今週のお題「人生に影響を与えた1冊」2週目は「魚をさばく」です。
魚をさばく―築地魚河岸直伝 (生活実用シリーズ NHKまる得マガジンMOOK)
- 作者: 生田與克
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/02
- メディア: ムック
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それで、世の中色々あるのですけれど、地の利を活かすとか、どうせ、せっかく大きな魚屋さんの近くに住んでいるからには、魚を自分でさばけたら QoL 著しい影響があるのかと思い、自分でいろいろ出来るようになったのですが、これは本当に良かったことだと思います。上記の本ですが、DVDつきで勘所を動画で見られるのと、生田さんはじめスタッフのあふれる生業への愛みたいなのが好きです。
実は議論や注目すべきポイントはみんなが見ている前か後にあることが多い
どうも仕事でも人生でも大きく重要なことはふたつあるように最近は感じています。
ひとつはドラッカー先生然りなのですが、普通にやったらいいことを意外とみんなやっていないということがあると思っています。しがらみ、慣習、などなど、いろいろ理由はありますが、意外と普通にやったらいいことが意外と出来ないというのが意外と問題なのかとか思っています。私もはてなダイアリーとか書いてないでもっとコードとか書いた方が良いのかなと思うことがあります...ぐふっ...。
もうひとつが、みんなが注目しがちなところの前と後に本質が隠れてることが結構あると思います。おなじクックパッドのレシピなんかで、例えば同じ価格だとしても、たとえばお肉屋さんで買ってきた豚バラがグラム100円とスーパーのセールで買ってきた豚バラがグラム100円と結構違いますし、さっきマルから切った魚でつくったお惣菜と、切り身で買ってきてつくったお惣菜とが違うみたいなことありますし、出来たらすぐ食べるのと、出来て放置してから食べるで、印象が全然変わることがあります。
あとは、ちょっとの工夫やちょっとのスキルを身につけることで生活が劇的に良くなることがあって、努力や工夫のしどころについてはよく考えましょうね... みたいなことを思い知ったりもしたので、そのあたりについて示唆的な本というのは短い人生においてとりわけありがたかったりもします。課外授業 ようこそ先輩 為末大の回が気がふれるほどよくてスリッパで走った。 - くるえるはてなくしょん も感動的でしたし日本人の足を速くする(新潮新書)を筆頭に為末大先生の考え方はいろいろと視野を広げるにあたってありがたいわけですが、そういうことは良くあると思っています。
本を読むのは
結局、一度では短くて足りない人生をどうにかしてくれる助けなのだと最近は考えます。
では、良い人生を
短いですけど。