年の折り返しの日であり、ブログ連続640日達成。

◆年の折り返しの日
 一年のちょうど真ん中の日。平年は正午、閏年は午前0時がちょうど真ん中の時間となる。

ブログ連続640日達成。丁度9月で連続2年を迎えるとともに、連続700日を迎えそうだ。

◆『働き方はどう変わる〜“残業代ゼロ”の課題〜』(2014年7月1日放送 19:32 - 19:58 NHK総合クローズアップ現代 」より)
 現在の労働基準法では1日8時間週40時間が原則でありこれを超えると残業代が支払われるが、新たな制度では時間ではなく成果に応じた給料を支払う。現在は年収1000万以上など限定的だが将来制度の範囲が広がり長時間労働による過労死が増えるのではなどの懸念も上がっている。都内のIT企業で働く藤村能光さんは会社のウェブサイト製作を担当しており、給料は社員の成果と連動した独自の仕組みで決められている。藤村さんの上司の大槻幸夫さんは金額はその人の市場価値や社内の評価と合わせ経営陣と話して決めるという。藤村さんは時間や場所にとらわれず自分のやりたいことに応じて働けることはいいことであるとしている。大手外資系で働く原さんは成果で給料が決まり厳しいビジネスの世界だがとにかく楽しもうと心がけているという。日本経団連は少なくとも全労働者の1割ほどは適用を受けれるような労働時間制度にしてほしいとしている。これに対し古賀伸明会長は働くものの上に成長戦略を描くことは決して許せないと話した。
 日本労働組合総連合会の集会では年収や職種が限定されていても長時間労働を防ぐ仕組みが伴わなければ過労に陥る危険があるとしており古賀伸明会長は働くものの上に成長戦略を描くことは決して許せないとしている。会社から過剰な成果を求められ長時間労働に陥る人が増えており、ある20代の女性は深夜や休日も働くことを余儀なくされ3ヶ月後にはキーボードが打てなくなり休職した。
 スタジオでは裁量労働制で生じてしまう会社への貢献度と給与の不公平さをなくすため、社内で納得のいく賃金制度を適用したいという考えが企業側にあると話した。働く側の意見としては長時間労働健康被害の問題が多くある中、対策が明記されていないのは不安に思うのは当たり前であるとした。
 残業削減に取り組み始めた会社では、残業削減を要求すると受注が減ってもいいのかなどと厳しい声が挙がったという。社長は定期的に社員と話し合い改善すべきポイントを見つけ出し、経費処理や書類作成の方法を大幅に変え、でチーム全体の業績も向上すれば個人の給料も上がる仕組みも採用した。日本の会社にもこれまで固定給以外に歩合やボーナスといった成果主義の側面もあり、これからもこのような部分は残しつつ納得感があるような成果主義を導入していく必要があるとした。また高齢者が増える中生産性を上げていかなくてはならないため働きやすい職場を作り女性や高齢者も働けるようにしていくべきだとした。

