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2006-04-29 今日の雑感

[][] 皇統を法理で語るのは正しいのか?

すでに”日本の心を育むネットワーク”さんや”日本の傳統(伝統)を守らう!”さんが記事にしておられるが,皇室典範改正問題に関する自民党内閣部会の第5回勉強会が去る25日に開かれた.

これについて,日本政策研究センターの週間ニュースにその報告と若干のコメントという形で記事になっていたので,以下に全文を転載・引用させていただく.


 去る4月25日、皇室典範改正問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第5回目)が開かれ、女系容認論の立場から笠原英彦慶応大学教授が意見を述べた。関係者によると、笠原教授は、「男系継承を維持することは非常に困難であり、有識者会議の結論の方向での改正は避けられない」と述べる一方、女系容認の典範改正は「皇室改革の入り口」との見解を明らかにし、皇室を「より開かれた、より国民に近いものとすることが必要」などと主張した。以下、勉強会の概要を紹介するとともに、若干のコメントを付けておきたい。

 笠原教授はまず、「男系継承は重い伝統ではあるが、側室制度が認められない現状では、皇室典範は構造的欠陥を抱えており、改正は急務」とした上で、「7割近い賛成を得ている女系天皇を容認すべきだ」と訴えた。また、旧皇族の皇籍復帰について、「現皇室の系統と分かれて600年の歳月が流れ、皇籍離脱から60年近く経過しており、非現実的。国民の理解も得にくいし、この方策を強行すると国民の皇室離れという別の危機を招来しかねない」と断じ、「戦前回帰のアナクロニズムを感ずる」とも述べた。さらに、「皇婿」の選定について、「本人の意思が最大限尊重されるべきであり、旧皇族の子孫から選定するのは余りにも政略的」とする一方、「皇婿選びも、お后選び同様難航が予想される」として、その意味でも「より開かれた、より国民に近い皇室にすること」の必要性を指摘。典範改正は「皇室改革の入り口」だと結論付けた。



 一方、出席した議員からは「旧皇族の皇籍復帰を考えている議員に、戦前回帰を考えている者はいない。認識を改めてほしい。また皇室が国民と同じになれば、存在の必要がなくなってしまう」「600年経とうが、(皇位継承者の備えとしての)宮家の存在意義は変わらない。なぜ皇籍復帰を追求せず、女系容認に走るのか理解できない」「まず男系維持の方法を考えるべきだ」といった批判や疑問が続出。これに対して笠原教授は、「実は自分も男系維持を期待はしているが、女系を容認しないと皇位継承が危ういという危機感がある」とか「戦前回帰という言葉は適切ではなかった」などと弁明じみた回答をした。

 ところが、今回も内閣部会を仕切る立場の甘利政調会長代理が、「皇統をつなげることが一番大切。元皇族の復帰をしても男系継承はいずれ困難になる」との持論を述べ、「『つなげる』ための方法をどんどん提案して欲しい」とまとめ、勉強会は終わった。

 さて、今回の勉強会で改めて明らかになったのは、いわゆる女系天皇容認論者が何を目論んでいるかということだ。笠原教授は皇室典範改正は「皇室改革の入り口」だと位置づけている。つまり、女系天皇の容認は「入り口」に過ぎず、さらにその先があるということだ。それが何かということはこの勉強会では触れられていないけれども、「世論」や「憲法」を基本線としてさらに「皇室改革」を推し進めるということであることは間違いない。そこには皇室を皇室たらしめている伝統などは出て来ない。これではいずれ天皇制度は解体してしまうと言える。

 甘利政調会長代理は「『つなげる』ための方法をどんどん提案して欲しい」と言ったが、本気でそう考えているのなら、「天皇制度解体」につながる女系容認論の勉強会など、もういい加減に止めるべきだ。責任ある与党に求められるのは、「如何にすれば万世一系の伝統を守ることができるのか」を前提とした議論以外の何物でもない。


慶応大学の笠原教授は皇統を伝統的・精神的側面から観ない典型的なリベラル系女系容認論者で,以前にもフジテレビの”報道2001”にて,その考えを披露していた.同番組でも,今回の部会と同じような薄っぺらい持論を述べていたが,筆者でも簡単に突っ込めるにも拘わらず,他の出演者は明確な反論をしなかったのが印象的だった.笠原教授の持論の殆どはあの有識者会議(不見識者会議と筆者は勝手に呼んでいる)の連中の劣化コピーである.

