「一箱古本市」と「ポエトリーカフェ」のこと

28日、朝から谷中の「一箱古本市」に行く。天気が良く、最高の古本日和(幾度か参加したが、雨にたたられた記憶が多い)、で暑かった。今回はお客として、スタンプラリーに判を押してもらいながら、明日会うピッポさんなど各所で知人たちに挨拶をしながら、全部のブースを回る。途中で、昨年の「一箱古本市」に来てくださったお客さんが、写真を撮ってくれていて、私を見つけて渡してくださった。ありがとうございます。新しい大家さんの一ヶ所だけ中々見つからず、迷いながら最後にたどり着く。買った本は10冊あまり、出たばかりで買う予定だった、岡崎武志『こ家庭にあった本』(筑摩書房)が一番の収穫か!
それにしても、良く歩いた一日で、重い荷物が入ったリックを背負って歩いたせいか、初老の身には辛い一日であった。

29日は、「ポエトリーカフェ:春のスペシャル企画 パンの會篇」に、ゲスト出演。たくさんの資料を詰めたリックを背負って出かける。会場は北区にある、明治22年に建てられ、関東大震災でも壊れなかったという(丁度話の途中で、大きな地震がきたが大丈夫であった)、赤レンガ作りの蔵の中、周りも赤レンガの塀に囲まれた、明治41年の木下杢太郎らが中心となってはじまった「パンの會」について語り合う場所としては、本当に素晴らしいところであった。集まったのは15人あまり、話はピッポさんが主導され、私は「パンの會」に参加した伊上凡骨、フリッツ・ルンプの事を横から話させていただきました。遅くまで、遠い時代の話を聞いて下さった皆様、本当にありがとうございます。ピッポさんが、詳しくその日の事を詳しくブログに書いています。そこから、写真を拝借しました。http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/


また、ピッポさんらが、「PIPPO TV」で「パンの會」のことを話しています。ごらんあれ!
http://pippo-t.jp/newpage260.html
それにしても、この2日間、良く歩き回ったせいか、すっかり疲れてしまいました。いつまでも若いと思っていたのですが、本当に歳をとったと自覚しました。