第2回 授業力UPセミナー

 学校図書館実践研究会主催の第2回セミナーが、静岡教育センターで開催されました。参加者も50名を超え、本当にありがたい人数だと思います。

 構成は、「模擬授業」と「ワークショップ」の2本立てです。
 
 私は読書単元「お話どうぶつランド」の模擬授業とワークショップを行いました。絵本を「どうぶつ」に絞ることで、児童がより興味を持って取り組める単元です。

 ワークショップの流れ

 1 紹介したい絵本を選ぶ
 2 紹介の仕方を学ぶ
 3 ペア同士メモなしで、紹介スピーチをする
 4 振り返り

 スピーチは、文章にせず、話す内容だけを提示して行いました。今回のスピーチは、隣同士のペアで行いましたが、フリーで歩きながら相手を探す「ペアトーキング」、また、クラスを半分に分けて行う「ブックバイキング」などの手法も紹介しました。
 実際にスピーチすることで、「話す内容の構成を知れば話しやすい」、また「ペアのスピーチを聞くことで、「本の選択の幅が拡がる」と理解されたようです。
 模擬授業は、実際に本をイメージしてもらうことの難しさを知りました。

 私とペアの方が紹介した本
 

すえっこおおかみ

すえっこおおかみ

 素敵なお父さんの見本です。特に最後の「樫の木はね・・」の話が私は好きです。こういう本を読むと、本当に「賢い」親になることの難しさを感じます。
 
くろねこのかぞく (ウィルコンの絵本シリーズ)

くろねこのかぞく (ウィルコンの絵本シリーズ)

 こちらの両親は、「すえっこおおかみ」と対照的な親です。黒毛が自慢の家族だったのに、生まれたのは、赤毛のネコ。結局スターになって帰ってきますが、じゃあ、スターにならなかったら暖かく迎えたのだろうか・・

ジローとぼく

ジローとぼく

大島妙子さんの作品を選ぶと言うだけで、私はその人のセンスを信用してしまうほど、お気に入りの本です。すっとぼけたこの感じ、洒脱感・・に脱帽です。だって、ジローと一緒に寝ていて起きたら、入れ替わってた・・なんてね。「大島さんの本は、学校に揃えてね」と伝えました。

ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)

ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)

ポプラの復刊シリーズ。最初のリブロ版と表紙が違います。ありの巣の中のごちゃごちゃな感じが子供は大好きです。

 このセミナーの構成は、模擬授業の10分とその後のワークショップ45分で完結する仕掛けになっています。ですので、参加したワークショップ以外の2つの授業を受けることができ、お得感があるという感想があるのが頷けまう。

 次回は10月になります。全5回の折り返しになりますので、パワーUPを目指したいと思います。

おまけその1
 3連休初日でした。混んでいると予想し、前回より早く出たにもかかわらず、全く混んでいなくて、自宅から1時間15分で付いてしまいました・・。世の中の方々はどこへ行かれたのだろうか??

おまけ その2
 受験生の高3娘は、結局「塾」へ行かずに、受験を乗り切ろうとしている。で、頼みの綱は、通信教育。今日はその通信教育会社が作成した「夏の学習計画冊子」を私に見せてくれた。
 「ねえ、ねえ、200時間勉強するみたい・・」
 一瞬、「すごい!」と言おうとしたが、40日近くあるのである。1日5時間。これは並みなのだろうか?!よく分からない。