彼の思想は「戦前回帰のアナクロニズムを感ずる」発言に明確に顕れている.要するに,如何にご大層な理屈を並べようと,皇統を最終的には破壊したいとの欲望が見え隠れしている.彼のようなリベラル系の人間の狡猾なところは,その邪悪な本心をもっともらしい法理で誤魔化すところだ.以前のエントリーでも書いたが,日本の現法制度の下では天皇の法的正統性は伝統的正統性に勝るという法理優位観だ.これには「天皇であっても,憲法における法の下に平等である」,「男女同権だから,女性天皇でも構わない」といった言説も含まれるだろう.

法は何のためにあるのか,何処から生じたのかをよく考えれば,上記のような枝葉末節に拘ることが事の本質をはぐらかすための手段であることが分かる.一国の憲法はその国の古来から育まれてきた伝統や不文の規範から生じたものだ.そして日本の場合,その伝統や文化,規範が皇統とは切っても切れない関係にあることは誰も否定しないであろう.ゆえに法理論から云っても,天皇の伝統的正統性は法的正統性に勝るものと考えても良い.

日本の国会議員はこのような狡猾な女系容認論者の屁理屈に騙されないよう,熟慮いただきたい.上記の部会に対するコメントにもあるように,甘利政調会長代理は「『つなげる』ための方法をどんどん提案して欲しい」と言うのであれば,何故に最も現実的な旧宮家の皇籍復帰に関する具体策を話し合おうとしないのか?,理解に苦しむ.

だが,部会メンバーは概ね,男系皇統の意義を理解してきたように思われるので,”日本の傳統(伝統)を守らう!”さんが呼びかけておられるように,国民の声を届けることは決して無駄ではないだろう.筆者も今一度,上記の愚論をメッセージとして届けてみたいと思う.


* 本エントリーをもって,はてなダイアリーでの最後の更新とします.これ以降はこちらで拙考を述べることとします.



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2006-04-07 今日の雑感

[][][] 日本の皇統とタイの王制

タイのタクシン首相の退陣に絡んで,名君の誉れ高いプミポン国王(ラーマ9世)が助言を行って事態の収拾を図ったようだ(産経記事).

タイでは度々,政情不安や経済クーデターが生ずると,国王がその権限によって事態を収拾している.筆者が記憶しているのでは,1991年に腐敗したチャチャイ政権に怒った軍部がクーデターを起こした時,プミポン国王が閣僚や軍首脳を呼んで説得,事態を収拾したものがある.これをTVで見た時,強権をもった軍首脳でさえ国王の前に跪き,教えを請う態度に内心,王様って「すごいんだな」と思った.

タイ国家が生まれたのは13世紀頃だと云われている.最初のスコータイ王朝(1238-1438)から現在のチャクリー(ラタナコーシン)王朝(1782-現在)までの約770年の歴史だ.また各王朝が滅亡を繰り返して歴史を創っているので,そこには当然,戦いの歴史もある.

タイは1932年のラーマ7世の頃に絶対君主制から立憲君主制に移行してるが,未だに国王の権限は相当に強いようだ(衆議院英国及びアジア各国憲法調査議員団報告書,p109参照).わが国の天皇との相違の中で,最も大きいものは国軍の統帥権だ.明治憲法下に天皇にあった軍の統帥権を戦後もタイ国王は維持している.これはタイが実質的に日本の占領下にあったことが連合国側に認められて,断罪を逃れたことに起因すると云われている(実質的には国内の反日勢力が自由タイ運動を行っており,それを連合国が評価した).一般的には大東亜戦争当時,アジアで独立国であったのは日本とタイだけであると云われているが,現在のイデオロギー的観点から観ると,評価が分かれるところではある.また王位(日本では皇位)に関して,1974年には憲法改正によって女子による王位継承が可能となっていることが,わが国との大きな違いとして挙げられる(上記報告書,同ページ).

