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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「エバン・オールマイティ」のメモ

 WOWOW録画。いわゆる神様モノモーガン・フリーマン演じる神様の軽妙さは予想どおり。主人公エバンを演じるスティーブ・カレルもクドさギリギリでけっこう笑わせてくれました。ずばりハマる!ってほどじゃなかったけれど、それなりの回数、大声上げで笑ってましたよ、わたし。思えば、映画を観ながらこういう笑い方をしたの、久し振りかもしれない。
 そしてもうひとり、じゃなくて多数の主役、つがいの動物たちがなんといってもカワイイ。身近なそれっぽい行動は、たぶん実際の動物たちの演技だと思う。ありえん行動とか俯瞰の絵はぜんぶCGですね。違和感無く仕上げてありますよ、お金いっぱいかかってます。
 さてストーリー。下院議員に初当選した元TVキャスターのエバン。新しい豪邸に引っ越ししたのもつかの間、目の前に神と名乗る男が現れる。そして彼は箱船をつくれと言う。
 問題はこの箱船なんだよね〜。聖書のハナシにしても、どうも納得いかない点が多い。つくられる箱船はとてつもなく大きなモノ(あの迫力は観てのお楽しみ)で、ワクワクするんだけれども、どうするの?、大洪水が起きてエバンの家族以外の人類は滅亡?。
 この先の展開は絶対に書かないけれども、個人的にどうにもこうにも中途半端。せっかくいい雰囲気の映画だったのにね〜、残念。

実は神様映画が好きだった

 わたしの好きな映画で5本の指に入る映画に「オー!ゴッド」って作品があります。コレね↓、と思ったらAmazonにはガックリした「オー!ゴッド2」と、見も知らぬ「オー!ゴッド3」しかないゾ!。もしかして初代はDVD化されてない???。wikipediaにはあったけど、いまだにリンクの貼り方がわからんのです。検索してたもれ。
 「エバン・オールマイティ」と同じように、ある日、スーパーマーケットの店長?(なんとジョン・デンバーですぞ)の前に神と名乗るじいさん(ジョージ・バーンズ)が現れ、今の世の人々に神の意志を伝えてくれと言ってくるおハナシ。この神様がまたイイんだ。おとぼけ演技も最高なんだけれど、なんといっても神の存在に関する説明がとても好き。
 その神の説明によると(うろ覚えですが)、自分はこの宇宙の創造主であると。で、世界の隅々までチェックしたりとかで日々忙しい。だから人々の祈りや願いなどはいちいち聞いていられる状況に無いと。つくるものはつくった、あとは任せるってのが神の立場。もちろんすべてのモノの幸せを望んでいるとのこと。
 この映画を観た頃、わたしはまだ学生で、よく宗教関係の訪問者が来ていたんですよ。その人たちへの対処手段として、わたしゃこの神の存在思想で対抗しましたよ。個別の宗教に入る気はない、みんながしあわせになれば良いんだと言って。
 そんなこたぁ〜どうでもいいんですが、ともあれ、この映画の神様はその忙しい中、地球がホントにヤバい!ってことで姿を現したワケ。神の真意を伝えることで、人類が間違った方向へ行かないようにと。
 この映画のもうひとつのイイところは、人々が期待する神の奇跡にまるで重きを置いてないこと。逆に、奇跡なんぞで神を語るなとおっしゃいます、この神様は。そんな安っぽいもんじゃないと。つまり、箱船みたいなもんは一切合切出てきません。最後の最後、必死に神の存在を伝えようとするジョンのために、ほんのちょっとの奇跡を見せてくれます。イイよね〜、こんな神様。
 閑話休題。というわけで、神様映画としてはやはり「オー!ゴッド」を超えられなかった、ってのがわたしの評価。でもまあ、痛快な気分も味わえるし、それなりに笑えるってことで、お勧めしておきます。TV放送などでお気軽に観てくださいませ。