「山岡鉄舟生誕180年記念 山岡鉄舟と江戸無血開城」展

◆「山岡鉄舟生誕180年記念 山岡鉄舟と江戸無血開城」展
 徳川幕府が置かれた江戸は、18世紀初頭に推定で100万の人口を抱えた世界有数の巨大都市でした。明治新政府はその都市基盤を引き継ぎ、江戸を新たな都・東京とした。このような江戸から東京への円滑な移行は、「江戸無血開城」といわれるように、江戸が戦禍を免れたことによって可能になったものである。この江戸無血開城に大きな役割を果たしたのが、山岡鉄舟でした。鳥羽・伏見の戦いに敗れて江戸に戻った前将軍・徳川慶喜の護衛にあたっていた鉄舟は、江戸に迫り来る新政府軍との交渉役を慶喜から依頼された。そして、新政府軍参謀の西郷隆盛駿府で会談し、徳川家の処遇や戦闘回避の条件について協議を行った。江戸無血開城といえば、勝海舟西郷隆盛の江戸での談判が有名ですが、鉄舟もまた、その実現に深く関わっていた。本展では、山岡鉄舟の生誕180年を記念して、その生涯に注目しながら、幕末・維新史のハイライトである江戸無血開城を振り返る。
・開催概要
 会期 2016年8月11日(木・祝)〜9月25日(日)
 会場 東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室

◆「伊藤晴雨 幽霊画」展
 伊藤晴雨(せいう)は、明治15年に浅草に生まれ、向島に育ち、本所で奉公人生活を送るうち、芝居小屋に出入りして看板絵描きとなった。25歳で新聞社に入社し、講談や小説の挿絵、演劇評を担当して評判を得、挿絵画家として認められた。時代考証や風俗研究を行うかたわら、30代半ば頃から責め絵を描くようになると、その名は一気に広まり、昭和36年に78歳で没するまで多様な制作を続けた。本展で展示する伊藤晴雨が描いた幽霊画は、落語家五代目柳家小さん(1915-2002)の手元に残された画幅です。山岡鉄舟ゆかりの禅寺で三遊亭圓朝の幽霊画コレクションでも名高い谷中・全生庵(ぜんしょうあん)に寄贈され、五代目柳家小さんコレクションと呼ばれています。歌舞伎や落語でおなじみの怪談の一場面、よく知られた妖怪などが、のびやかな線で描かれており、舞台芸術や演芸界とも関わりの深かった晴雨ならではの作品です。同時に、「この世のものではないもの」を描くことによって成し得た、晴雨の芸術的世界観の現れであろう。
・開催概要
 会期 2016年8月11日(木・祝)〜9月25日(日)
 会場 東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室

◆江戸と東京を学ぶ
 ①えどはくカルチャー 2016年09月29日(木) 14:00〜15:30 「江戸町人の食事情②ー日常の食と素材」
 ②えどはくカルチャー 2016年09月30日(金) 14:00〜15:30 「江戸のシェア③ー自治組織・・・「町(ちょう)」」

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◆リオ閉幕。4年後いよいよ東京でオリンピック。でもこれからパラリンピックがリオで開かれる。また感動を覚える。