タイはわが国と同様に立憲君主,議院内閣制を採用している国とはいえ,上記部分だけを観ても当たり前のことだが,相当に国柄が違う.よく女系容認論者が用いる論に,「海外では女子による継承が広く認められているのだから,日本だって・・」という狭隘な理屈がある.この論にはイギリスやオランダの例と共に必ずタイの王制についても言及される.しかしながら,上記を鑑みれば,相当に国柄の違うタイ王国を例に出したところで何ら説得力など無いことは明白である(他の国も同様).

何といっても,王制の歴史がわが国とは全く異なる.歴史の深さと統治機構である.わが国は正史に刻まれただけでも1400年以上,神話の世界を入れると2660年,しかも万世一系で脈々と受け継がれてきた,または受け継がれてきたとされる非常に深い歴史がある.そして万世一系に顕れているように,武力を盾としない”しろしめす”で表現される非常に優れた統治機構である(”しろしめす”については以前の拙エントリーを参照されたい).王朝の滅亡を繰り返したタイの統治機構はやはり”うしはく”に他ならないだろう.

これは決してタイを見下して言っているのではない,その国の成り立ちは無数の周辺条件によって決められるものだから,日本が地政学的にも民族的にも恵まれた立場であったことを否定するものではない.要するに,すべてユニークであると云っているに過ぎない.その極めて希なるユニークをどの様に生かすかが皇統問題の本質であり,それを崩してはならないというのが我々,男系存続派の切なる願いである.

*今回はタイムリーなタイ王国との違いを絡めて皇統問題を考えてみました.

−参考WEBページ−


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2006-03-09 今日の雑感

[][] 皇統に関する話題について

最近なかなか更新できない状態ですが,まぁマッタリといきます.

3月7日に日本武道館で行われた『皇室の伝統を守る一万人大会』,大変盛況だったようで良かったです.すでに複数のサイトで大会の様子をレポートして下さっているようですが,お年を召した方が多かったようですね.以下のサイトの方,大変参考になりました.有り難うございます.

これらを拝見して思ったことは,やはり外国人の方々の視点です.彼らは日本を客観視できる立場にあると同時にご自分の国との比較も冷静に考えることが可能です.とくに金美齢女史については拙エントリーでも紹介したように,”皇統のない国の悲哀”を非常に上手く表現されていて,あらためて日本という国に生まれた幸せを実感できる非常に素晴らしい講演をされたようです.この11日にはチャンネル桜にてフルバージョンを流すようですから,実際の様子はそれを見て楽しむとします.



また,てっく氏のサイトで”旧宮家復籍キャンペーンフラッシュについて”がエントリーされています.男系皇統を護る鍵は兎にも角にも旧宮家の復籍です.このキャンペーンの詳細はサイトを見ていただくとして,これは旧宮家の複籍が決して時代に逆行するものではなく,如何に妥当性のあるものであるかを分かりやすくフラッシュ映像で紹介するものです.有識者会議は”国民に馴染まない”などの愚にもつかない理由で卑劣にもこの案を闇に葬り去ろうとしました.逆にその意図が見えるからこそ,旧宮家の復籍は最も効果の大きい策であることを晒してくれたとも考えることができます.

てっく様はこのことの重要性やその本質を非常に良く理解されている方です.筆者などはまだまだ勉強が足りないので内容についてのヘルプはできそうにありませんが,足手まといにならぬよう協力させていただこうと思っています.

よしっ!と思われた方はこのキャンペーンにご協力いただけましたら幸いです.

ところで,先の一万人大会の開催後に2ちゃんねるを見ていますと,どうもこの旧宮家の復籍を快く思っていない連中の活動が活発化してきた感があります.相当に危機感?を煽ったものと思われます(笑,特にこれ(テキスト化)これ).

