初等教育の優先順位

小学校英語の充実を検討してきた中央教育審議会の外国語専門部会は27日、小学校で全国一律に英語を実施するよう事実上の必修化を求める審議報告をまとめた。報告では成績をつける教科としてではなく、5、6年で平均週1回の必修化を検討するよう要請した。31日の教育課程部会に報告する。
 現在、全国の小学校の96%超で歌やゲームなど何らかの「英語活動」が導入されている現状を踏まえ、国際コミュニケーション能力養成の一環として充実を図った。今後、中教審の教育課程部会で国語など他教科との兼合いを審議。最終決定後、文科省が学習指導要領の改訂に臨む見通し。(後 略)


小学校での英語学習が実質的に必修化するようですね.
これについては識者(藤原正彦氏等)をはじめ,ネット言論を見回しても,概ね保守系の方々は批判的なようです(”キティハケーン”の那伽扉さんもいつもながら豪快に切っておられます).筆者も大方は同意いたしますが,ただ総論として海外で事実上,公用語になっている英語を小さいうちから学ぶこと自体に異論があるわけではありません.
これは所謂,リスニングにおける英語耳というものが若年齢から学ぶ方が習得が速いと云われていること,一点にのみ同意できるからです.子供の脳は筆者のように硬直化したものとは違って非常に柔軟で発展途上にあるわけですから,この段階で英語の発音に馴れておけば,その後の上達が相当に速まることは想像に難くありません.何もこれは英語学習に限ったことではありませんが・・・.

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