若手社員に告げる「ビズネスマンの仕事十訓 」(樋口廣太郎)。「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」(田中久重)

 若手社員の参考になろう。自分こそ参考にしていきたい。
 元アサヒビール社長の樋口廣太郎の名言「仕事十訓」
1. 基本に忠実であれ。基本とは、困難に直面したとき、志を高く持ち初心を貫くこと、常に他人に対する思いやりの心を忘れないこと。
2. 口先や頭の中で商売をするな。心で商売をせよ。
3. 生きた金を使え。死に金を使うな。
4. 約束は守れ。守れないことは約束するな。
5. できることと、できないことをはっきりさせ、YES、NOを明確にせよ。
6. 期限のつかない仕事は「仕事」ではない。
7. 他人の悪口は言うな。他人の悪口が始まったら耳休みせよ。
8. 毎日の仕事をこなしていくとき、いま何をすることが一番大事かということを常に考えよ。
9. 最後までやりぬけるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。それは集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる。
10. 二人で同じ仕事をするな。お互いに相手がやってくれると思うから「抜け」ができる。一人であれば緊張感が高まり、集中力が生まれてよい仕事ができる。

<先人田中久重の言葉>
 ・「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就が  あるのである」・・・まさにモノづくりの精神ではないだろうか。

寺島実郎さんは語る。
・すべては時代認識。経営も個人も。情報感受性。
・2019年「経済の変調とリスクの顕在化」(ロンドンエコノミスト)。世界経済は3%台前半に減速。欧州減速(伊・仏・独・英国)。株価乱高下。トランプ当選からの根拠なき熱狂から24%ダウン。FRB長期金利を確実に上げてきた。日本は1%台と低迷。時価総額でパナ・東芝・日立の合10兆円未満、アップル100兆円の10分の1。IT7社(米中)。蛙飛び経済・夢に金がつく時代・データリズム。
・日本経済:勤労者可処分所得はピークの1997年49.7万円、2018年は42.4万円(1997年以降最低は2011年の42.0万円)。月7.4万円減・年間88.8万円。中間層の没落。家計消費支出(全国全世帯)は2000年から2018年対比で月335821円減、年40.3万減少。 衣料は37.7%減少。増加は通信・諸雑費・自動車関連など。減少はこづかい・交際費で計2万2千円減(月)・年24万円の減。仕送り金・教養・書籍なども減少。日本人は学ばなくなった、学べなくなった。内向・内向きの保守化。自画自賛番組の横行。海外渡航はずっと1700万人台、人数は600万人か。高齢者と若い女性中心で近場。壮年者は出張のみ。  
・20世紀の日本。人口4300万人から2008年に1.28億人と3倍。21世紀は2050年1億人、世紀末6000万人で半減する。世界人口は2倍になる。国道16号線沿いの団地。食と農との関わり。魂の基軸としての宗教がない。                    
・データから:教育支出は軒並み減少:仕送り金・教養娯楽用耐久財・書籍・授業料・教養娯楽サービス・教養娯楽用品・補習教育・教科書・学習参考教材)。一人当たりGDP(2018年予):シンガ6.1。香港4.8。日本4.0、2013水準世界25位。韓国3.2。台湾2.6。中国1.0。タイ0.7。世界GDPシェア:1820年日本3%、1988年16%、2018年6%。世界人口:2000年61億・2008年68億・2018年76億・2050年98億・2100年112億。