これらの書き込みを見ていると,問題外のものは除いて復籍反対の理屈として一応,理解できるものも見受けられます(意外と勉強になります).例えば「ID:0o33x9Dy0」の発言で以下のものです.


812 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:21:20

結局さ、近代法治国家においては、憲法、法律からしか正統性は認められないわけだ。

憲法以前の自然法概念に、天皇制を組みいれるという、トンデモ思考でもしない限り、天皇の正統性は日本国憲法と皇室典範に基づくとしか言えない。

858 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:50:18

>>845

天皇の法的正統性は憲法と皇室典範によるんだよ。

皇室典範が女系を認めれば、女系が天皇になれる。

今の、男系維持か、女系容認かの議論は、

ただ単に、国民の心情的に、女系天皇が望ましいか、望ましくないかの議論でしかない。

876 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 15:58:02

>>848

大日本帝国憲法で天皇を規定した段階で、

天皇の神聖性というのが、法学概念に絡めとられたんだよ。

伝統的天皇と法的天皇との二重性が出てきたわけ。

男系派は、伝統的天皇が損なわれるのに反対してるわけだが、

一般国民は、憲法によって「象徴」として存在する天皇を支持してるんだから、より伝統に即してると思われる旧宮家が天皇になるより、今の天皇の子孫が天皇になることを望んでる人が多い。

法的には男系、女系どちらでも、皇室典範さえ変えれば問題ない。

あとは、心情的に望ましいか、望ましくないかの違いだけ。

915 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2006/03/08(水) 16:11:56

>>906

旧宮家復帰は可能だし、皇室典範を改正すればいいだけの話。

だから、男系女系は心情的な問題ってだけ。

それをデムパ男系派が、伝統的正統性が法的正統性に勝るようなこを言うから叩かれる。男系がよけりゃ、旧宮家復帰に賛同する国会議員を増やすよう運動でもすればいい


確か”人権擁護法案”反対運動の時にもこうした”法的根拠”を持ち出して,感情論で反対する奴はアホだと言ってた人がいました.筆者が思うに,このような法的根拠論っていうのは一見正しいように見えるんですが,多分に無機的で狭隘な論理だと感じます.また,これを唱える人たちは多分,自称か他称か知りませんが法学を知っている方々なんでしょうが,少し法学概念に囚われ過ぎているように思います.勿論,筆者はこういう考え方があっても良いと思いますし,行き過ぎな感情論を戒めるという意味でも必要な論理でしょう.

しかし,先の人権擁護法の時にも結局は法学概念としての危険性は少ないが,これを推進する連中,団体の危険性を考慮して反対に回った人たちがかなりいました.今回の問題もこれと同じで,有識者会議メンバーが一定の方向に結論をもっていこうと意図したことが明らかになっている今,安易に「それもそうだなぁ」と相槌を打つわけにはいかないのです.法学って,憲法って何のためにあるのか?そんなプリミティブな事を考えて心の中でこの論に対して反論を考えていたところ,的を得た反論が後に書き込まれていました.


950 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:27:24

>>812

立憲政治の本家とも言える英国の憲法が不文憲法=古法の集積であることをご存知ですか?

&憲法の英語が「constitution」であることはご存知ですか?

正「統」とは、法に拘束されません。

天皇正統は天皇系統の古来よりのルールにより決まる。

あなたの言うのは、法による正「当」性ですね。

それと一つ勘違いしてます。

971:名無しさん@6周年 :2005/12/12(月) 19:25:47

>>913-916

現・皇室典範は大筋において旧・皇室典範を継承したものであり、旧・皇室典範は慣習法を明文化した法典である。現・皇室典範において不明な点は慣習に遵うのが法学の常識である。