◆『画期的アイデアが人気農産物を生む!』(2014年7月1日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京ガイアの夜明け 」より
 今年4月、愛媛・三崎でミカン農家の垣内さんが清見の収穫を行った。垣内さんは、清見の値崩れに頭を悩ませていた。20年前は約150円だったが、現在は約100円になっている。垣内さんの手取り額は1個当たり30円〜40円程度。経営悪化で三崎のミカン農家も半減した。さいたま市のコープみらいでは、春になると少し大きめのみかんが売り場にならぶ。品種開発が進んだことによる種類は増加したが、それらの出荷時期が重なることが値崩れの原因だという。愛媛・宇和島市にあるみかん研究所が、値崩れの現状を打開するために動き出した。主任研究員の井上さんは、みかんを長期保存させる技術を開発した。保存技術はカワラヨモギの液体を果実に塗り、特殊フィルムをかぶせて冷蔵保存するだけ。4カ月経っても処理された清見は水々しいままだった。JAにしうわではこの技術を試験的に導入。コープみらいでは、処理を施された清見が試験的に販売されていた。値段も競合品種がないため、一個当たり150円に値上げされていたが、客には好評で次々と売れていた。
 現在、農家の人口は年々減少を続けている。農作業が重労働であることが原因だが、それを解決するためのいちごの自動収穫ロボットなど、様々な取り組みがされている。ロボットトラクタという無人ラクタも、2016年の実用化に向けて開発が進んでいる。神奈川・伊勢原市で養豚をしている亀井さんを紹介。亀井さんは10年ほど前に配合飼料の値上がりによる経営難に悩まされていたという。経営難の他に後継者不足もあり、伊勢原市の養豚農家は次々と廃業した。40年前には約160戸の養豚農家があったが、現在は4戸しか残っていない。亀井さんは配合飼料から液体飼料に変えたことで飼料代が2分の1に減り、経営難を逃れた。液体飼料を開発したのは日本フードエコロジーセンターという会社。高橋社長は食品廃棄物に目を付け、液体飼料の開発に成功した。
 日本フードエコロジーセンターを取材。現在170以上の食品関連企業と契約しており、作りすぎや売れ残りの食品廃棄物を毎日30トン受け入れている。食品廃棄物は一般的には焼却処分されるが、日本フードエコロジーセンターはその費用より安い価格で引き取っているという。引き取られた食品廃棄物は破砕処理される。殺菌や乳酸発酵を経てリキッド発酵飼料が完成した。リキッド発酵飼料は、配合飼料の約半額で販売されている。神奈川・伊勢原市で養豚をしている亀井さんは、リキッド配合飼料を最初に導入した養豚農家だった。施設改修費に400万円かかったが、飼料費削減だけでなく、豚の肉質も良くなったため元はすぐに取れたという。「エコス TAIRAYA 中神店」ではリキッド配合飼料の豚肉が販売されている。他の豚肉より高値だったが人気商品となっている。揚葉という小料理屋では、リキッド配合飼料の豚肉を売りにしていた。リキッド配合飼料は配合飼料よりオレイン酸が高いため、美味しい豚肉になるという。小田急百貨店で、高橋社長と亀井さんがバイヤーと商談を行っていた。お中元商品に亀井さんの豚肉が使われることになったという。日本フードエコロジーセンターは現在15軒の養豚農家にリキッド配合飼料を提供しており、販路を広げるために山口・鶴岡市でも商談を行っている。
 有力ブランドがしのぎを削るいちご業界。群馬のやよいひめが新たなアイデアで勝負を挑んでいる。いちご業界は有力ブランドによる熾烈な競争にさらされている。かつてはシェア1位だった「女峰」も、「とよのか」や「とちおとめ」、「あまおう」など他品種の登場によりシェアを奪われた。2013年には236品種のいちごが販売されている。そんな中、群馬のやよいひめがある技術を使って差別化に乗り出している。群馬・板倉町のイチゴ農家である塩田さんを紹介。塩田さんはやよいひめを栽培。群馬県が2005年に品種登録した。塩田さんはJA邑落館林でやよいひめを1パック約290円で買い取ってもらっており、1か月で20万円以下の売上となっている。都内のスーパーではやよいひめは販売されておらず、知名度も低かった。しかし大田市場の卸売業者は「味に遜色はない」と評価。ブランド戦略に立ち遅れた結果、知名度の低さが課題となっている。塩田さんは余ったやよいひめをジャムにして販売している。群馬県では経営難と高齢化などもあり、イチゴの作付面積と農家戸数は減少し続けている。そんな中、群馬県農業技術センターの大海さんは、スーパーで販売されているドライフルーツの中にイチゴがないことに気付き、やよいひめでドライフルーツを作った。フリーズドライ製法ではなく乾燥機で試作を重ねたところ、1年かけてドライやよいひめを完成させた。実験の結果、断面がきれいというやよいひめの特徴を発見したという。大海さんは、群馬・前橋市でイチゴ農家に対してドライやよいひめの説明を行った。塩田さんは余ったやよいひめをジャムにして販売している。群馬県では経営難と高齢化などもあり、イチゴの作付面積と農家戸数は減少し続けている。そんな中、群馬県農業技術センターの大海さんは、スーパーで販売されているドライフルーツの中にイチゴがないことに気付き、やよいひめでドライフルーツを作った。フリーズドライ製法ではなく乾燥機で試作を重ねたところ、1年かけてドライやよいひめを完成させた。実験の結果、断面がきれいというやよいひめの特徴を発見したという。大海さんは、群馬・前橋市でイチゴ農家に対してドライやよいひめの説明を行った。イチゴ農家の塩田さんは、ドライやよいひめの製作に挑戦した。ドライやよいひめを考案した大海さんは、地元で人気の「レストラン ツカサ」を訪れ、ドライやよいひめを売り込んだ。オーナーシェフの森田さんはすぐに試食して、即興の料理を作った。大海さんは東京まで出向き、高級チョコレート店への販路拡大を模索した。大海さんは、ベルアメールという高級チョコレート店へ出向いた。大海さんはドライやよいひめを試食してもらった。社長の大平さんは、「チョコレートに酸味があう」と評価。即決で採用が決まった。ドライいちご自体を探していたという。その後、ベルアメールの工場ではドライやよいひめを使ったチョコレートの製造が始まった。フレーズフロマージュという商品が出来上がり、伊勢丹新宿店での販売が決まった。ブースの一番目立つ場所で扱われ、購入する客が次々と現れた。
 ⇒⇒⇒人口減少社会の中で、「強い農業を作っていくことが、今後の日本にとって大切なことなのかもしれない」と痛感した。そしてそのアイデア力の凄さに圧倒された。

