『地元特産品を生かせ うまいもん甲子園開催』

◆1970年銀座・新宿・池袋・浅草で初めて歩行者天国を実施。

◆『地元特産品を生かせ うまいもん甲子園開催』(2013年8月2日放送 23:00 - 23:58 テレビ東京ワールドビジネスサテライト」より)
 農林水産省などが主催し今日から始まった「ご当地!絶品 うまいもん甲子園」、全国大会進出をかけて関東甲信越エリアの予選会が行われた。地域の特産物を使った創作料理のコンテストで、全国138チームが参加し地元の特産品をいかにアピールするかがポイントになっている。水戸農業高校は地元の日本そばを炒め、その上に地元産の野菜を炒めて乗せていた。宇都宮白楊高校は地元の名産のニラ・アスパラを使った「餃子パン」を、群馬・勢多農林高校は豚肉産出額全国6位という事で上州麦豚を使っていた。
 地元特産品を生かせ 群馬の“上州麦豚”をPR
群馬県赤城山の麓にある上州麦豚の養豚場を取材、飼料に大麦を入れる事で甘み・うまみがある食べやすい豚肉に仕上がるという。TPPで関税が撤廃される事に養豚農家は不安を感じていた。この上州麦豚の知名度を上げたいとうまいもん甲子園に参加する勢多農林高校の3人は食肉の卸売りセンターを訪れ、大会で使う肉を相談して用意してもらった。学校に戻って調理の練習、上州麦豚を炒めて地元の味噌で絡めて、群馬の梅「紅の舞」のペーストをかけてお茶漬けにしていた。
 うまいもん甲子園の関東甲信越予選に挑んだ勢多農林高校のメンバー、調理開始から30分で料理を完成させていた。宇都宮白楊高校は「アスパラにょきっと!!餃子ブレッド」、勢多農林高校は「ころころ茶づけ」を完成させていた。学生たちにTPPについて聞いてみると、作っている人の顔が見えると安心できるので地元の野菜を使っていきたいなどと話していた。農林水産省の担当者はうまいもん甲子園が日本の食のフィールドが広まっていくきっかけになれば、と話していた。

◆今日の情報ストック『年収500万円4人家族 たった2年で生活費14万円削減』(2013年8月3日 日刊ゲンダイ掲載記事抜粋)
 消費税率を来年4月に8%に上げるのか延期するのか。安倍政権内部で賛否両論が渦巻いているが、庶民からなけなしの生活費をムシり取る“暴政”はすでに始まっている。まだ消費増税は実施されていないのに、この2年で実質可処分所得(物価上昇分を除く)が大きく減少しているのだ。大和総研の最新の試算によれば、〈年収500万円、片働き4人家族の子育て世帯〉は、2011年から今年にかけて、年間14万4500円もの負担増になっている。この間に、子ども手当は縮小、住民税の年少扶養控除が廃止され、厚生年金の保険料が引き上げられたためだ。大和総研では、「あまり税引き前の年収が変わっていないにもかかわらず、なんとなく生活費に余裕がなくなっていたり、家計収支が悪化していたりする世帯も多いものと思われる」と指摘している。なるほど、生活が苦しくなるワケだ。来年からの消費増税が加われば、このタイプの世帯は今後もほぼ同じペースで可処分所得が減る。16年時点で11年と比較して31万2200円(7.19%)の減少になるという。
 逆に、〈年収500万円の単身世帯〉は、もともと子ども手当や扶養控除がないため、この2年間の負担増は厚生年金の保険料引き上げぐらいだった。だから消費増税で一気に負担感が増す。16年時点の実質可処分所得(11年比)は17万9800円(4.56%)の減少だ。
〈年収240万円の年金夫婦世帯〉も、この2年間は介護保険料の改定分が負担増になっているくらいだったが、来年は大変だ。今年10月と来年4月に年金支給額が1%ずつ減額され、消費増税も上乗せされる。来年は今年と比べ、実質可処分所得が7万1300円(3.15%)減る。低年金者対策として、15年10月から年金生活者支援給付金が支給される見込みではあるが、消費増税分まではカバーできない。
→→いつのまにか負担が増えている。扶養控除廃止、子ども手当減少、復興増税円高や気候変化による食料品の高騰、今月からの電気代の値上げ。少子高齢社会だから、今後も社会保険料や健康保険料、介護保険料は上がっていく。一方で、毎月発表される所定内給与(残業代などを除いた額)は13カ月連続で減少している。可処分所得は減るばかりである。いかに今節税するのが、重要であり、まだまだフレ脱却は無理。