そして

967 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:34:24

>>840

天皇の正統性は歴史です。

象徴としての国家の地位の正当性が憲法です。

999 名前: 名無しさん@6周年 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 16:45:25

>>866

正統性はあります

法による分類は組み込めば良いだけですね。

皇族ですので。


この反論が正しいのかどうか,筆者には分かりませんが,法律の本来の意味を鑑みればこちらに理があるでしょう.その国特有の文化・伝統に基づく根本的な不文の規範が憲法になったのなら,法概念で云っても伝統的正統性は法的正当性に優るものと考えても良さそうです.そもそも舶来のGHQ押し付け憲法を殊更有り難がる必要性もないわけですが,この憲法でもって60年間きてしまった現実に対しては,これ(押し付け云々論)以外の筋の通った論拠が必要になります.

確かに”旧宮家は法的にはすでに一般人ではありますが,皇族である身分,すなわち伝統的正統性は保持しているので,復籍及び皇位継承権について何ら縛られることはない”といっても良さそうです.

まぁ他にもヘンテコリンな復籍反対論がありましたが,旧宮家の復籍に反対している人たちに共通して云えることは,何処の誰だか分からない純粋なる民間人を皇籍に入れることには無頓着なくせに上のように正当なる旧宮家の皇籍復帰には反対することです.おそらく現皇室の直系以外は認めたくないと云うことでしょう,国民世論だと言いたいのでしょうが,日本の国は現国民だけのものではありません.日本は過去に生きた先人から連綿と未来の子孫に繋がる日本人すべての人たちのものです.それを移ろいやすい世論などで決めてはなりません.

このことを少しでもご理解いただくために,安易な女系容認を踏みとどまっていただくために,筆者は先のキャンペーンを始め諸々の運動に協力させていただく所存でおります.


↑日本の伝統と日本人としての誇りを破壊する↑

皇室典範の改悪に強く反対します(万世一系HPにとびます).


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2006-02-28 今日の雑感

[][][] 台湾の憂鬱と皇統の有り難さ

憂国のクリンゴン戦士である三輪の何某様のサイト「三輪のレッドアラート」で”雄々しき一歩あり、台湾よ立ち止まるな!!”というエントリーを上げておられた.



1947年2月に国民党軍が台湾住民を武力弾圧した2・28事件から59年に当たって「事件の最大の責任者は蒋介石」と結論付けた研究書がこのほど台湾で出版された。

 総統府国史館(国史研究所)の張炎憲館長が中心になってまとめ、国民党政権下でタブーとされた「蒋介石責任論」が民主進歩党(民進党)政権下で初めて認定された。

 事件は、大陸から渡ってきた国民党政権の圧政や腐敗に対する不満から抗議行動を起こした本省人(台湾出身者)が武力弾圧され、推計1万8000―2万8000人が殺害、処刑された。

 遺族らから「加害者があいまいなのはおかしい」との声が上がり、張館長らが3年前に研究に着手。事件当時、南京にいた国民党政府の蒋介石主席について(1)電報などで台湾の情勢を掌握(2)武力弾圧のため軍を大陸から派遣(3)弾圧を指揮した陳儀・台湾省行政長官を事件後、浙江省主席に昇進させるなど重用―などの根拠を挙げ「最大の責任者」と結論付けた。

 陳水扁総統は出版発表会で「独裁体制下で覆い隠されてきた歴史の真相を明らかにしていくことは、成熟した民主化への道だ」とあいさつした。(共同)


このニュースに関して,三輪様は

「架空の南京大虐殺は次々と論破する研究があがってきていますが、それとは逆に、架空ではない228事件は次々と事実の立証と責任のありかが判明して来ています。

悪いのは(蒋介石)中国人だ!

と述べておられます.

全くもってその通りでしょう,あの当時に起こった事件の大部分は共産党若しくは国民党によって引き起こされた策謀だろうと思います.”支那”は結局のところ,日本の”八紘一宇”の精神を本質として理解することなど出来ない民族だったとも云えましょう.

筆者は常々,当時の日本の過ちは”支那や朝鮮にこの精神が理解できるもの”と思い込んでしまったことだと考えてます.これには異論がある方もおられるでしょうが,飽くまで筆者の個人的な考えですから,突っ込んだところで無駄です.