(偉人記念館)
◆郷土文学館 石川達三記念室 http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/mt/02-m-ishikawa.htm http://www.acvb.or.jp/sightseeing/see_detail.html?id=262
 秋田市立中央図書館明徳館の中の文学館として「石川達三記念室」が設置されている。「秋田じんぶつ史」の中にとりあげられた石川達三の『蒼氓』(そうぼう)は、昭和文学史上の記念碑的作品と位置づけられている。この作品は第一回芥川賞に輝き、作者は華々しく文壇にデビューした。作品の大きな特色は、ブラジル移民を集団的手法で用いて描いた点とされている。これは従来の日本文学には前例の少ない手法であり、社会派作家としての出発点でもあった。以後、『深海魚』『日陰の村』『結婚の生態』『生きてゐる兵隊』『三代の矜恃』等の問題作を次々に発表し、芥川賞作家としては珍しく精力的な活動で文壇に揺るぎない地歩を築くのである。
竹内均の紹介
 科学をわかりやすく広めることに尽力した地球物理学者。「中学生が読んでもわかる科学雑誌」を目指し創刊された科学雑誌『Newton』の初代編集長。東京大学名誉教授、代々木ゼミナール札幌校校長なども務めた。トレードマークはふちの分厚いメガネで、世界的科学者ながらユーモアにあふれ子供に優しい人物だったという。『地震の科学』『地球の科学』をはじめ非常に多くの著作を残したことでも知られ、その数は約450冊にもなる。ちなみに作家・小松左京の傑作SF小説日本沈没』の原作執筆ブレーンを務めており、1973年公開の映画でも科学者役で出演していた。

<本の紹介>
・生きている兵隊 (中公文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4122034574

<今日のトラックバック
・93年当時、マレーシアは問題提起を自己規制した http://d.hatena.ne.jp/yasugoro_2012/20140701/1404172237

<昨年の今日>「値上げの夏!低価格をどう実現するか?」 再び「舞妓の言葉――京都花街、人育ての極意」からhttp://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130702/p1