◆「野村克也 元監督に学ぶ『負けかたの極意 』」 http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130527/p1
<ポイント>
1. 「不思議の負け」なし「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と、私はよくいう。
 完全に負け試合だとあきらめていたところに勝利が転がり込んでくることは、ままある。つまり、勝ちには「不思議な勝ち」が存在するのである。
しかし負けには「不思議な負け」はない。(P.22)
2. 敗者が勝者と同じことをしていては勝ち目はない
 敗者が勝者と同じことをしていては勝ち目はない。これは鉄則である。私は決意した。「人の三倍、練習をしよう」と同時に、少しでも監督やコーチの目にとまる確率が高くなるよう、戦略を練った。当時の南海のレギュラーキャッチャーは、松井淳さんという人だった。松井さんはバッティングに難があった。そこで私は、まずはバッティングで注目を引こうと考えた。
3. あえて失敗させて気づかせる
 ヤクルトの監督だった頃に入団してきた高津臣吾投手は、野村監督からすると「並以下」。れならばと新しい球種シンカーを新たにマスターさせるも、本人はストレートに未練がある様子。そこで野村監督は、当時デビュー二試合目の松井秀喜さんと高津投手の対決場面、あえてストレートで勝負させる。「内角のストレートで勝負してみろ」私はキャッチャーの古田敦也を通じて、高津に指示を出した。(P.126)
4. 反省は5W1H + Why not?で
 ラドヤード・キップリングというイギリスの詩人がこう書いているのだという。「私は、六人の正直な召し使いを持っている。彼らはいつも、私の知りたいと思っていることを教えてくれる。彼らの名は『何を』『なぜ』『いつ』『どうやって』『どこで』そして『誰が』である。」ミスや失敗から学ぶにも、この「六人の召し使い」が欠かせない。たとえば、三振したとする。「いつ、どのような状況において」「どこで」「誰の」「どんなボールを」「どんなふうにして」「なぜ三振したのか」を明確にしておかなければ、反省のしようがない。ただし、それだけでは不足である。もうひとつ、「WHY NOT?」、すなわち「どうしてできなかったのか」を考えなければならない。さらに、「どうしてできなかったのか」を真剣に考えると、負けを活かすことができる。
5. つねに問題意識を持て
 「つねに問題意識を持て」これも私が選手に言い続けてきたことである。というのも、問題意識を持つことは、感じる力を磨くために必要なことであり、当然、失敗や負けを活かすためにも欠かせないからだ。ただいわれたことをやっているだけ、指示を待っているだけでは、それ以上の成長も進歩もない。みずからが問題意識を持ち、何がいけなかったのか考え、改善するための課題を掲げ、能動的に取り組まなければ、失敗を次に活かすことは不可能といってもいい。(P.159)

(8月2日生まれの偉人)
◆木下 順二(きのした じゅんじ、1914年(大正3年)8月2日 - 2006年(平成18年)10月30日)は、日本の劇作家、評論家。代表作に『夕鶴』がある。日本劇作家協会顧問。伯父は佐々醒雪(俳人、国文学者)。著名な進歩的文化人であった。
・『夕鶴』(ゆうづる)は、木下順二作の戯曲。「鶴女房」(内容は鶴の恩返し)を題材としている。初演は1949年(昭和24年)10月27日、場所は奈良県天理市の「天理教講堂」。木下が主催した劇団『ぶどうの会』が、主演山本安英で上演した。1965年より、山本安英の会として上演を続け、1949年〜1986年までの37年間に上演回数1037回を記録した。
 その物語は、与ひょうは、ある日罠にかかって苦しんでいた一羽の鶴を助けた。後日、与ひょうの家を「女房にしてくれ」と一人の女性つうが訪ねてくる。夫婦として暮らし始めたある日、つうは「織っている間は部屋を覗かないでほしい」と約束をして、素敵な織物を与ひょうに作って見せる。つうが織った布は、「鶴の千羽織」と呼ばれ、知り合いの運ずを介し高値で売られ、与ひょうにもお金が入ってくる。その噂を聞きつけた惣どが運ずと共に与ひょうをけしかけ、つうに何枚も布を織らせる。約束を破り惣どと運ず、更には与ひょうは、織っている姿を見てしまう。そこにあったのは、自らの羽を抜いては生地に織り込んでいく、文字通り"我が身を削って"織物をしている与ひょうが助けた鶴の姿だった。正体を見られたつうは、与ひょうの元を去り、傷ついた姿で空に帰っていくのだった。

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20120802