ところで,台湾が去年,中共で制定された”反国家分裂法”に鑑み,それを牽制する目論見で”国家統一綱領”*1を廃止することがほぼ決定されました.

【台北・庄司哲也】台湾の陳水扁総統は27日、総統府内の諮問機関「国家統一委員会」と李登輝前総統時代に策定された中台の段階的な統一を目指すとした「国家統一綱領」について事実上の廃止を発表した。中国側は廃止の動きを強く非難しており、反発が予想される。

 「国家統一委員会」は中台統一を目的に90年に総統府内に設置された非法定機関。また、「国家統一綱領」は、91年に同委員会が策定し、短期、中期、長期の3段階に分けて中台統一を目標に掲げている。陳水扁総統は00年5月の就任演説で「四つのノー、一つのない」を発表し、「『国家統一委員会』と『国家統一綱領』は廃止しない」と表明していた。

 陳総統は春節(旧正月)の1月29日の演説で廃止の検討を発表。同委員会について「有名無実化している」とし、綱領については「一つの中国として受け入れるとする原則は非常に問題」との認識を示していた。

 発表後、米国務省は「台湾海峡の現状の変更に反対する」と、この方針に不快感を表明していた。

 陳総統は、米国に配慮して「廃止」という言葉を使わず、「終止」という用語を使った。


当然のように中共は大反発必至で,これについては三輪様のサイトを参照いただくとして,これがどのように今後の台湾の情勢にどういった影響を及ぼすかは未だはっきりしていません.少なくとも,陳水扁総統は国内の独立派の結束を再度確認してそれを促したいのでしょう.

上手くいくと良いんですが・・・

あの当時の台湾は例外的に日本の精神を良く理解してくれたリージョンだったと思ってます.これは高砂義勇兵の例を見ても分かるように,支那本国とは海を隔てていたために内省人の土着文化の精神性が高かったことと正の相関があったのでしょう.

筆者は現日本政府の台湾への基本認識は,中国のいう”一つの中国”を尊重するに過ぎないものと思ってます.何とか,早くアメリカ,国連等に働きかけてでも,”台湾国”の独立を支持しないことには最大の親日国家を失ってしまい,”東アジア共同体構想”という中共の実質独裁体制を促進させてしまう恐れがあります.この周辺地域を握る鍵はやはり日本だと思っています.

三輪様は麻生総理を推しておられます.これについては現時点でという制限付きで筆者も同感です.

話題は変わりますが,チャンネル桜で再放送ですが,「皇室典範を考える札幌の集い」(平成17年12月23日/ 於 エンペラー)を放映しておりました.

この集い中,「民主社会における聖と俗」−外国人から見た皇室のすばらしさ−というタイトルで台湾総統府国策顧問の金美齢女史が大変素晴らしい講演をされておられました.金美齢女史は「私は日本が羨ましくて仕方がない」と仰ってました.

何故か?,「それは”古代から連綿と続く皇統”があるからだ」と云うことでした.また,「台湾にはこうした伝統・文化をもった皇室が存在しないので,常に民衆は精神的に頼るもの,すなわち”心の拠りどころ”がない」とも仰ってました.これの意味するところは非常に深いでしょう.

心の拠りどころが無いと云うことはまさに離散を意味します.一本,筋の通った,共通の精神的支柱があることが国民にとってどんなに幸せなことか,日本人はもう一度よく考える必要があるでしょう.

「だから,私が国を作ると言わねばならない」と台湾の悲哀を嘆いておられました.確かにこの強烈なる統治性が仇となった悲しい時代もありましたが,現日本人はなんだかんだと云っても,その事を良い意味で学び,反省して昇華する能力があります.

決して,大御心は”うしはく”の統治性を表してるわけではありません.前エントリーでも述べました”しろしめす”の意味をもう一度よく考える必要があるでしょう.そのためにも,皇統には万世一系の正当性が必須なのです.



