一緒に議論する」のだと考えてください。自分はプロジェクトの主体的な遂行者で、先生は共同研究者である、という意識を持つことが大切です。


論文プレゼンテーションについて

・受け手(読み手や聞き手)の考えをシミュレーションし、上手にストーリーを展開し、その過程で受け手が持つであろう疑問をきちんと解消していくことが大切です。

書き手はすべての情報を持っていますが、受け手はまったくのゼロ状態で読み始める/聞き始めるのだ、ということを意識してください。

・要点から詳細へ、抽象的な情報から具体的な情報へ、という段階的な説明を心がけてください。

・話が論理的に繋がっているかを常にチェックしてください。


●その他

・研究している本人がワクワクしない研究は、他の人が見てワクワクするはずがありません。

・締切は守ってください。


(思いついたら追記します)

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