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皇室典範の改悪に強く反対します(万世一系HPにとびます).


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*1:李登輝政権下の1991年2月23日、国家統一委員会の第3回会議で決議されたもの。国家統一委員会というのは、総統府内に設けられた特別委員会で、臨時の組織である。すでに15年も経ているのだが、その後は長い間、打ち捨てられた存在となっている。陳水扁総統が「看板だけ」というのは、間違っていない。それでもいまだに存在しているということは、これが台湾独立を嫌う中国と外省人勢力に対する1つの言い訳の役割を持っているからだ。しかし内容をよく見てみると、国家統一綱領とはいいながら、「民主、自由、富が平均化された中国を確立する」ことを目標としており、短期、中期、長期に分けられた最後となる統一交渉機関の設立の段階では、「両岸の人民の希望に基づき、政治の民主、経済の自由、社会の公平、軍隊の国家化を原則として、統一をする」と述べられており、台湾が優勢だった当時の情勢を見ても、また現在の情勢を見ても、とても統一を実現するためのものとは思えない。当時の台湾に、将来の統一をまともに信じる雰囲気はなかったと記憶している。統一とはうたっていても、どうやって国家を統一させないかを論じるための委員会、綱領ではなかったのかと思える。「統一」という名称があるため、今や独立派からは毛嫌いされ、統一派は金科玉条のように掲げるが、内容を知っての論評なのかどうか疑わしい。時代状況の変化で、意味合いが逆転してしまうのは皮肉だ。(週間 台湾通信より引用,http://www.iris.dti.ne.jp/~taitsu/9505.htm

2006-02-24 今日の雑感

[][] 皇太子殿下のご意志とテレ朝の世論誘導の悪辣さ

昨日は皇太子殿下のお誕生日でした.

遅ればせながら,謹んでお祝い申し上げます.

また今日,秋篠宮紀子妃殿下のご懐妊の正式発表もありました.

重ねて,お祝い申し上げます.



−−「皇室典範に関する有識者会議」が最終報告書を提出しました

 「有識者会議」が最終報告書を提出したこと、そしてその内容については、私も承知しています。親としていろいろと考えるところもありますが、それ以上の発言は控えたいと思います。

(Sankei Webの【ご会見詳報】より抜粋 )


上のご発言で,皇太子殿下は「親としていろいろと考えるところもありますが,・・・」と仰ってます.皇統の問題は今最もセンシティブな話題ですから,皇族としてのご発言に直接的なご本音を洩らされるはずもありません.秋篠宮ご夫妻が新年の”歌会始の儀”で,そろってコウノトリのお歌をお詠みになりましたが,あれは当然,有識者会議の報告に対する物言えぬ皇族方のご意志の発露でしょう.

上のご発言もこの事と一緒で,「・・・私も承知しています.」に続いて「それについてはこれ以上の発言は控えたいと思います.」とは仰らずに,わざわざ「親としていろいろと考えるところもありますが,」を入れられた.これはごく普通に親の心情を吐露されたものと考えれば,愛子内親王殿下に”今まで通りの女子皇族としての道”を歩ませたいとの明白なご意志の表れではないでしょうか?

前にも書きましたが,皇統を継がれる事はその辺の社長業を継ぐ事とは次元の全く違う話です.仮に皇太子殿下が内親王殿下に皇統を継いでもらいたいとお思いならば,決して上のような”お言葉”を入れるはずがないと思うのですが,どうでしょうか?

筆者には皇太子殿下が「どうか私の気持ちを読み取ってくれ」と内心で叫ばれたように思えてなりません.


話は変わりますが,昨日,テレ朝の”スーパーJチャンネル”というニュース番組で,皇太子殿下のお誕生日に関する特集を放映していました.それ自体は結構な事ですが,その中で例によって”あなたは女性,女系天皇をどう思いますか?”というインタビューを町の人に聞く形でやっていました.

一人の女性には確か側室制度の是非を,もう一人の初老の男性には旧宮家の皇籍復帰の是非を聞いていました.そもそも,この流れでは側室制度と旧宮家の復籍を同列に議論している事に違和感を感じたんですが,前者の女性は側室制度は今の時代にそぐわないような事を言っておられました.これはまぁ良いでしょう.

問題は後者の男性の発言で,唐突に「宮家はもうこれ以上要らないね」と言われたんです.ご存じのように,テレビ局はこういったインタビューやアンケートを放映する際,意図的に都合の良い部分を抜き取って放送することがよくあります.この男性の意見にはどうも直前の発言に何かあるような気がしていたんで,よく覚えていました.

それから少し後に,2ちゃんねるのテレ朝実況板を覗いたら(覗くなよっ!),以下のようなやり取りがありました.

実況 ◆ テレビ朝鮮日報 8497 より必要部分のみ抜粋,IDより発言は同一人物と思われる}

144 名前: 名無しステーション 投稿日: 2006/02/23(木) 17:48:19.24

ちょwwwwさっきのインタビュー受けてたのはうちのじいさん。

じいさん隣の部屋で「言っていることが勝手に変えられた!」と怒ってる!

207 名前: 名無しステーション [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 17:51:07.21

>>155

さっきのテレビだと「これ以上宮家は必要ない」と編集されていたが、本当は「男系を守るために旧宮家の復帰は必要だが、もし男の子が生まれたら、これ以上の宮家は必要ない」とじいさんが言ったらしいよ。

265 名前: 名無しステーション 投稿日: 2006/02/23(木) 17:54:35.97

>>221 >>223 >>224 >>232

じいさんが(´・ω・`) 中です。

「近所の人がこのテレビ見てたらどうしよう〜」とぶつぶつ言っております。

それを受けて,別の人が

276 名前: 名無しステーション [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 17:55:44.47

>>265

ν息にスレ立てろ

だれか今の特集キャプってないかな。

再び孫らしき人,

291 名前: 名無しステーション [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 17:56:31.71

>>276

そこまでしなくてもいいよ…。いつもの事だし。


最後の発言が消極的で,何といっても所詮2ちゃんですから信憑性は乏しいですが,ニュースをリアルタイムで観ていた筆者としては,妙に納得したのでした.

この他にも,この特集では女性皇族にも皇位継承権があるかのような系図を出したり(ナレーションまで入れていたような・・)してましたから,結構抗議がいったのではないでしょうか.

結論,まぁ当然のことかもしれませんが,テレ朝というかアサヒは明らかに旧宮家に皇籍復帰して欲しくない事が分かりました.逆に考えれば,それだけ旧宮家の皇籍復帰が男系存続にとって,如何に有効かが分かろうというものです.よく分かりましたよぉ,アカヒさん.

ところで,今日深夜の朝生です.

2月のテーマ 激論!天皇

今回の「朝まで生テレビ!」は、この女性、女系天皇の是非と皇室典範改正の問題を、賛成、反対の両派からそれぞれの専門家の方に御登壇いただき、徹底討論するとともに、21世紀のあるべき皇室の姿についてまで、議論を深めてゆきたいと思います。

司会: 田原 総一朗

進行: 長野智子、渡辺 宜嗣

パネリスト:

山本 一太 (自民党・参議院議員)

小宮山 洋子(民主党・衆議院議員)

小沢 遼子(評論家)

小池晃(日本共産党・参議院議員)

小林 節(慶應大学教授)

清水 建宇(朝日新聞社編集委員)

鈴木 邦男(一水会顧問)

高橋 紘 (静岡福祉大学教授)

高森 明勅(拓殖大学客員教授)

中丸 薫(国際政治評論家、明治天皇の孫)

宮崎 哲弥(評論家)

八木 秀次(高崎経済大学助教授)

http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/video/Curr/program.html

時間帯 01:20〜04:20


意地でも,結論ありきの有識者会議を再現したいようです(笑,明確なる男系維持派は八木さんだけじゃネ,また明らかな敵は約六名ほどか?).あっ,筆者は当然観ませんよ,こんなもの.



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